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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

今日の一枚 石鎚さん

2023-07-02 09:49:00 | 山登り・里山歩き
 7月1日は石鎚山のお山開き。



 6月はじめ、真正面から見える道で写したものです。
 西条市側からは、仏様が寝ているように見えます。一番高いところが天狗岳。ここが1982メートル。日本アルプスあたりの山に比べると岡みたいなものですが、日本7霊峰の一つとして信仰されています。信者は全国に散らばり、約10万人だそうです。
 この山のお陰で、わたしの住む所は風雨の災害が少ないです。だから、信者でなくてもこの山に感謝を捧げ、拝む人は多い。


 お山開きの昨日は豪雨でした。雨でも御神体を担いで山頂社まで信者さんたちは登ったと、今朝の新聞で読みました。
 昨日お父さんと登るはずだったウマオは今日に変更。今頃はもう山の中でしょう。元気で行ってらっしゃい。

 追記
 ウマオたちは元気に帰って来ました。山は信者さんたちでごった返していましたが、普段の混雑とは違い、清々しい雰囲気だったそうです。



 前に買っていたそうですが、来ているのを初めて見ました。

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瓶ヶ森フラワーウォッチング2 小さな花々

2023-05-28 00:03:00 | 山登り・里山歩き
 フラワーウォッチングでは、山に踏み込むことはせず、道端の植物を観察します。

 フキのとう。花から綿毛へとなるのは見た事がなかったです。あんなに身近な植物なのに。


 コガネネコノメソウ


 周囲まで光り輝くような鮮やかな黄色。


 花はありませんが、シコクブシ。石鎚山系も他所と同じように、鹿の食害がひどく、貴重な植物がへっているそうですか、これは鹿も食べないので相対的に増えてきているそうです。※シコクブシはトリカブトの一種






 道路脇に鹿の糞がありました。





 意外な場所にあったカエルの卵。


 無事にカエルになれるのか心配です。少なくともオタマジャクシのあいだは水が必要ですが、ここは水たまり。干上がったらどうしましょう。

 今は岩山ですが夏になるとそれこそ花で
いっぱいになるんだそうです。


 石鎚山系は、温帯から亜寒帯までの植物が垂直分布している貴重な場所なんだそうです。日本列島で言うと、青森県あたりまでの植物が、山を登ることで見られるのです。

 その証拠に5月になっても氷の塊が残っていました。





 そしてダケカンバ。昔北海道で見たダケカンバの森はすごかった。




 ワチガイソウ





 シコクハタザオ
 




 エンゴサクですよね。名前を聞きのがしました。


 すみれは色々。違いが分かりませんが一つだけ覚えました。
 シハイスミレ。ピンクがかったスミレです。







葉の裏が紫なので紫背菫。先生の説明によると、山の植物には熾烈な紫外線獲得争いがあって、背の高い木はたっぷりと紫外線を浴びることができます。背の低い植物はそのおこぼれを浴びて生きています。もっとも低い、地を這うように生きている植物は、地面に落ちた紫外線の照り返しを葉裏で受けて生きているんだそうです。それを聞くと小さなスミレが愛おしくなりました。

 こちらはいっぱいあったスミレ。名前を忘れてました。



白いスミレもあったのですが、





その中に咲いていたこちらが気になって…



  タチイヌフグリ。残念、外来種でした。

 外来種といえば、西洋タンポポがいっぱい咲いているんですよ。これは、林道工事の重機にくっついてきた物だそうです。そのタンポポとしのぎを削っている花。



 これがねえ、専門家二人の意見が分かれましてー
 もしかしたら絶滅危惧種。






 小さなかわいい花です。その辺一帯、ぱあっと明るかったです。
 
 たまたま出会った、保護活動に取り組んでいる男性が、減りつつある貴重種の植物を教えてくれました。山の植物の中には、盗掘の心配のあるのもあります。や悲しいことです。






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瓶ヶ森フラワーウォッチング春1 アケボノツツジ

2023-05-26 20:57:00 | 山登り・里山歩き
 市の観光物産協会が主催する「瓶ヶ森フラワーウォッチングツアー」に行ってきました。春夏秋と年に5回行われていますが、去年の秋初めて参加してとてもよかったので。

 途中立ち寄った木の香温泉にて。



 5月10日、新緑が眩しい良い天気でした。

 道の左側、高知県の山並みがこんなにきれいに見渡せる日はこのツアーでは滅多にない、と主催者絶賛の旅。去年は5回のうち殆どが雨で、わたしが参加した日だけ天気が良かったのです。
 ふふん、わたしが心がけが良かったから…と心の中で思ったんだけど、すかさず「みなさん自分のおかげだと思ってください。」見透かされたようなタイミングで言われました。
 

山の向こうは太平洋かな?


