黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

東京シティサイクリング再試走(超長文)

2012年09月16日 22時11分04秒 | 自転車
9月16日分。

 毎度。ちょっと前に、今年の東京シティサイクリングのコースを試走したのですが、前回はあちこち迷子になってしまってろくなことになりませんで。幽霊です。ということなので、さすがにあのままボロボロでは悔しいので、もう一度コース全体を通して走ってきました。ついでに、当日の受付時間なども考えて、ほぼ当日と同じ時間帯条件で出発することに。……前回は寝坊しましたしね。
 まあ、実際にはコース試走はほとんど口実で、その真相は新しいホイールのシェイクダウンです。昨日の十数キロと、その後に実は夜に十キロくらい走ったものの、ある程度距離をこなさないと何とも言えない、ということで。まとまって八十キロくらい走れば、何かしら感じるのでは、ということでの走行でした。
 今日は非常に珍しく、写真盛りだくさんでお送り致します。なお、写真サイズがいつも通り小さめなのはご了承下さい。アングルとか構図とかが完全に「日の丸」になっているのも、ご勘弁を……写真苦手なんです。といった辺りをご了解いただいた上で、コース試走をもう一度、一通り。



 スタート地点は前回と当然ながら同一で、東京都庁前。今日は午前7時50前後の現地到着になりました。当日も私は午前8時30分スタートの組みなので、このくらいの時間に到着していれば間に合う……筈。現地まで自走する必要があるので、自宅の出発がこの一時間以上前でして、今日も眠いこと眠いこと。



 んで、我が家のお嬢様ことピナレロの「FP QUATTRO」の、今現在のお姿です。ハンドル近辺にGPSナビ+サイクルコンピュータのガーミン「Edge800J」と、夜間走行に合わせてハイパワータイプのライトでレザインの「POWER DRIVE」を。サドルはPROの「ターニックス カーボン」の方で、ホイールが昨日書いた通りにイーストンの「EA90 SLX」と、ぶっちゃけ私本人のスペックから考えたら過剰スペック状態になっております。良いんです、機材に当人の不足を補ってもらうんです。
 ここまでガチガチ替えていくと、「お嬢様」と呼ぶにはちょっとイカツイ気もしますが……まあもう当人の中で、お嬢様と通称するのが定着してしまったので、このままお嬢様呼ばわりにします。



 ……とまあ、ふざけてのろけるのはこの辺りまでにして。スタート地点の、スタートする方向を向いての道はこんな感じです。この近辺にずらーっと出発グループが並び、前から順に走り出す形になる、筈。ただ、この先すぐに信号があって左折、更に左折した先で一つ信号を飛ばして二つめの信号で再度左折という連続での方向転換と信号待ちが発生するため、スタート直後は間違いなく参加者が渋滞します。接触転倒が一番危ない箇所が、ここですね。



 左折二回の後は、代々木公園方面へ向けてしばし直進です。この辺りは、直進のちょうど中間地点で甲州街道と交差するところです。この先、参宮橋を抜けた後くらいから、代々木公園内に入り込むまでは、前回も書いたとおりで路面状態があまり芳しくありません。道もやや下り気味で速度が上がりやすいため、クラックなどにタイヤを取られてのパンクに注意が必要かも知れません。



 代々木公園には入れそうな箇所がいくつかあるのですが、園内への突入は「代々木公園西門前」の信号からです。園内に入ってすぐ、写真の通りで上り坂があり、坂の後で右折してサイクリングコースに合流することになります。ただ、このサイクリングコースは本来ランニングなど禁止という表示になってはいますが、普通に歩行者がかなりいるので、園内はめいっぱい徐行して走る必要があります。
 ここまでだとまだあまり参加者もばらけていないでしょうし、他の参加者、園内の歩行者が入り乱れての走行になると予想されます。衝突に充分気をつけましょう。

