高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石鹸屋便り 6月30日記

2016-07-20 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。

8月は、全国的にシャボン玉月間ですので、
八坂石鹸も参加、石けんを割り引いて、販売しています。

その時、粉石けん3kg レモン2kg、液体(リサイクル・バージン)に一個ずつ、
新製品のリサイクルマルセル石けんを付けています。
洗濯用になっていますが、なんにでも使って欲しい商品です。


さて、新居浜消費者友の会から、アンケートが届きました。
40年程前に八坂石鹸に見学に来られて以来ずーと石けんを使ってもらっています。
愛媛県では革新的な行政です。
最近の石けん離れの原因を嘆き、
10代から60代の方 ランダムに、アンケートに書いてもらいました。
石けんを使用する理由は、
「安全性が一番」、「環境にいい」、「手荒れをしない」ことでした。
使用しない理由として、
使用方法が面倒、洗浄力が弱い、価格が高い、匂い、洗剤の頂き物が多い等でした。

使用理由はわかります。
しない理由が全自動洗濯機と粉石けんとの相性の悪さです。
これらの理由は、洗濯機が二層式から全自動、
ドラム式に変わってから ずぅーと言われてきたことです。
石けんは溶かして使うのがベストでした。
溶けにくい原因は、全自動洗濯機の回転の弱さが原因です。
それで溶かして使うよう指導してきたのです。
それが面倒の原因。

そこで三友式洗濯法を紹介します。
以前も書きましたが、洗濯槽の回転の部分に粉石けんをふりかけ、
その上に洗濯物を置き、水を出してスイッチを入れます。
これで粉石けんは洗濯物の重さで、溶けやすくなるようです。

粉石けんは、正しく使うと、洗浄力もアップします。
もちろん匂いも、すすぎが少ないと 石けんが残っているので
中和する意味で、すすぎの時にクエン酸を少々入れることで解消。
後は天日で干せば匂いもありません。


価格の点は、合成洗剤は安売りが多いので、そう思われたのでしょうが、
普段は同じぐらいの価格です。
シャボン玉月間の時石鹸類を安く提供していますので、
少しは安さを感じるのではないでしょうか。
リサイクル石けんを使い、水をきれいに。 

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年8月号より転載しました。

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