 本当にいい天気。ここで会った人が、何度も来ているけど、これほどの天気は初めてだと言ってました。



ヤマヤナギ



 イシヅチザクラが咲き残っていました。




 木々の新芽もサクラも魅力的ですが、今日のメインはなんと言ってもアケボノツツジ




 これ、切り立った崖からほぼ真横に生えています。






 ところで、アケボノツツジとは。ガイドの法橋先生の解説によると
 色が曙色。夜明けの色。ピンクに僅かにオレンジがまざる。オーロラソースの色とも言われました。ミツバツツジには紫色が混ざるので比べて見ると、違いがよくわかるのですが、同じ時期には咲かないので、分かりにくいでしようね。
 アケボノツツジ。花びらが丸っこくやさしい印象です。このやさしい印象からファンが多いのです。







参考までに、ミツバツツジ







 色の違い、わかるかしら? ほんのちょっと黄色が混ざるだけで、あけぼのの空とはだいぶ違うと思うんですが。
 アケボノツツジには遅いんじゃないかしらとあまり期待していなかったのですが、あちらを見てもこちらを見てもアケボノツツジ。もう、大満足でした。
 バスを降りて歩きます。



 西黒森でしょうか。




 石鎚を見ながらお弁当。






ら 弁当の後は子持ち権現のあたりまで歩きました。

 子持ち権現にもアケボノツツジ。


 子持ち権現の向かいには
 

 木があまりなく笹原が広がっています。露出した岩や白骨林が、まるで計算された庭園のようにきれいな景色を作っています。



 来た方を振り返ると、瓶ヶ森



 なんと言う鳥かしら





 しかし、上ばかり見てないで、足元の小さな花にも目を向けなければなりません。
              ーつづくー


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鋸山のカタクリの花

2023-05-18 21:22:15 | 山登り・里山歩き

 鋸山登山続き 

 第二の絶景ポイントに来ましたが、数人の先客がいました。場所を譲ってくれようとしたのですが遠慮して、先にカタクリの花を見に行くことにしました。

 ほぼ幹が突っ立ってる森に、コショウノキ?の茂み。あれ、規模が大きいね。と、近くまで行ってまた道へ帰ってきた時
 


 これ!
 カタクリじゃない?



 カタクリの実物を見たことがあるのはわたし一人です。
 そうよ。この辺にあるんだ。うわー、入ったらいかんかったかも。と慌てて辺りを見回しました。
 うん、何も生えてない。踏んづけてはなさそう。よかった。しかしそこからほんの2,3メートル進んだ場所で
 


 茎の折れたカタクリを見つけました。見ると近くにはまだ他にも踏まれた形跡のある株がありました。
折角なので、折れたカタクリの花の中を写しておきました。というのも気温の低かったこの日、咲いた花は1本もなかったのです。残念。
 
 うつむいて咲くから分からないけど、こんな花
 


 
 
 「みんな踏まないでね。」二女は、道端の踏まれそうなところに生えているカタクリのそばに木の枝を立てていました。
 
 少し行くとロープが張ってありました。
 
 


 
 
 
 もう20年近く前に両親をつれて岡山県のたけべの森(多分)に枝垂桜と水芭蕉とカタクリと三つの花を見るツアーに参加したことがありました。ところが、枝垂桜は咲いておらず、カタクリもなくわずかに水芭蕉が見られただけでした。その時に説明を受けたのが、やはり花を咲かせるまでに長い年月が必要だということでした。しかもカタクリはどこにでも生えるというわけではなく、色々な条件がそろわないとダメなんだとか。 そんなことを思い出し、ここは貴重な場所だという思いを強くしました。結局そのツアーでは、別のカタクリの自生地に案内してもらい見ることができました。そして枝垂桜のかわりに、桜が満開の鶴山公園に連れて行ってくれました。
 
 見渡したところあまりなさそうですが
 
 固まって生えている場所もありました。
 
 
 
 どれもつぼみです。

 
 
 
 咲き終わったのが一輪



 あとは、これから花茎が伸びてくるのか、もうこれ以上は花が咲かないのかわかりません。
 
 ちょっとだけ葉っぱが似ていたスミレ



 かなり広範囲に生えているみたいでしたが私たちは途中で引き返しました。というのも雲行きが怪しくなってきたのです。
 そのうちに雨がパラパラ降りだしました。なんだかあられが降っているような音でした。
 雨がやんだころ、絶景ポイントに着きました。 この向こうだったと思います。


 
 そこはさっきよりも大きな岩で、真っ先に上った二女の歓声がひびきました。
 
 うわあ~ うわあ~ うわあ~
 
 2段になった大岩で、上の岩から見るとさっきよりもずっと広い範囲が見渡せました。

 
そして初々しい若芽の森
 
 
 
 下の岩は真っ平です。

 
 ここに立って上の岩を見上げると (不自然ですが、人物を消しています)
 


 この形が鋸山と言われる所以でしょうか。
 しかし、狭い。みんなで車座になってお弁当というわけにはいきません。この絶景をかわりばんこに眺めるくらいはできそうです。ただし、交通整理のおとなと見守りの大人が必要です。
 と、しっかり危険チェックをしたところで下山することにしました。
 