 代々木公園を抜けると、明治神宮を背にして、表参道の下り坂へ向かうルートに入りますが……。道中、車との接触が一番怖いのが表参道近辺から、根津美術館近辺までかと思います。自転車は基本、車道の一番左側の車線を走ることになるのですが、表参道ではこの左側の車線に路駐が大量にいます。実質、ほとんど一番左側車線を走れないため、車が通っているラインへ割り込んで路駐を避ける必要性に迫られるわけです。
 歩行者の車道横断はあまり起こりませんが、荷物の積みおろしをしている人が車道にちらほらいるため、これに注意して避ける必要性もあります。加えて、表参道の入り口は下り坂ですが、下りが終わると結構長い上り坂に変わってしまうため、なかなかキツイ箇所になります。しかも、上り坂を走りながら路駐を避ける必要性に迫られるため、道中では一番神経を使う場所になるでしょう。
 表参道駅のある大きな交差点を抜けると、ここから根津美術館まで進み、左方向へ進んで青山墓地を抜けるコースになります。表参道の交差点から美術館までは道がやや狭く、その割にここも荷物の積みおろしをするトラックなどを見かけました。



 青山墓地を抜けていくと、行く手にトンネルが見えてきますが、ルートはこのトンネルの手前で左折です。ちょうど、写真でトンネル手前に左への道がちょっと見えていますが、そちらの方へ走行するわけですね。左折した先が下り坂で、日本学術会議前を右折し、六本木トンネルのすぐ左側にある……あれも一応トンネル? の方を通ります。六本木トンネル本体の方は、自転車走行禁止となっているので突っ込まないように。
 正解ルート側を抜ければ信号に行き当たるので、これを左折。左折した先に今度はカーブしながらの上り坂が待っており、坂を登り切った辺りで国立新美術館の入り口が見えてきます。



 この坂と、国立新美術館辺りの路面はかなり劣悪なので、ここもパンクなどに気をつけましょう。新美術館を抜けた先、交差点を直進してホテルの合間を縫うような道に入ります。本当にここに入り込んで走るの? というルートなんですが、ちゃんとホテルの向こうへ抜けられるようになっているので大丈夫です。
 やや狭い道を抜けて行くと、大きな通りに行き当たります。これが六本木通りで、「溜池」の大交差点までは六本木通りを走行していきます。



 ご覧の通り、かなり大きな通りでの車道走行になりますので、自動車の挙動に注意しましょう。加えて、ここもたまに荷物の積みおろしトラックがいる他、タクシーやバスが前を塞いでしまうことがあるので、側面後方の自動車だけでなく、目の前の自動車にも充分に注意を。バスの後ろについてしまった場合には、車間距離を取ってバス停での停車に備える方が良いでしょう。
 溜池の交差点は、多分ですが、当日の誘導では横断歩道を通るように指示されるのではないかな、と思います。非常に大きな交差点ですし、右折になるため、自転車は二段階右折が必要。かつ、溜池の交差点だと右折する車は右側の方にある右折レーンに入るようなので、自転車でそっちのレーンには入れないのです。
 溜池の交差点を右折したら、外堀通りを少し通って、虎ノ門でもう一度右折。恐らくここも横断歩道での二段階かな? 右折の後は、桜田通りをまっすぐ南下して飯坂まで。飯坂で左折すれば、東京タワーが見える筈で、この東京タワーのすぐそばが一回目のエイドポイントの機械振興会館です。ただ、機械振興会館へ入る手前に結構急な上り坂があります。
 公式サイトからリンクされている、ルートラボの地図で、高低差の表が出ているかと思います。この高低差の表中、10kmの箇所で突発的にニョキっとはえている角が、ちょうどここです。振興会館から抜けた直後に、これまたかなり急な下り坂が来るので、上がって下がる角がはえているわけですね。なお、この下り坂は、うちの105コンポのブレーキでもかなり引かないと止まらないくらい急な坂なので、軽快車での参加の方はかなりブレーキを思いっきり引くことになるかも知れません。





