気持ちよく晴れた日曜日、用事で方々へでかけたのですか、そこかしこでツクシとりをする人たちを見ました。
頭は閉じているけど、これは・・・
ところがこれは、頭が開いてない代わりに袴と袴との間が短いんです。ちぎると短くなりすぎるので、ぐるぐると茎を回して袴を取ることに。もう、爪が真っ黒。
かく言うわたしもお墓掃除のついでにつくしをとってきました。
2回目のツクシとりです。なぜなんでしょうねぇ、見つけるととりたくなるツクシ。
子供の頃から春のお彼岸といえばツクシでした。さすがに墓地の中のはとりませんが、周辺の草むらのはとっていましたね。ほんのちょっとしかなくても、母はニンジンなどでカサ増しして、卵とじにしてくれました。
その母は、大のツクシ好きで、見かけたらとらないではいられなかったようです。もちろん、わざわざとりにも出かけていました。晩年、実家の畑の畔に大発生するようになって、遠出できない体でも最後までツクシとりを楽しめたのです。
もう、つくしが出たかなあ、と弟に聞いたのは3月初めのこと。
「もう遅い。長けてしもうとる。」
え?
わたしは、ツクシの旬はお彼岸という意識が抜けてないものてすからびつくりして、まず、我が家の畑に行ってみました。
あらあー
確かに。もう頭が開いています。これが3月7日のこと。子どものころにはあり得ないことでした。
翌々日、スハマソウを見た帰りに実家によつてツクシをとってきました。
本当に
ほとんど頭が開いて、いいのがなかったのです。頭が開いたのも食べられるし、母はそれこそ片っ端からとっていましたが
わたしは頭の開いたのはとりません。
コンテナか伏せてあるところをどけてみたら、ツクシのモヤシが現れました。
頭は閉じているけど、これは・・・
何とかこれだけ集めました。
この袴を取るのが面倒くさいんです。わたしは袴のところから違ってのけます。どうせ後で短く切るのですから。
洗って熱湯でさっと茹でて、にんじんと椎茸でカサ増し。ツクシご飯にしました。
近年、ツクシは出てくるのが早いだけでなく、どこもかしこもうじゃうじゃ生えていて、これはどうしたことかな?って思います。
もう写真を撮る気にもならなかったのに、お墓の近くの畑で食べごろのを見つけたらついついとってしまって、またまた袴を取る羽目になってしまいました。
ところがこれは、頭が開いてない代わりに袴と袴との間が短いんです。ちぎると短くなりすぎるので、ぐるぐると茎を回して袴を取ることに。もう、爪が真っ黒。
作業をしていて気づいた事があります。
ここでとったツクシは、ほとんどがはかまが2〜3枚で、伸びるのは先の方らしいということ。茎が伸びると頭も開きます。
袴の多いツクシは背が高くなりそうです。
こんなこと発見したってどういうことないんですけどね。それよりもいかに美味しく食べるかのほうが大丈夫。
閉じた頭の多かったここのツクシはやや苦味が強かったので、やっぱりにんじんを混ぜてしまいました。苦いと孫たちが喜ばないのです。
今度は卵とじ。
カサ増しした分ツクシが余ったので、残りは冷凍しました。わらびやタケノコが出てくるのを待って山菜おこわでも作ります。