 倒木から出た若葉。こんなにも大きく葉を広げているのです。すごいけど、親木が枯れていったら若芽はどうなっていくのでしょう。

 
 雨は再び降り始め、なんあられあられっぽくなってきました。が、雨具を着るほどではないのでさっさと下りて行きました。下りは楽ちん。すぐに登山口に着きました。そしてここからが第2の冒険の始まり。
 
 


 
 
 写真右側の道が車道です。私たちはこの道を下の方から登ってきましたが、「地図を見たらこの道がずっと向こうに続いて、川之江の方に行けるようになっているんだけど、こちらから帰ってみない?」
ということで未知の道を帰ることに。わたしが一人の時によくやる思いつきドライブだけど、みんな同類だったとは。

 しばらくは舗装された良い道でした。鋸山に続く豊受山登り口を過ぎるころまでは。


 しかし、まもなく道に大きな石がゴロゴロ落ちているようになり、
 
 舗装でなく砂利道になり
 
 ついに行き止まり。
 
 おかしいなあ、地図にはちゃんと乗っているんだけど・・・・ が、バックするよりほかはありません。
「ごめんね、とんでもない道を運転させちゃったね。」
「とがった石を踏まないでね。」
「石だけじゃなくて真ん中に小さなくいが打ってあるのよ。これを踏まないようにするのがむずかしい・・・」
 そしてついに
 
 ガタッ
 
 何かに乗り上げてしまいました。

 幸い大きめの石に乗り上げただけでしたが、そこからは二女と2人で石拾いをしながらなんとか広くなったところまでバックしました。それにしても、地図に乗っていた道はどこだったんでしょう。引き返す途中で下に下りる道を見つけましたが、そこは狭いうえに舗装されてなく、ここを行ったらとんでもないことになりそうでした。なので、来た時と同じ道を帰ることにしました。
 
 ミツマタの里。紙の町四国中央市をアピールするために植えられているそうです。


 
 車を下りようとして足元を見たら


 
 
 なに、これ?
 小さい小さい花が星のように咲いていました。

 
 もしかして、ハナムグラ?
 
 そしてミツマタは
 




 咲き終わっていました。かわいい花なんですけどね。
 
 それにしても寒かったです。写真だけ写して早々に車に乗り込みました。車の中の温度は8度! 真冬じゃん。
 
 途中、コーヒーでも飲みましょうと、入野のサービスエリアに立ち寄りました。そこで・・・
 
 財布忘れた!

 いや、正確に言うと、財布はあるけどお札を入れ忘れた(つまりお賽銭用の小銭しかない)ということです。三女の車に乗り込むときに慌てすぎました。ペイペイで払ったので事なきを得ましたがー
熱いコーヒーとドーナッツがとてもおいしかったです。
 
 
 
 
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四国中央市の鋸山へ

2023-05-17 00:34:44 | 山登り・里山歩き

 沖縄旅行記がやっと終わりました。鋸山へ登ったのは、もう三週間も前のことで、すでに季節外れ感は否めませんが、ぼちぼち準備していた記事なので完成させたいと思います。

 4月中旬の土曜日のこと、友人がカタクリの花を見に行きたいと言いました。 四国中央市の鋸山でカタクリの花が見られるのをアウトドアショップ「クロスポイント」のツアー案内で知ったのです。ただ、今年は予定より早く咲きだしたので当初の予定を早めるというものでした。

 5月7日の予定を早めるとしたら連休始めころ? それでは行けないわ、孫が帰ってくる。じゃあ、自分たちだけで行きましょうということになって、天気予報と各自の行動予定をにらみ合わせた結果、明後日の月曜日に、ということになりました。即断即決。

 私たち山好きばあさんの3人グループ、勝手に「3姉妹」と呼ぶことにしました。長女がわたし。一つ年下の二女は実生活でも2番目の子で、三女は実生活でも末っ子です。

 全く知らない山へ行くのは初めての私たち。二女が、とても詳しく書いてあるブログを見つけて、実際の登山のときも、ことあるごとに参考にさせていただきました。

 長女の私は、トラオパパに直接リサーチ

「何処から登るのがいいですか? 翠波高原の方?」

「そこが登りやすいと思います。けど山なのでそれなりにしんどいとは思います。お気をつけて。」

「横峯さんと比べてどちらがしんどい?」

「横峯さんと同じくらいかちょっとしんどいと思ってたらいいんじゃないでしょうか。」

・・・だって・・・・みんな頑張りましょう。「はい、心して登ります。」

 3女が運転を引き受けてくれました。

 翠波高原は、秋はコスモス、春は菜の花と、花の季節には賑わいます。さすがに菜の花は終わっていました。が思いがけず八重桜がきれいでした。
 
 八重桜目当てにボツボツ人は来ていましたが閑散としていました。
 ナビとスマホ、さらにどなたかのブログ、三重チェックで迷わず登山口まで来ました。ここには駐車場がなく、道端に停めます。先客の車が2台ありました。
 さあ登ろうという段になって
「あ、ストック忘れたかも。」と、わたし。「一本貸そうか?」と二女、「いいよ。また杖探すから。」「探すの上手だもんね。」
「あれ?下に置いてるのストックじゃない?」三女が見つけてくれました。この日のわたしは本当にドジばっかりでした。
 