 タワーから離れて下り坂を抜けた後は、御成門を抜けて臨海部、ビッグサイト方面へ向かっていきます。ここで間違えやすいのは、浜松町一丁目の交差点について。第一京浜の広い通りからずれているルートなのですが、これで確かに合っています。浜松町一丁目の交差点は「直進」して、そのすぐ向こうの脇道を通ろうということのようです。この左折箇所は信号が無いので、注意。
 次いで右折の目印になるファミマですが、若干目立ちにくいことと、ここもまた信号がありません。ただ、一応は横断歩道が設けられた交差点にはなっているので、どのみち一旦止まるか減速するかは強いられますから、その間にファミマを探すことになるかも。多分、誘導の人がここにいるとは思うのですけれども……。
 ココこそ写真を撮っておくべきだったんですが、人が結構いたのと、タイミング的にさっさと渡れ的な状況だったため、そのまま通り抜けてしまいました。ゴメンナサイ。ただ、グーグルマップのストリートビューにはちゃんとこの場所もデータがありますので、そちらでご確認いただけるかとは思います。実際、今ちゃんとストリートビューを確かめましたので、確実に場所の画像はあります。
 ……というか、東京シティサイクリングの今回のルートは、代々木公園内まで含めて、全行程の画像がストリートビューにありました。昨日、それを見ながらルート再確認もしましたので。うちの写真、要らなくね?

 まあ、気を取り直して。山手線をくぐって、ゆりかもめの下に出た後、「汐留」の交差点を右折して、ここからいよいよビッグサイトまでの長い一直線に近づいていきます。ただ、この汐留の交差点も右折が難しそうな道でした。私自身はこの間の走行や、親父様と車に乗って道を確認していたときとで状況を知っていたので、最初から歩道へ上がって走っていたのですが……。当日、どういったルート誘導になるかが正直分かりません。どうするんだろうなぁ、ここは……。
 また、「汐先橋」近辺がまだ水道か何かの工事中らしく、路面状態はあまり芳しくありません。前回走ったときはついたてまであって視界がふさがれていたのですが、今日は既についたては取り払われていたため、視界は確保できていました。迷路気分にはならなくて済みそうです。
 汐先橋を抜けた先は、新大橋通りを通って「築地四丁目」まで進み、そこで右折。右折した先が、今回のルートの最難関箇所となります。道の難しさではなくて、体力的な意味で。



 写真は、勝どき橋の脇から。勝どき橋のすぐ手前に、ちょっと空いているスペースがありまして、そこで一旦足を休めながら一枚撮ったものです。個人的な意見ではありますが、ビッグサイトまでの一直線に入ってしまう前に、ここらでちょっと足を休めておく方が良いかもしれません。また、この先はしばらくコンビニや自動販売機も無いような道になるので、ここより前に飲料・食料に不安がある場合は調達しておくことをお勧めします。ホントに、ビッグサイトの先まで補給がほぼ出来ません。
 ルートとしては、ただひたすらに晴海通りをまっすぐ、まーっすぐに「東京ビッグサイト東」の信号で道が切れるまで直進するだけです。それだけではあるんですが、その途中何度も運河を橋で上って下って越えていくことになるため、連続してアップダウンが続きます。ルートラボの高低表では大したことないように見えるのですが、ここが一番地味に辛いところだと、前回も今回も感じました。
 今日は幸いにしてあまり向かい風に煽られずに済みましたが、ここで向かい風に当たってしまうともう最悪でしょうね。ついでにもう一つ、絶望を差し上げます。



 この写真は……えーと、どこだっけ。まあいいや、勝どき橋よりもう少し先の、運河越えの橋のどれかから撮影したものです。向こうの方にうっすらスカイツリーが写っているのが見えますか? ここから先、ビッグサイトまでまっすぐぶち抜いてから、あのスカイツリーの足下まで行くのです。そして、スカイツリーの足下からゴール地点までは、まだ10km以上残っているってわけです。……どうです? なかなかのもんでしょう。



 さて、運河越えのアップダウンアップで脚を削られた先、たどり着けたならばビッグサイト前まで到着します。カンカンに晴れの天気だった場合、この近辺は日陰になるものが何も無いため、信号待ちでかなり暑いかも。ここまでの直線がかなり長い上に、先にも書いたとおりで自販機すら無いコースになっているため、繰り返しますが水分は勝どき橋前で補給しておくことをお勧めします。暑い日になった場合なら、なおさらに。

