
86歳。
まだまだ現役です。
今日も文旦の受粉や
摘果のために山へ行きます。
今の時期は高岡の谷中に、
みかんの花のいい匂いがしてる。

10代のころ有機リン系農薬を使う
慣行栽培で体調を崩し、
医者から「農薬やめ。命と引き換えや」と言われ、
昔からの石灰硫黄合剤や
ボルドー液を使う栽培に戻りました。
やってみたらできたのです。
まだ土といのちが始まる前です。
今では、それさえも使いません。
いろいろ失敗はあったけど、
よかったと思ってます。
栽培品目は文旦が主で、
温州ミカン・レモン・ライム・
ぶしゅかん・ネーブル・文旦・
セミノール・オレンジ・
小夏・甘夏などなど、
いろんな柑橘類を育てて
周年出荷を目指してます。

ミツバチを飼うのは
オヤジが始めたことですが、
自分が続けてるのは、
自然界の中のひとつの生き物として役立つし、
なくてはならないと思うから。

これまでに違う分野の友達がたくさんできました。
それに北海道から沖縄までお得意さんができて、
楽しみにしてくれるのが嬉しいですね。
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年6月号より転載しました。