    


 さて
 
 この登山には一つのミッションがありまして
 
 大先輩の元校長先生から、団体で親子登山ができる山かどうか見てきてほしいと頼まれていたのです。私たちしっかりチェックしながら登りました。
 
① 体力的に、小学生くらいの子供でも登れる山か。もちろん、無理のない程度のサポートは必要です。山登りのしんどさもなくては。
 
② 危険はないか。これ一番大事。
 
③ 家族で楽しめる山か。
 
については問題なし。歩きやすい道でした。
 


 こんな岩が剥き出しのところもあつて、見るだけでもおもしろいのですが、土地が隆起した様子がよくわかるよねぇなんて、つい勉強に結びつけちゃう。



 登り始めはやや急でした。ブログ通りよ、と、二女。
 この角度、かなりのもんです。
 


 要所要所に道標もあって迷うこともなかったです。







 歩きやすかったのは、階段がなく、スロープだけだったからかもしれません。



 一見ふかふかの道のように見えて、歩いてみると固い。雨上がりだったら滑りそうね、と危険チェック。
 登山道に下草はほとんどなく、木の花がぼつぼつみられただけです。
 

シロモジ?


コシヨウノキ?
 





 よく見かけるヤマツツジよりちょっと華やかなツツジ。
 花がシャクナゲみたいにあつまって咲いているんです。





 クロモジかな?



 シロヤマブキ 咲いていたのはこれ一輪のみ



 ここは倒木が多かったです。根っこが深くないのですね。多分下が岩で横にしか伸びることができないのではないでしょうか。

 


 この通り、驚くほど根っこが浅いのです。
 



 倒れた姿がなかなか面白くて



 何に見える?


 これ、みんなで色々想像しながら歩くと楽しいと思うよ。

 楽しさチェック



 倒れてもなお芽吹く葉。生命力がすごい。
 


 ということで①と③は合格
 一つ目の絶景ポイントに来ました。
 眼下に四国中央市。
 


 しかし…
 この絶景ポイント、女性が一人お弁当を食べていて、私たちはおじゃまをする形になってしまいました。なぜならそこは、畳2枚ほどのスペースしかない大岩で、しかも絶壁だつたのです。
 3人が口を揃えて「これは危ない。」子どもを勝手に歩かせたら絶対落ちる。
 ②については合格とはいえません。
 ここでわたし、ハッと気づきました。
 
 おにぎり忘れた!
 
 大丈夫、余分にあるから。二女はしっかり者です。
 
 そしてついに三角点を見つけました。


   ここをもうすこし行ったらまた絶景ポイントがあるよ。と二女。そこを目指します。
 
                                      ーつづくー
 

 

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低山巡り  2

2023-02-16 11:06:44 | 山登り・里山歩き
 前回の続きです。
 おしぶの森から愛の山に向かいました。ふもとに兼久の大池と呼ばれるため池があります。ため池の外側に「古子川」という小さな川があります。愛の山に上るには、橋を渡り大池の周りをぐるっと半周し、鉄塔に通じる車道をのぼります。
 が、
 橋を渡らず川の中へ
 そのまま池の土手を上って堤の上へ
 道なき道をー子どものころのプチ冒険みたい。
 知らなかったけどちゃんと川へ下りる階段があったのです。
 
 そして土手に上がってみれば、池はこの景色
 
 
 
 昔この池の周辺の自然観察会に参加したことがありました。多くの水鳥が越冬しており、ドングリの種類も植物の種類もたくさん。自然豊かなところです。それ以来毎年秋にはドングリ拾いやら水鳥観察やらに来ているのですが、去年の秋には水がへって鳥が全くいませんでした。どうしたことかと思っていたら、耐震工事をするようです。
 埋め立てられるんじゃなくてよかった。
  けれど、自然観察会で学んだのですが、ここ丹原地区は、四国の中央の活断層から離れていて地盤の強い土地なんだそうです。だけど耐震工事なのね?
 ちなみに我が市の庁舎は活断層の真上に建っているそうです。合併当時は移転するはずが、そのまま使っています。南海トラフ地震がきたら真っ先に司令塔が壊れちゃう?
 