 ちなみに。ビッグサイトと言えば、やっぱり……。



 こっちのイメージですよね? ただ、この構図での写真は、コース通りに走っていると撮影できません。ここ、通らないんですよ。この構図は、ルート上だと「東京ビッグサイト前」で右折した先、「有明駅前」より手前にあるイーストプロムナードという場所辺りからの撮影です。何でそんなところに入り込んでいるのかと言えば、ここに自販機・マック・コンビニがあるからですね。
 勝どき橋から先でかなり消耗している筈ですので、ちょうどいい立地条件に補給ポイントがあるわけですし、休憩ポイントに使わない手はありません。実際、前回も今回も、ここまで来るのにかなり疲れてしまったので、ここで小休止をとってました。意外とここから墨田区役所までも長いので、一息入れておく方が良いんじゃないかな、と思います。

 ビッグサイトに背を向けて、ここからちょっとの間はゆりかもめの足下を走ります。市場前、新豊洲、豊洲の駅をそれぞれ道なりまっすぐに抜けていき、道が行き当たるまで進みます。私は何を思ったか、この間は豊洲の交差点で左折してしまって、うっかり月島→銀座→東京駅まで行ってしまったという間抜けをやらかしました……。何でそこで曲がったし、自分。
 間違って途中で曲がったりせず、道が終わるまでまっすぐ行って、左方向へ。その先は、ルートラボによればエネオスとサンクスのあるところで右折となっているのですが、このサンクスが無くなっていました。ただ、エネオスはあるので、そこを目印に曲がる必要があります。逆に、サンクスを探そうとすると「あれ? 無い……」となってしまうので、気をつけましょう。また、ここまででもまた運河越えが何回かあるので、またアップダウンアップが来ます。脚がー。
 この辺りでもう一つ気になるのが、三ツ目通りを交差して直進していく部分です。この箇所、自転車の走るべき一番左側の車線は、左折専用レーンで分岐してしまっています。直進のレーンは右側に行ってしまい、左折レーン側には向こうへ行ける横断歩道もありませんでした。前回、今回ともここでどーすりゃ良いんだと迷った箇所で、どちらも結局、歩道橋を自転車担いで渡ってクリアしています。車体の軽いロードバイクだから出来る芸当ですが、当日どうやって誘導するんだろう?

 その先、すき屋、セブンイレブン、サンクスの目印は健在で、車両基地が見えてきたら「深川八中南」の信号で左折します。どっこい、この「深川八中南」の信号、看板が無かったような気がします。もしくは、あったんだけど凄く見づらい位置にあったか、のどちらか。ちょっと記憶がはっきりしないのですが、これじゃワカランだろと思ったことだけは覚えていますので……。
 目印としては、セブンイレブンが左側、サンクスがその後右側に見えて、車両基地が右手に見えたら、もうすぐそこの信号が左折です。曲がった先が正しければ、すぐ右手前方に薄黄色っぽい校舎の深川第八中学校が見える筈で、更にその先で運河をもう一度越えます。
 運河を越えて下った先辺りからは、生活道路的な道をスカイツリーへ向けて北上していくことになります。この直線がまた、長い……。ルート上で見ると、何気に勝どき橋からビッグサイトの直線よりも長いという見た目です。ただ、あっちはアップダウンがかなり多く、直線距離より実感としては厳しめですけれども。
 ただ、こっちはこっちで、バスが通っていたり、生活道路の趣が強いせいか住民が車道横断をしてきたりということが結構あるので、そこには注意が必要です。ここまでがあまり歩行者の強行横断の無さそうな道ばかりだったこと、ここまでの道中で結構疲れているであろうことから、それなりに気を配っていないと接触が起こってしまうかもしれません。まあ、かっ飛ばして走らなければ大丈夫な筈。
 なお、道順としては、スカイツリーの足下までひたすらまっすぐというシンプルさなので、迷う心配は無いものと思われます。ただ、今日はスカイツリーの近辺からお祭りの御神輿があちこち練り歩いていて、その後ろにつかまってしまいました。



