つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

エッセイ 高血圧

2023-10-21 10:21:54 | 楽しい仲間
      エッセイ 高血圧 課題【安心・不安】 2019.4.26  

       先生の講評……夫の人柄がよく出ている。臆病、面倒くさがり屋、対面を少し気にする。
                つまり全国のお父さん。共感を呼ぶ。表現の背後に筆者の優しさがにじみ出ている。

       つつじのつぶやき……4年前の作品ですが、今もって同じ状態です。

  夫は長い間、高血圧等の薬を飲んでいる。
  きっかけは痛風になって受診した。
  その結果、生活習慣病と言われる数値が引っかかった。
  従来から、カロリーの高い脂っこいものが好きだった。
  三年程の単身赴任の間、ブレーキをかける人がいない生活は、
  好きな物を沢山食べ、お酒も飲んだらしい。
  ある時、痛風になった。
  痛風と言う通り、風が吹いても痛いとか。
  その痛さに少しは反省したと思うが、長い間の過食は
  そう簡単には治らず、 
  自宅に帰ってきてからも何度か痛風が出た。
  会社は休めず、サンダルやスニーカーで出勤していた。

  市内の大きな病院で色々な検査をしたが、
  数値は殆ど問題有りだった。
  私も呼ばれ、医師から生活習慣を見直すこと、
  特に食事の事をきつく言われた。
  夫は食事制限の話を聞きたくないのか、栄養士との個人面談を
  避け、私が一人で聞いた。
  カロリーブックから食べる量を割り出して、食卓に並べる。
  カロリーの多いものを避け、普段の食事を、
  少な目にすればいいと分った。
  只甘いものが好き、と言うのは厄介だった。
  会社の帰り、ショーウインドウに並んだお菓子を、
  「君に」と言って買ってくる。
  私は余り間食をしないから、結局は夫が食べる。
  折角のカロリー制限がオーバーする。
  長い間、「食べ過ぎよ」、「もうお菓子は止した方が」と、
  せめぎあいの口論をしてきた。
  最近は落ち着いた食事をしているが、高血圧は中々治らない。
  医者からは、朝の血圧を測ってノートに書きこむ様
  以前は布団の中で測っていたが、今はトイレを済ませ、
  椅子に座って測る。
  この状態で測ると、高い数値になるとブツブツ言っている。
  高いと反対の腕に血圧計を巻き、少ない数値を
  ノートに書き込む。
  どうもお医者さんに、気に入られたい様だ。


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