 丹原地区で育った友人によると、昔はもっとたくさんため池があったそうです。そして冬には水を抜いて魚を捕っていたとか。
 そうそう、うちもよ。東温市にも大池規模の大きなため池があって、冬には水を抜いていました。弟が、フナとかカラスガイ(正式名ではないかも)を捕ってきて食料にしていました。
 
 池の底を歩くなんて初めて。
 
 
 
 先頭集団は遙か向こうです。それなのにわたしたちこんな物が気になって
 
 何かしら?ヤドリギ?なんか感じが違う。
 どこからか生えて来て絡みついている? いや、茎も蔓もなさそう。
 
 
 Kちゃん先生でもわからず、しばし立ち止まって観察していたらますますみんなと離れてしまいました。こんどこそ本当の最後尾。ふときがつくと、わたしたちの後ろにガイドアシスタントの青年がにこにこと立っていました。彼は最後尾でみんなの安全確認をしてくれていたのです。
 
 わあ~、ごめんね~。
 
 小さなため池を見下ろし
 
 
 梅の花がちらほらと咲いていると喜び
 
 
 
ようやく鉄塔が見えてきました。
 
 
 前娘達と来たときはここまで車で来ました。この鉄塔の近くに頂上への登り口があります。やっとみんなと合流できた、と思ったら
「さあ、行きましょう。」
 え?休憩も無しで? ははは、みんなはもう休憩したのよ。
 というわけで休む間もなく山の中に入ります。登り口に真新しい標識が立っていました。
 
 10分ほど登ると、見覚えのある小さな鳥居につきました。
 
 石を投げたら簡単に上に載せれそうね。 けど、石がないんですよ、と参加者の一人がいいました。同じこと考えていたみたい。下から石を持って登ってこなくては。小さな石に願い事を書いていっぱい持って来るかな。
少々の石は苦にならないわりと楽な道でしたから。
 そこからさらに7分ほど登ると山頂です。
 
 びっくりした! 石鎚山かと思った。小数点を見落としていました。
 
 この看板も前にはありませんでした。 菊間瓦のかわいいプレートが。
 
 こちらが三角点。
 
 
 木々の間から田園風景が見えました。このあたりが西条市丹原地区。ビニールハウスが多いです。
 
 
 さて、下山は別の道を行くらしいです。
 アドベンチャーコースって、誰が言ったのかな? 娘達は別の道を行きたいそうでわたしたちはどう行くか迷いましたが、やはりガイドのイッペイさんについていくことにしました。
 
 人工林の中に細い細い空間がありまして

 
 こんな通せんぼは序の口で

 
 たしかにアドベンチャーコースでした。 斜面を人一人通れるくらいの幅だけ削ったという感じで、しかも崩れやすく滑りやすい。わたしは車の中にストックを置いてきたことを心から後悔しました。が、そこはめざとく適当な枝を見つけてすがっていきましたがー
 ちょうどいいのを見つけるのがうまいねえ。へへへ・・・伊達にきょろきょろしているわけではありませんよ。
 けどこれは見落としてました。後からきたKちゃんのお仲間が
「今頃クチベニタケ!」って叫んだものですから、この狭い道を引き返して写してきました。

 
 小さくて色も褪せていましたが、クチベニタケ。
 その気で歩いて行くと他にもたくさん出ているのが見つかりました。
 
 わたしが気になったのはこの葉っぱのシミというか汚れというか傷というか
  
 
 しかし、十分観察する余裕はありません。とにかく人が集まれないスペースなんですから。
 やがて、人の声が聞こえて、先ほど歩いてきた車道が見えました。

 
 左下イッペイさんが下りる人をサポートしてくれています。どうもここを木々につかまりながら滑り降りるみたいなんです。
 やれやれここに来るまでに2回も滑ったというのに。
 
 でも、全員無事に下りてきて、同じ道はとおらずに車を停めた運動公園に向かいました。
 
 ハナミョウガの実が残っていました。
 

 運動公園のてっぺん近くの場所から公園内に入ります。遊具広場を通って、あえて急な坂道ルートを選んで
 正面に先ほど登ったおしぶの森をみながら 

 
 公園内の梅林を通って
 



 下まで下りてきました。
 所要時間2時間45分。歩いた歩数11500歩。あえて歩きにくい道を歩くのは子どもの頃に帰ったようでとても楽しかったです。
 
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低山巡り 1

2023-02-14 00:02:51 | 山登り・里山歩き
 アウトドアショップ「クロスポイント」主催の里山歩きに参加しました。
 月1回開かれる、参加費無料、申し込み不要、現地集合現地解散の気軽な会です。興味はあったもののなかなか参加できなくて、今回山ばーば3人のスケジュールが合ったので参加することにしました。
 朝8時、丹原総合運動公園に集合。早速すくも山目指しました。前日夕方まで雨でしたが回復。地面から湯気が立ち上る幻想的な朝でした。
 
 霧のすくも山。ぽっかりとお椀を伏せたような岡です。向こうにごみ焼却場の湯気(煙ではない)が上がっています。
 
 
 初参加の私たちは参加者の多いのにびっくり。「こんなに大勢登れんのじゃない?」と私が話していたところ、後ろの方で娘が同じことを言っていました。私はここに登ったことがありましたのでだいたいの様子はわかっていました。
詳しくはこちら。
 