 ということで、お祭りの気配と、かなり近くまで来たスカイツリーの一枚。ちなみに、実際にはこの一枚、スカイツリーを通り過ぎたあと、墨田区役所近辺から撮ってます。
 スカイツリーの足下、お店の集まっている複合施設のすぐ脇まで来たら、ちょっと脇道っぽいところなのですが、左折。東武伊勢崎線の高架をくぐって、そのまま伊勢崎線の高架をすぐ左手に見ながら道なりに進んでいきます。本当に裏道という感じなのですが……ここも一応、正規ルートなのですよねぇ。進んでいくと突き当たって右左折どちらかを強いられる場所まで来るので、これは左折。さっきくぐった伊勢崎線の高架をまたくぐって、最初に来る信号を今度は右折。日産のパーツを扱っているらしい会社さんの右脇を通れば、墨田区役所へ出ます。



 ということで、墨田区役所を首都高の高架下から一枚。区役所のどこがエイドポイントになっているのかが分からないのですが、とりあえず私は堤防の方まで行って、そこで前回・今回とも休憩しておりました。
 墨田区役所が、実質ルート上で最後の休憩ポイントと思った方が良いかもしれません。ここから先は、あまり休憩に適していそうな公園などに隣接しておらず、座り込んで十分十五分の休憩を遠慮無く取れそうな場所というのが見あたりません。まとまって休むのであれば、ここのエイドポイントにしておくべきでしょう。ゴールまではまだ距離が残っていますし、ルート終盤、ゴール手前にまたちょっとキツイ箇所が残っているので、脚をなるべく休めましょう。

 区役所を出発すると、しばらくは裏道・一時的に清澄通り・また裏道と経由しつつ、首都高を右手に見ながら両国まで突き進んでいきます。とりあえず、国技館の前を通るまでは橋は渡らないと覚えておけば、うっかり川の向こうへ行ってしまうということは無いかと。この辺りはあまり目印になる物が無いのですが、国技館まで来ればのぼりが立っているので、これだけはハッキリ目立つので分かるはずです。
 国技館を右手に見つつ進行、総武本線の高架をくぐって直進した先は、道が突き当たっているので右左折を強いられます。ここを右折して、京葉道路に合流、両国橋を渡って、橋のすぐ先にある信号で今度は左折です。何やらまた変な道だなーと心配になるのですが、これもこれで正規ルート。また首都高の高架に接近してきたところで、道は右方向へ曲がっていって、ここからは皇居のお堀に行き当たるまで道なり直進となります。
 やっと都心部へまた戻ってきた……という安心感というか、感慨というかがわき起こってきそうな道でした。



 前回は夕暮れくらいになっていて気が付かなかったのですが、日本橋の三越前も通ります。三越の前を過ぎる辺りだと、皇居までの直線ルートを既に半分以上来たという目印ですね。特に走りにくいということもなく、道に迷う心配も無い箇所ですし、ようやくまともなところまで戻ってきた……という安心感もあってそこそこ気持ちよく走れるかも。そこまで体力が残っていれば、ですが。



 ハイソなオフィス街を抜けて、皇居のお堀に行き当たれば、そこからちょっとの間はパレスサイクリングのコースです。当日も自転車のために解放されている筈なので、全区間中、ここが一番快適に走れる箇所になります。ただ、この先で最後の方に長い坂が待っているので、脚をここで使い切ってしまわないように。……あ、そうか。上で墨田区役所がラストの休憩ポイントと書いてしまいましたが、パレスサイクリングのコース沿いに公園がずっと続いているので、この辺りでも休憩は充分取れますね。
 パレスサイクリングをまっすぐ快適に走った後、「祝田橋」の交差点で名残惜しくも快適区間に別れを告げて右折。「桜田門」の信号近辺で、警視庁の制服来た人達におっかなびっくりな気分を若干味わいつつ、左前方へ、警視庁の脇を通っていきます。「国会前」を左方向へ進み、六本木通りに乗ります。六本木通りを進んでいけば、行きの前半に渡った「溜池」の大交差点にまた行き当たることになります。ルートマップ上、ルートが一回だけ交差している箇所がコレです。
 なお、桜田門近辺から「財務省上」までは上り坂で、その先もまた登り基調のレイアウトとなります。パレスサイクリングで気持ちよくなりすぎて飛ばすと、この坂と終盤の坂で脚にトドメをさすかもしれません。

