スーパーにホットケーキミックスがない、小麦粉がない、パン用強力粉もない、バターがない、生クリームがない・・・・
洋菓子材料がなければ和菓子だ!
と言うわけで、孫たちとかしわもちを作りました。
まず、かしわもちの葉っぱを取りに山へ行きます。うちのほうでかしわもちといえばサルトリイバラの葉。しば餅とも言うらしいです。
柏の木の自生が少ない西日本ではサルトリイバラの葉が普通で、しかも関東の柏餅よりは歴史が古いんだとか。
本当は旧暦の端午の節句くらいの方が葉っぱがしっかりしてていいんだけど、休校中の今でないと作る機会もなさそうですから。
小さめの葉だけど緑が濃く、しっかりしてそう。
サルトリイバラにはかわいい実がついていました。生け花に活けたいなあと食指は動きますがきょうは葉っぱをまいいただくだけにしました。
あちこち手の届くところの葉っぱの一番しっかりしたのを2,3枚ずつとっていって、それでもこのくらい集まりました。
さて、ケイタがいない時を狙って作ります。ケイタが参戦するととってもややこしいことになりそうなので。
石けんで手を洗ったら、先ずあんこをまるめて
大きさをそろえるためあらかじめわたしの方で分けておきました。
団子粉の袋にはレシピが印刷されています。おおむねその通りに。
生地作りはわたしとトラオで。
こねるのはみんなで少しずつ。
ここからはレシピ通りにはしません。というのは、できた生地をまず蒸して、それから連木で搗いて、小さく分けて、餡を包んで、葉っぱで包むーという手順なのですが、いったん蒸した生地はかなり粘りが強く子どもの手では細工がしにくいのです。
なので、蒸さずに餡を包んでいきます。ひとりひとりお皿の上で薄くのばして餡を包み、餃子のように閉じて、最後にわたしが形を整えていきます。
が、
修復不能
蒸し器で蒸します。上には葉っぱも乗せて
はっぱはすぐにむせますので、いったん取りだしてお餅だけを約20分。
葉っぱの上にのせてもう一枚載せたら出来上がり。
大きい葉っぱは一枚で二つ折りします。
このやり方だとお餅がやや粉っぽく口触りは悪いのですが、子どもでも簡単にできるのです。みんなおいしいとお替わりしました。
ところで、いろいろな商品がスーパーの棚から消えていく日々ですが、田舎のさらにローカルなスーパーには、ホットケーキミックスも、生クリームも、バターも、スパゲティも全部ありました。穴場でしたね。
さあ、次は何をつくろうかねぇ。