 ここは上り始めのほんの10歩くらいが難所です。車の中にストックを置いてきたことを後々まで後悔することになります。
 
 木々に囲まれた小さな空間は、子供たちの格好の遊び場でした。

 
 低いけれど三角点もあります。

 
 すくも山を下りて数百メートル離れた四尾山を目指しました・・・・
 ちゃんとした道はあるのに、あえて田んぼのあぜ道を。 私たちは細いコンクリートの畔を、平均台を歩くようにバランスを取りながら歩きました。早くも列はバラバラ。

 
 着きました。福岡八幡宮、地元では福岡さんと呼ばれています。それは昔このあたりが福岡村という所だったことに由来するそうです。その神社の祀られている小高い丘が四尾山です。けれど「おしぶの森」として親しまれているこの丘がこんな字を書くなんて・・・誰も知らなかったです。

 
 おしぶの森は知る人ぞ知る多様な植生の森。一緒に参加していた植物先生のKちゃんと歩いていたらいろいろなことを教えてくれて楽しかったです。
 
 燈篭の模様が
 2面は魚(鯉かな?)

 
 一面はカエル。植物はショウブかカキツバタかな?

 
 もう一面は家紋になっていました。こんなことも教えてもらわなければ見ることも無かったでしょう。
 
 
 落ちていたのはシリブカガシ。Kちゃんがちょっと磨くとつやつやになりました。根元のところが長いです。帽子をかぶったのがあったらお尻の部分が長いのがよくわかったのに。
 名前は知っていましたが、実物を見るのは初めてです。いや、多分見ているのだけど、そうとは知らなかっただけでしょう。

 
 木を見てもどこがどうなんだ
か。   

 これはすごいです



 なにがって?
 ネームプレートを半分、幹が巻き込んでいるんです。なにガシかわからなくなっています。
           



 それからカンザブロウノキ。葉っぱが黒いのだそうです。けど私の目にはあまり黒いとは映りませんでした。
 
 
 歌舞伎俳優みたいだねー。なぜこんな名前がついているのかはわからないそうです。一説には「かあかあカラスのかんざぶろう」からきているのだというそうですが。
 
 それからミミズミズ。茎から直接花が咲いて、それがミミズの頭のように見えるからだそうです。ぜひ花の咲くころ来てみなければ。

 
 Kちゃんの解説を聞きながら歩くととても楽しいですが、いつの間にか最後尾になっていました。
 隣にある生木地蔵。 生きたクスノキにお地蔵様が彫られていたと言います。その木が今も祀られています。

 
 
 木に彫られていたの見たことがあります?とKちゃん。昭和29年までだそうですけど。
 ははは・・・見たことないよ。さすがにねえ。それに私はこちらの生まれではないから。
 
 今、仏像のほうはこちらに。そして背後の木々が実は面白いんだそうです。


 が、解説を聞く時間がありません。みんなとっくに先へ行っていました。   つづく










 


















 








 
 
 
 
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滑川のつらら

2023-02-04 01:26:51 | 山登り・里山歩き
 ほぼ1年ぶり(11か月)山ばーばが集まりました。場所は、先日偵察してきた滑川渓谷。水曜日、太極拳の帰りにもう一度偵察してくるからね、と伝えて、行ってみたところ
 
 相変わらずの雪景色。でも、前の偵察から6日たっていて、ここは渓谷入り口まで200mの地点です。(前回は入り口まで800mの地点)それだけ雪は溶けていたということです。ラインで写真を送って
 土、日なら駐車場まで行けそうだけど、どうしますか?
 週末はだめ、木、金ならいけます。
 少し歩くけどいいですか?
 OKよ。
 寒いけどお昼はどうする?さすがにおにぎりは食べる場所がない・・・
 どこかで食べて行きましょう。
 
 偵察したその夜連絡して即決、翌日には実行、とまあ、こういうことは話が早いです。何しろ冬の短い愛媛では、このタイミングを逃したら来年まで見られない景色ですから。
 
 翌日、木曜日、早めのお昼を食べて出発です。3人で外食するのも11か月ぶり。3人ともそれぞれ入院したり新型コロナにかかったりで、そろって行動することができませんでした。 本来は各自現地集合が原則ですが(高齢者なので人を乗せて運転はしたくない)今回は「なめがわ清流の森」に車を置いて私の車で行きました。
 上の写真の場所は1日でかなり溶けていました。雪がシャーベット状になっている道端に、滑りながら車を止め靴に滑り止めをつけて歩きだしました。去年よりも雪が多いからつららもきっと大きいにちがいない、と期待していったのですが
 
 あらら、
 
 思った以上につららが小さかったのです。
 


 
 最初の見どころ。大きくえぐれた岩の下にもぐって内側からつららを眺められる場所ですが、ちょっと迫力に欠けるかな。 去年はこんな感じでした

 
 去年はうっすら氷が張っていたところも溶けて水量が多かったです。


 
 けど、流れる水と、ところどころに見られるつららもいいんじゃない? 何よりこのすがすがしい空気。
 
 
 