 六本木通りを抜け、「溜池」の大交差点を右折したら……外堀通りを通って「赤坂見附」まで抜け、左折して青山通りに進入して赤坂御用地を右手にずっと見ながらまっすぐ、そして「青山一丁目」で右折すれば、ゴールの明治神宮外苑の野球場脇まで残すところわずか。青山通りをクリアしてしまえば、もうゴールは確定です。
 ……が、この最後の「赤坂見附」近辺と青山通りがくせもので。ルートラボの高低表の一番終わり際、40km近辺からぐわっと盛り上がる上り坂が、ちょうどこの辺りなのです。39.8km地点での標高が10.0mですが、ここから2km進まないうちに20m程度の標高を稼ぐことになります。斜度としてはせいぜい1.1%とかそんな程度なのですが、最終盤に道中で一番長くてシンドイ上りが入るというのは、何の恨みがあるのかね……? まあ、毎回最後はこのルートのようなので、仕方がないのでしょうが。
 パーセンテージとしては全然大したことがないんですが、私のような「にわか」が走るには、終盤だと結構辛いものがあります。何せ、上り区間が1km以上は続くということですから。まあでも、ここさえ何とか耐えきれば、ゴールです。



 ……ということで、お疲れ様でした。ゴール地点です。何だか写真が晴れていたり曇っていたりで、何だか別の日に撮影したように見えますが、全部同一日に撮影しています。今日、天気がすごく不安定だったもので。何せ、帰りには雨にしばらく降られたり、かなり強く降ってきたタイミングがあって雨宿りして避けたりしたくらいです。
 今日のタイムテーブルは、大体ですが以下の通りでした。

 ・06:50 自宅出発
 ・07:50 都庁前到着
 ・07:55 都庁前出発、コース試走開始
 ・代々木公園で途中10分程度休憩、機械振興会館では休憩なし
 ・09:40 ビッグサイト前(有明駅前)到着
 ・イーストプロムナード近辺で15分程度休憩
 ・09:55 再出発してコース復帰
 ・10:55 墨田区役所到着(到着間際で御輿につかまって大幅減速)
 ・墨田区役所で10分休憩
 ・11:05 再出発してコース復帰
 ・12:00 ゴール地点到着
 ・12:20 自宅へ向けて出発
 ・14:00 自宅到着

 帰りに行きの倍の時間がかかっているのは、雨で減速を強いられたこと、雨宿りでしばらく時間をロスしたことと、体力切れと脚の売り切れで速度が伸びなかったことによります。大まかに計算して、行きの都庁までで20kmの距離、コース全体が43km、また帰りが20kmなので、トータル83kmです。私の貧脚だと、さすがに80kmは保たないわけでして……。
 あくまで参考としてですが、せいぜい24km/h程度巡航のにわかロード乗りが、まとまった食事休憩をとらずに、数回の小休止程度で走って四時間前後かかった計算ですね。08:30スタート組みなら、定刻通り出発だとして12:30の到着見込み。道中、特にスタート時のごたごたを考慮しても、13:00前後にコースを走りきれる筈。途中に一時間の食事休憩を挟んだとしても14:00ですから、ゴール最終時刻の15:00まではまだ一時間の猶予がある計算です。
 なお、巡航24km/hと書きましたが、実際には信号待ちの時間がかなりある他、路面の状態やら他の自動車との兼ね合いやらもあって、巡航速度が維持できる場面はあまりありません。そも、速度を競うイベントではないので、速度自慢は意味がありませんしね。
 ただ、ロードバイクで走っても四時間かかることから、走行性能の劣る車体で走る場合、これより更に時間が掛かる可能性があります。時間内完走を目指すという方は、この辺りを念頭に入れておく必要があるかも知れません。……ただ、40km程度のコースを走るわけなので、大体の参加者はロードバイクなりクロスバイクなり、スポーツ自転車での参加かとは思いますが。

 ということで、ここまで延々と読んで下さった方、本当にお疲れ様でした。とばし読みされた方、それで正解です。ホイールの話とか、その辺の話はまた明日に回すことにして、今日はこれで切り上げます。書く方も疲れてしまったので……。

 ではでは。ひゅう、どろん。