あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ツクシとり

2023-03-20 14:00:00 | 野菜・果物・料理など
 気持ちよく晴れた日曜日、用事で方々へでかけたのですか、そこかしこでツクシとりをする人たちを見ました。
 かく言うわたしもお墓掃除のついでにつくしをとってきました。





 2回目のツクシとりです。なぜなんでしょうねぇ、見つけるととりたくなるツクシ。
 子供の頃から春のお彼岸といえばツクシでした。さすがに墓地の中のはとりませんが、周辺の草むらのはとっていましたね。ほんのちょっとしかなくても、母はニンジンなどでカサ増しして、卵とじにしてくれました。
 その母は、大のツクシ好きで、見かけたらとらないではいられなかったようです。もちろん、わざわざとりにも出かけていました。晩年、実家の畑の畔に大発生するようになって、遠出できない体でも最後までツクシとりを楽しめたのです。
 もう、つくしが出たかなあ、と弟に聞いたのは3月初めのこと。
「もう遅い。長けてしもうとる。」
 え?
 わたしは、ツクシの旬はお彼岸という意識が抜けてないものてすからびつくりして、まず、我が家の畑に行ってみました。





あらあー
 確かに。もう頭が開いています。これが3月7日のこと。子どものころにはあり得ないことでした。
 翌々日、スハマソウを見た帰りに実家によつてツクシをとってきました。
 本当に
 ほとんど頭が開いて、いいのがなかったのです。頭が開いたのも食べられるし、母はそれこそ片っ端からとっていましたが
わたしは頭の開いたのはとりません。







 コンテナか伏せてあるところをどけてみたら、ツクシのモヤシが現れました。





頭は閉じているけど、これは・・・

 何とかこれだけ集めました。




 この袴を取るのが面倒くさいんです。わたしは袴のところから違ってのけます。どうせ後で短く切るのですから。
 洗って熱湯でさっと茹でて、にんじんと椎茸でカサ増し。ツクシご飯にしました。




 近年、ツクシは出てくるのが早いだけでなく、どこもかしこもうじゃうじゃ生えていて、これはどうしたことかな?って思います。
 もう写真を撮る気にもならなかったのに、お墓の近くの畑で食べごろのを見つけたらついついとってしまって、またまた袴を取る羽目になってしまいました。


 ところがこれは、頭が開いてない代わりに袴と袴との間が短いんです。ちぎると短くなりすぎるので、ぐるぐると茎を回して袴を取ることに。もう、爪が真っ黒。
 作業をしていて気づいた事があります。



 ここでとったツクシは、ほとんどがはかまが2〜3枚で、伸びるのは先の方らしいということ。茎が伸びると頭も開きます。
袴の多いツクシは背が高くなりそうです。



 こんなこと発見したってどういうことないんですけどね。それよりもいかに美味しく食べるかのほうが大丈夫。
 閉じた頭の多かったここのツクシはやや苦味が強かったので、やっぱりにんじんを混ぜてしまいました。苦いと孫たちが喜ばないのです。



 今度は卵とじ。
カサ増しした分ツクシが余ったので、残りは冷凍しました。わらびやタケノコが出てくるのを待って山菜おこわでも作ります。






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6 コメント

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Unknown (hanano55rengesou)
2023-03-20 16:29:21
あたこさん
私も土筆、摘みたかったんですが、
お寺の庭だったので我慢しました。
まだ、今年はつくしを詰んで食べていません。そうなのー。この袴取りが面倒って言えば面倒で、そこがつくし料理の醍醐味かも。💛私は、ごま油で、醤油で炒めたのが好きかな。仲良くしてた今は亡き友人は、卵とじが美味しいと言ってましたっけ。ふーん💛ニンジンやしいたけでかさ増しして、混ぜご飯。
かさ増しも楽しそう!今度出会えたら、かさ増しして食べてみたいです。(^o^)
うーん(+_+)いつも、あたこさんのブログを読むとうれしくなりますね!!
ありがとうー。(^o^)携帯も、パソコンも治りました。おさわがせ!
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Unknown (あたこ)
2023-03-21 01:30:34
れんげさん 
こちらには鎌で刈るほど生えていますのにねー だけど安心して採れる場所は少ないのです。除草剤を使わない畑か、犬の散歩コースではないか、慎重に吟味して採ります。それでも昔よりはるかに多いと感じています。簡単には手に入らないからこその春の味覚であつて、最近はツクシの魅力も薄れつつあるかな? 少なくとも子どものころ草むらをかき分けながら探したあの楽しさはないです。
ほんの数本のツクシでも傘増しすると食べたって気になるでしよう? 人参がよくあいますが油揚げを入れることもあります。どこかで採れるといいですね。
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うらやまし~ (ぴあ野)
2023-03-21 06:41:04
あたこさん、こんなに美しい土筆、初めてです。
毎年、探して探して、やっと見つけると、
「頭が開いている」状態だったり・・・
土筆料理も、興味津々で拝見。
わたしが子どもの頃、母が「爪が真っ黒になるからイヤ」と作ってくれなかったのは、
こういうことだったんですねw
あたこさんの土筆料理・・・お裾分けをお願いしたい♫

あたこさんがご紹介していらしたスハマソウ、
隣市の森林公園で初めて見ました。
といっても、近寄れなかったので、遠目で必死に目をこらして・・・
今度は双眼鏡持参でリベンジします!
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ツクシ (みーばあ)
2023-03-21 17:49:20
ツクシも顔を出すのが早くなっているんですね
ツクシがもう出たかなと思いながら見に出かけることはしない
ツクシは、1~2度食べたことは有りますが~  
ツクシご飯食べて見たい
でも、もう遅いですね
幾らこちらは寒いと言ってももうすっかり伸び切っていますよね
来年こそツクシ摘みに行って見ましょう
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Unknown (あたこ)
2023-03-21 22:28:51
ぴあ野さん
写真のツクシはすでに開きかけて、立派とは言い難いのですが、あまり若いのは、袴が多くて茎が短く、面倒なのでとっていません。頭の開いたのは長いのが多いのですが、モサモサするのでこれもとりません。頭を取り除けばカサ増しになりますね。つぼんだ頭が少々あれば春の味覚を食べた気分になれるかと思いますね。
袴を取るのは父の仕事だったみたいです。植物に関して言えば、何かしら親の思い出にたどり着きます。ぴあ野さんのお庭の花、山桜ー同じですね。
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Unknown (あたこ)
2023-03-21 22:35:40
みーばあさん
こちらではそろそろスギナの出る頃ですが、まだ日陰や長い草の中には残っています。一斉に出るというほどでもないですから探せばあるかもしれませんね。こちらでは、袋を持ったわたしくらいのおばあさんが土手を歩いているのを見かけます。この間はウマオもお友達と採りにいつたそうです。田舎ならではの光景です。青空の会でツクシ摘みなんていかがでしょう。
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