 
 そして、三人で歩くと、それぞれ違った感想や気づきがあって、また新たな目で景色を見直したりしました。
 例えば、竜の腹と名付けられた岩。

 
 手前の上の方に竜の角らしいものがあり、あれが頭なんねと言われて、初めて頭があったのかと気が付きました。体はずうっと遠くまで長く長く伸びています。三人でしげしげと眺めました。こうまで長かったとは! 何回もここに来たのに、初めて気が付いたのです。
 地質の違った層が幾重にも積み重なり、地層の勉強にはもってこいの岩でした。大昔、ここはどんな地形だったのだろう。上の方の礫岩層には小石がまじっており、よく探したら貝なんかが混じっているのではないかと思えました。実際そうだったらおもしろいのに。
 というのも、この渓谷のすぐそばの集落は「海上ーかいしょ」というところです。もとは海だったことを思わせる名前だと思いませんか。 岩陰には縄文人が暮らしていたりしてー
 太古の景色に思いを馳せました。
 
 
 やがて、去年凍った道に阻まれて行くことのできなかった奥の滝に到着しました。去年は、右にせり出したカーブ、ほんの2メートルほどが歩けなかったのです。それに比べると、今年はまだ暖かいのかも。渓谷に入って、 時間にして30分ほどの所でした。
 
 
 渓谷はここで行き止まりです。

 巨大な岩に囲まれた空間。 小さな滝が流れ落ちています。
 
 
 岩の上には森が広がっています。きっと土の層は薄いだろうに、木々はよく頑張っているなと思いました。

 
 帰り道、ここのつららはちょっと危険。頭の真上に落ちてきそうで、大急ぎで通りました。

 すでに大きなつららがおちて折り重なっていました。

 
 びらびらのついたかんざしのように美しいつらら。



 
 この日の朝、娘に言われたのです。 「今日はマヤ暦の大みそかなんだって。大みそかは新しい年につながる日だから、一年間の良かったことだけを思い出して、前向きな気持ちで新しい年を迎えるんだって。だから、今年あったよかったことを思い出すといいよ。」と。
 言われるまでもなく、この景色の中で嫌なことなど思い出すもんですか。初めて冬にここに来た友人たちは大喜びだし、来てよかったなと思いました。そして、去年一年を振り返ってみると、唐岬の滝に始まって、孫たちと、あるいは一人で、たくさん山歩きをして、友人と京都へ行って・・・元気でいろいろなところへ行けたことを感謝したのでした。
 
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氷瀑の白猪の滝

2023-02-02 20:42:33 | 山登り・里山歩き
  月曜日、椿さん最終日。3年ぶりの通常開催ということでなかなかの賑わいらしいです。ニュースを見てちょっと行ってみたくなりました。でも、この冷え込みで白猪の滝が凍っているというニュースも見て、そちらへも行ってみたいし・・・・
 
 道順から言えば白猪の滝に寄るのが先です。
 途中から見た棚田の景色。
 
 
 道は雪もなく駐車場まで普段通りに行けましたが、駐車場に入った途端この景色。しかも満車で停めるところがありません。向こうの橋を渡ると広場に停められるんだけど・・・・
 一巡してやっと一台入れるところを見つけました。


 
 月曜日に来ようという人は多分毎日が日曜日の高齢者ばかりよね、と予想した通りでしたが、みなさん、足元はスノースパイクやらアイゼンやらできっちりと固め、2本ストックで万全の態勢で登ったようです。そんな中に珍しく若いカップルの姿が見えました。見るとお父さんがちいさな男の子を抱いているのです。ぼくちゃん、安心しきったようにぐっすり。 きっと雪山デビューなんでしょうね。(山とも言えない山だけど)頑張って登って疲れたんでしょう。
 「お父さん、たいへんね。」と声を掛けたらお母さんと二人でにっこり。いいなあ、ほっこり温かい気持ちになりました。
 
 駐車場が少し余裕ができたようです。
 
 ここまでくるとき、一台の車が立ち往生していまして、みんなで雪をのけるやら後ろから押すやらしてどうにか動かすことができました。スタッドレスタイヤだったそうです。しかも帰省中の長野県の人。ご両親を連れて少しでも上まで車で上がろうとしたのだと思いますがあいにく急な坂だったので。皆さんとても恐縮されて何度もお礼を言われました。わたし、ただ見守っていただけなのですけど。
 結局その車は下の駐車場までバックで下りて行ったのですよ。親切な男性何人かが誘導していました。

 道が真っ白なのがまたいい。

 
 靴で踏み固められているのですが、みんな車で来ているので靴底がきれいなんでしょう。
 
 
 これでもたくさんの足跡と車の跡がついているのです。
 
 下に見えるのが有料駐車場。先ほどの人はここまで来たかったんです。

 
 葉っぱがなくなって気が付きましたが、木が紐を結んだようになっていました。葛かなあ。いったいどうなっているのか。と、いろいろよそ見をし、写真を撮りながらゆっくりゆっくり登っていくと谷川が見えてきました。

