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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

エコバック

2008-05-12 23:00:50 | レザークラフト

 できた!


 


 一見すると財布かポーチのようですが、ファスナーをあけると・・・・ 


 



  中はナイロン製の袋になっています。 折りたたみ式エコバック。 革のクラフト部分はポケットになります。 

 ありゃりゃ メインのちょうちょが逆さまに飛んでる。 


 このバッグ、ちょうちょの部分のみ自分で作って、黒い袋の部分は既製のパーツを使っています。 お買い物の時マイバッグとして持って行くといいですね。 ただ、革の部分の洗濯ができないので、うっかりお肉や魚の汁をつけると困ります。 厳重に小袋に入れていたら、エコにはならないかも。 旅行に持って行って、荷物が増えたときの予備のバッグにするのがいいかもしれません。


 革の部分が小さいし、パーツにはりつけて周りを手縫いするか革レースでかがるかするだけなので、 わりと短時間でできます、とはいうもののひとつ作るのに6時間はかかりますよ。 お世話になったお友だち3人にあげようと作った物です。 さすがに逆さまのちょうちょはねぇ。 しかたがないのでまた最初からやりなおしました。 途中指を痛めたり(全治2週間)注文していたパーツがなかなか届かなかったりして、きょうやっとやり直したのが完成です。


 ちょっと色合いがちがったけどまあ許してもらえるでしょう。 


 


 全くちがった雰囲気のをあと二つ。


 つばき模様。


   


 ほんとはモノトーンでシックに仕上げたかったー。 でも白黒の分量が難しく、完全なモノトーンにする勇気がでませんでした。 ピンクがちょっと中途半端かな? 真っ赤がよかったかな? まだ迷っています。


 葉っぱ? 羊歯かな?


 


 曲線の流れがきれいでお気に入りの図案です。(市販の図案集のもの) ブルー系、オレンジ系、えんじ系、グレー系・・・・どんな色でもきれいに仕上がりそう。 染色意欲をかき立てられる図案です。 グリーン系にしたのは、Nさんが気に入ってくれそうだから。
 予想通りNさんはこのバックを選びました。 


 今回はわたしのオリジナルデザインはなくて、先生の図案集や市販されている図案集から模様をとってわたしなりの色をつけたもの。 ろうけつ染めではなく、刻印で凹凸をつけた物に彩色しています。 革は牛ではなく刻印しやすいゴート(山羊)です。


 お仕立てにちょっと工夫がいるかも。 というのは、二つ折りした物を広げると、どうしても折ったところがしわになるんですね。 かといってしわにならないように平らに仕上げると、二つ折りできにくになります。 できるしわを最小限にとどめしかも二つ折りしやすいように具合を見ながら、パーツに革を貼りつけるのを気をつけました。 それと、開いたとき上下逆さまにならないようにすることね。 


 失敗は成功の元。 だからかまわないのだけど、材料費がねー。 もったいないので逆さまのちょうちょはわたしが使うことにします。 まあ、レジを出て車にのるまでの間だからいいか。 それとも革の部分を見せないように裏向けて持つか。 それじゃせっかく作った意味がない。 やっぱりトホホです。 

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ミス・ラベンダー

2008-05-12 00:50:26 | 植物

 

   ラベンダーが咲きました。 花びらがうさぎの耳のようにつきでたフレンチ系ラベンダーです。 これを見るといつもたくさんうさぎが跳びはねているところを連想してしまいます。 それから「ミス・ラベンダー」という人。
 

 題を読んで、若いきれいな女性の写真でも期待された方には申し訳ありません。 北海道にでも行けば「ミス・ラベンダー」というコンテストがありそうですが、 わたしの言う「ミス・ラベンダー」は、中年の独身女性です。 若いときに恋人とけんか別れして以来、人を避けるようにして森の中(だったかな?)にお手伝いの少女と住み、毎日お客様ごっこをしている、風変わりな人。 そのたおやかな風貌と少女のような人柄に赤毛のアンが惹かれて、「ミス・ラベンダー」と呼んだ人。
 そのラベンダーは、うちにあるフレンチ系ではなく、こちらだったんじゃないかな。

 先日の花まつりで旧愛媛県花卉指導センターに植えられていたイングリッシュ系ラベンダー。後ろのつぼみのほうです。 もっといい写真があるといいのだけれど。 

 

 この間、実家の店先で、直径30センチ以上あろうかという大鉢にイングリッシュ系ラベンダーがみごとに咲いていたのですが写真を撮るのを忘れていました。 残念。 
 そこで、寄せ鉢の中の小さなラベンダーを。 フレンチ系に比べてずっと細くやさしげです。

  

    まだラベンダーがめずらしかったころ、このラベンダーをプランターに植えていたら、通りがかりの人に「押し花にしたいから2,3本ください。」と、お願いされたことがあります。 それほど美しく咲いていたのですが、暑さに弱かったらしく、一夏で枯れてしまいました。
 今ある、フレンチ系ラベンダーは困るほど丈夫で、数年前に一株植えたのが今ではたたみ2畳ほどにも広がっています。

 わたしが赤毛のアンの続編があることを知ったのは中学3年生のとき。 図書館主任だった国語の先生が、ご自分で買った文庫本を貸してくださったのです。 わたしたち3年生の文芸部員3人はたちまちアンに夢中になりました。 受験勉強そっちのけで、10巻もの「赤毛のアン」シリーズを読み感想文集を出したりしたので、担任の先生は冷や冷やしてたと後からうかがいました(3人とも同じ高校に合格しましたよ)。 魅力的なアンの半生記もさることながら、モンゴメリーが愛情込めて描いたプリンスエドワード島の風景や草花は、まだ見ぬ国へのあこがれを募らせました。
 たくさんの登場人物と草木の名前の中で、ラベンダーという見たこともない花の名前とその女性(本名は忘れました)のエピソードは強く心に残りました。 ラベンダーを思わせるその容姿は、ラベンダーを見たことがないわたしにはいまいちあいまいで、 うすむらさきのドレスが似合いそうなその女性からラベンダーの花を想像するのも難しく、なんだかわけのわからない、よけいに謎めいた花と人なのでした。

 わたしが思うに、 ラベンダーに例えられる人は、ミスでもミセスでもいいけど大人の女性。 19や20の若い子はだめ。 色白で、細面、体つきもほっそりして動きが優雅な・・・・。 黄色人種はちょっと不利かも。 そして、花が独特の香りを持つように、人に流されない考えや感性を持っている人。

 花まつりの会場で。 こんなにたくさん花が咲いたらすてき。

 

 

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