どっかーんと寒さがやってきて気になっていたもの、それはー
畑に積み上げていたもみがらを運びだそうと格闘しているありでした。
1週間ほど前、わたしはまだ何も植えず残っている畝に葉大根の種を蒔きました。 種まきの後、畑の隅で小山になっていたもみがらを手ですくって4,5杯、種の上にふりまいたんですね。
そのもみがらが減ったあたりに小さな穴が開いて、ありが出入りしていたのです。 ちょうどもみがらがあり地獄の形になっていました。
なぜ突然ありたちが現れたのかわかりません。 もしかしたら、もみがらの中に巣をつくっていて、わたしがこわしてしまったため修復をしているのかもしれないし、あるいは土の中のアリの巣の上にもみがらを積み上げたものだから、長い間かかってやっと上に出る道を作り上げたのかもしれないしー。
ありの仕事ぶりは見ていて飽きません。
1匹で大きなもみがらを一生懸命運んでは、遠くへぽいと置いて引き返すのがいたり、2匹でうんしょうんしょと運んでいたり。 とにかくあなのまわりのもみがらを取り除きたいらしいです。
ところで、誰かの研究で、働きありの8割はよく働くけれど、2割は働かずにぶらぶらしているという文章を読んだことがあります。 ほんとかしら。
よく見ると、みんなが働いているところからずいぶん離れたところでぶ~らぶらしているみたいなありもいました。 これがさぼっているありなのかな?
それでは、怠け者の2割のありを取り除いたら働き者ばかりが残るーと思ったら、働き者だったはずのありのなかからまた2割の怠け者が出るんですって。 最初っから怠けるありもいれば、逆に最後まで働き続けるありもいるということですよね。 それはどうやって決まるのでしょう。
そして2割の怠け者の原則は人間にも当てはまるというのですが。 清掃や作業中の子どもたちを見ているとそのようでもあり・・・・。
翌日見ると、穴は大きく広がってお椀くらいになっていました。 そして相変わらずありたちはもみがらを遠くに捨てに行っていました。 おそるべき勤勉さと執念。 でも、
う~ん、ありの意図がわからん。
まさか地面が見えるまでもみがらを取り除くとか?
そしていきなりの寒波です。 朝見に行ったらありたちはほんの数匹になっていて、しかもほとんど動かずに死んだようになっています。
ここに残っているのは、最後まで働き続けたありなのか、それとも遠くでおさぼりしていて帰るのが遅くなったありなのか。ほかのありたちはどうしたんだろう? もみがらに潜ってあたたかくしているかしら? 本来ならばもう巣に潜って冬眠している季節なのに、ひたすら働いて、あげくに寒さで弱って、昨日までの労働は一体何だったのかと、なんだかかわいそうになってきました。
ところが、日中お日様が照ってくるとありたちはまた動き出しました。 やれやれ。
でも、やっぱり意図がわからん。
畑では野菜が育っています。
葉っぱが花のようにきれいなー
レタス
ブロッコリー