 去年来た時こんなに雪はありませんでした。




 ゆっくりゆっくり、普段の倍の時間をかけて行きました。
 途中、若いカップルに出会いました。彼女はスカートにスニーカー。すべる、こけると大騒ぎ。
 シユロ縄を靴に巻いて黙々と歩く老夫婦がかっこよく見えました。
 
 着きました。


  滝の全貌。


 さほど大きな滝ではないのですが、広範囲に凍っているので色々な表情がみられました。










 滝近くは雪の下が凍って、滑り止めが効かないところが二箇所ありましたが、それでも下りは歩きやすかったです。いつものベースで菖蒲園のところまで下りてきました。
 夏菖蒲が咲いていたところは雪に覆われていました。
 
 奥へ行かないように雪だるまがとおせんぼ。


しかも二重の守りです。後ろに控えるのは結構リアルな顔のうさぎでした。



 昨日は日曜日。家族で来た人も多かったのでしょう。あちこちに、楽しんだ跡がのこされていました。



 
よく見ると可愛いんですよ。
 
 




 






 こちらまで幸せになってきますね。
 
 よっぽど下まで下りた時、先ほどのカップルを追い抜きました。
 相変わらず大騒ぎでした。やれやれ。
 
 登りに時間を使ったせいで椿さんへは行けませんでした。まあ、椿神社は逃げませんから、人の少ないときにお参りすればいいのです。
 
 帰りに近くの白猪屋さんでおでんを買って帰りました。味のしっかりしみたおでん。このおでんを買うのは恒例になりつつあります。
 
 じゃこ天一枚おまけしてくれました。
 

 

 
 
 
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偵察

2023-01-31 00:09:58 | 山登り・里山歩き
 寒さの落ち着いた土曜日、桜三里を超えて弟宅へ行きました。さほど急ぎの用ではなかったのですが、ついでに寄りたいところがあったのです。その寄り道先が今のうちに行っておきたかった所なので。
 
 さくら三里の中ほどから15キロほど山手に入ったところにある滑川渓谷。この寒さできっと大きなつららができているはずです。そこへは道が凍結していたり雪が残っていたりしては行くことができません。しかし、暖かくなって道の雪が消えればつららも消えてしまいます。その兼ね合いが難しいの。寒さの続いた、ここ数日がチャンスと思い、とりあえず車でどこまで行けるか偵察しておきたかったのです。
 
 国道から山に入ってすぐは問題なし。10キロくらい山に入って、野外施設の「清流の森」あたりを過ぎたころから山際につららが見られるようになりました。これは期待できるかも。ここからさらに4キロ奥に入ると滑川渓谷の遊歩道入り口に着きます。ここまでは難なく来られたのですがー
 途中にある変電所を過ぎるころから道脇に雪が積もっているようになりました。
 そして、渓流にかかる橋まできたとき、広くなった道のわきに4,5台の車がとまっていました。なぜかこちらを向いて停まっています。ということは引き返してきた?
 もう少し先へ行ってみたいと思いましたが、そこからほんの数メートル走ったところで
 
 
 こりゃだめだわ。わたしは引き返すことにしました。この道の手前、右が広くなっているので
 
 
 こわごわと方向変換しました。 何台もがここでバックしたようです。だからどの車もこちらを向いて停まっていたのですね。みなさん、ここから歩いて行ったようです。
 
 下りていくともう一台車がやってきました。窓越しに様子を聞かれました。運転していたのは私くらいのおばあさん。3,4人乗っていました。車は四駆だそうですが、見たところタイヤがつるつるで、さあ、行けるかなあ。もう少し先に広いところがあるから、そこまで行ってご自分で判断してくださいとだけ言っておきました。
 こんなところに来る人はそれなりに準備はしてきているようです。でもわたしは偵察のつもりで来ただけですから引き返します。
 
 来るとき見つけておいたつららを写しながら帰りました。以下、横着して車から降りもせずに写したものです。

 比べるものがないから大きなつららのようにも見えますが、30センチくらいかしら。

 
 水が滴る場所によってつららの形も様々
 
 ん? これはおかしい。つららが突っ立ってる? 鍾乳石じゃあるまいし、下からつららが延びるなんて。
 さすがに車を降りて確かめました。
 
 
 何のことはない、上部が融けて落ちただけでした。
 
 雪のなくなった道で餌を探す小鳥が二羽。
 手前の小さいのはキセキレイだと思いますが、向こうの少し大きいのは?



 森の小鳥たちは車の音にも逃げて行って写真を撮らせてくれませんでした。
 
 車の通らない道端はこんなに雪



 葉っぱのない木は幹の立派さが目立ちます。



 かなり下りてきたところで木いっぱいに広がった綿毛を見つけました。

 うっすらと雪をかぶったような綿毛





 センニンソウの綿毛かな?
 
 対向車も後続車もいなくて、道を独り占めして、のんびりとドライブしてきました。
 
 
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