黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

少し音の力を借りて

2012年09月26日 23時22分04秒 | Weblog
9月26日分。

 毎度。上司から残業時間を今月は削れとの指示はあったものの、それで実際に削れるなら苦労はないわけでして。幽霊です。実際問題として、仕事量が多すぎて削れませんで。ま、予想通り今月もギリギリか、実際には何時間か超過した分を来月に回すか、その辺りになるでしょう。どうせ来月は超過が既に確定しているんだから、来月に混ぜ込んでしまっても問題は無い、筈。トータルで見りゃウソはついてない。
 ……ということを考えなければいけない時点で、やっぱり何か間違っている気はします。はっきり自分で言ってしまいますが、今の仕事については、上司が私にこれを回してきた理由は、私の昇進や評価のためではありません。単に、他の人員配置の都合で、私しか動かせなかっただけの話。従って、そも私が希望して今の仕事へ移ったわけではない。職場上長からの業務命令だからやっているだけで、それ以上でも以下でもありません。であるが故に、やっぱこの状態おかしいだろ、という疑念は尽きないわけでして、と。
 まあ本意通りの仕事ばかりできるわけもありませんが、そこを差し引いて考えたとしても、おかしいだろコレと思うことが多々。具体的には書きません。が、一応他人に対しては割と寛容(というか基本無関心なので寛容に見えるだけ)の私でも、背後から思い切りどつき飛ばしてやろうかと思うことがある、とだけ書いておきます。怒気やら恨みやらというより、半ばもう呆れに近くなってますけれども。苛々するのも通り越して、徒労感が積み重なる今日この頃……。やれやれ。
 残業ばかり増えて手取りは少し増えたにしても、こういう増え方は一番良くありません。しょせんはあぶく銭、手元に残らないのです。実際、残ってませんしね。自転車に散財してしまうから。そこでバッと使って気張らしするくらいでないと、身体はともかくメンタルが保ちません。元々メンタルに欠陥を抱え込んでいるようなものですし、だましだましやるのも地味に大変なのですよ、ホント。

 まあそういう事情もあって、割と昔から、意識的にせよ無意識にせよ、気分をごまかす方策を打ったりはしています。ゲームに延々のめり込むのも、一時的に現実逃避して立て直しを図っていた部分があるだろうし、今のロードバイクも、以前のクロスバイクも似たようなものです。ロードに乗る時間が増えて、ゲームやる時間がもっそり減りましたが、費やしているトータルの時間自体は、実は両方足したら差し引きゼロなんじゃないかな? と推測しています。残業に時間を相当喰われているので、現状だとマイナスなんですけどね。
 ここのところ頼る頻度が高いのは、音楽。ロードバイクも結構頼りになる手段ではあるのですが、いかんせん天気の都合で動けなくなることもあるし、何よりかなり時間と体力を喰います。平日にそうそう使える手段ではないわけで。となると、短時間の内に気分を少しでも「操作」できる手段として、音楽というのはかなり優秀な存在です。
 職場で私だけが残ってまだ一時間以上残業、なんて状況が最近よく発生するので、そういうときは持ち込んでいるMP3プレーヤで音楽を聞き流しながら作業をしています。さすがに、他に人がいるときには使えない手ですが……。かなり頭を回して、熟考して判断を下さないといけないような仕事には向かない方法でもありますが、私の今の仕事というのは、基本毎月ある程度の型が決まっていて、それを毎月なぞって手数を重ねるタイプの仕事です。よって、ゲーム的な表現をすれば思いっきり「作業プレイ」の連続であり、こういうときに音楽を聞き流しながらだと気が楽です。
 真面目に延々一人で手数稼ぎの仕事を夜遅くまでやっていると、気が滅入ってきます。これが悪化してくると、私の場合はメンタルをかなり直撃するため、後々体調にまで影響が及びますし。少しでもメンタルへの被害を軽減できる手段としては、音楽は結構有効だったりします。これはまあ人によるところでしょうが、私自身は割と前々から使う手ではあります。
 聴くものはそれこそ日によってまちまちですが、どのみちMP3にはお気に入りの曲を絞って入れてあるだけなので、馴染みのある曲ばかり。こういうときに、新規性は求めません。昔から、新規性を求めたり新しいものを取り入れようとするよりは、馴染みのあるもの、少数の気に入ったものを繰り返し繰り返し読んで聴いての傾向があります。その方が自分の内側に籠もっていられるからかな、とそんなことを思ってみたり。

 余談ですが、クロスバイク・ロードバイクと自転車についても、運動するのが好きというよりは、これもまた自分の内側をじっと見るような感覚だから好むという部分が多くを占めているだろうと思っています。何十キロかを乗り続ける三時間四時間五時間を、ずっと一人で、ほとんど黙ったままペダルを漕ぎ続ける「作業」ですしね。
 そういう意味で、ロードレースには向かない性分ですが、ロードバイクに乗って延々一人で走るというのには向いた性分です。集団走行で競うようなレースには向かないでしょうが、黙々と自分のペースで距離を積み上げるタイプのエンデューロにはやや向いている、かも。まあそもそも、他人と競えるレベルには全く到達していないので、そういったレースイベントに出ること自体が無謀というレベルなのですけれども。まあ、多分この先もレースイベントにはほとんど縁がないんじゃないかな、と思います。好きに走れるなら、それで良いので。

 ではでは。ひゅう、どろん。