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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

山の中の一本道

2022-12-02 23:34:21 | 山登り・里山歩き
  毎年地元の新聞に、春は桜の、秋は紅葉の名所が特集されます。たいていはすでによく知られている場所ばかりなのですが、今年はちょっと違った場所が紹介されていました。
 東温市松瀬川の奥にある五柱神社。 私は初めて聞く名前でした。なんとなく曰くのありそうな・・・・
 松山市から帰るとき、桜三里を走る国道から左にそれた場所です。 京都の紅葉は堪能しましたが、地元の紅葉は見に行けていません。松山市からの帰りに寄り道することにしました。
 
 桜三里の紅葉はだいたい勤労感謝の日頃がピークになります。
 
 実際はもう少し黄色が鮮やかでしたが、南国の紅葉はこんなものです。



 山へ山へと入っていくと分かれ道があって神社へは左に行くようにと看板がありました。
 
 神社はすぐわかりました。この山奥に車が数台停まっていたからです。 ははあ、新聞を見て訪れた人たちですね。紅葉はちょっと早いかな?
 
 
 




 
 京都の圧倒的な紅葉を見てきた後ではやや見劣りはしますが、普段はほとんど人が訪れることもないであろう山奥の神社は静謐な空気が流れて心が洗われるようでした。

 
 石碑が二つ

 
 
 
 その石にはマメヅタがはりついていて面白いものが出ていました。
 
 
 これって・・・胞子なの?
 
 
道を挟んで川の方には大きな枝垂桜。地元の方がお世話をしているらしく募金箱が設置されていました。これは、春にもう一度来なければね。



 さて、帰り道ですがー

 わたしはこの道は旧街道ではないかと考えました。国道ができるまでは狭い曲がりくねった道が中予と東予を結ぶ道だったそうです。若いとき一度だけ夫が走ってくれたことがありますがどんな道だったか記憶はありません。そうだ、一度くらい旧街道を走って帰ってみよう。旧街道は途中で国道に合流していたはずです。
 
 そこで、もと来た方向とは反対方向に車を走らせました。
 
 走り始めたころは廃屋がぽつりぽつりとありました。

 
 狭いけれど舗装された道です。
 路肩の弱いところにはコーンが置いてあり、標識には14tの表示がありました。これって14tまでは通っていいということ?
 


 多分自然の木だと思うのですが、モミジがきれいでした。







 道はどんどん山の中に入っていきました。
 ついには谷底の川のそばまで下ってきました。



 道幅はますます狭くなりましたが、わたしは特に不安も感じませんでした。
 
 
 だって舗装されているということは、今も利用されている道と言うことでしょう? 狭いのは田んぼの中の道で慣れています。むしろ、両側が水路になっている田んぼ道より、片方が山になっている道のほうが走りやすいです。さいわい山際に側溝はありませんでしたから、山際に寄りすぎて脱輪するということもないですし。2,3か所小さな落石がありましたが、そこだけは石を踏まないように走りました。こんな山の中でタイヤを痛めたくはなかったので。
 
 それにしてもなんというきれいな眺め



 
 ところどころに広い場所もあって、車をよけることもできました。 この道で一台だけ私を抜いていった車がありました。
 ただ一つ気がかりと言えば、合流する地点になかなか着けないこと。旧街道がこんなに長く続いていたかなあ? 自分の位置を確認しようにもスマホはアンテナが1本もたっていませんでした(車にナビはありません)
 
 かなり走った末に、やっと上に上がる道を見つけました。
 
 写真の左上の方です。



 ほら!ガードレールが見えます。



 広場には看板があって「愛媛トヨペットの森」とありました。 トヨタ自動車の販売会社ですよね。
 
 ん? 自動車販売会社の森?
 
 状況がつかめないでいると、先ほど追い抜いて行った車が上から下りてきました。すれ違う時私は桜三里へ上がる道かと尋ねてみました。ところが!!
 この先上がることはできるが行き止まりだというのです。
 ええ~~ 旧街道じゃなかったのか。その方の言うには引き返すしかないということでした。仕方がない、広場で車を回転させもと来た道を引き返しました。ここまで30分も走ってきたのに。 
 
 五柱神社の鳥居を過ぎ、道案内のあった別れ道のところまで来てやっと気が付きました。旧街道はもう一つの道だったのか。けれどもこれ以上の冒険はやめて、国道まで引き返し、いつもの道を帰ってきました。
 
 ところで、 
 私より先に帰っていった車が途中の広場に止まっていたのです。あの人は何のためにわざわざ行き止まりまで走っていき、すぐに折り返してきたのか、そしてどうしてこんなところに停まっているのか。疑問がちらっと頭をかすめました。迷彩服を着ていたから猟師さんだったのかなあ。
単に休憩していただけかもしれませんが、もしかしたら道を間違えた白髪頭のばあさんが無事に帰ってくるか気になったのかも。
 そして、自分はしっかりしているつもりでもはた目にはずいぶんあぶなっつかしいことをしているのではないかと、ちょっぴり反省しました。
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紅葉が降りて来た

2022-11-23 10:11:24 | 山登り・里山歩き
 草木染が終わって、いつものようにサワグルミの木を見に行きました。
ところが、木が見当たりません。あわてて
「先生、サワグルミの木がないです!」って言いに行ったら誰か切ったかなあと言いながら来てくれて
「ああ、あれですね。」
 
 
 何たる変わりよう。葉が落ちてしまい、まだまだ若い貧相な枝ぶりがあらわになっていました。
 
 
 干からびた実がたった一か所ついているだけでした。他の実は?
 
 向こう岸のモミジが色づいているのが見えました。
 ここは石鎚山のふもと。10月中旬頃石鎚山頂から始まった紅葉はここまで下りてきました。
 

 そうだ、今日はもう少し山奥へ行ってみよう。来るときにめぼしいものは見当たらず、紅葉ももう少し、という段階で下から。気になっていたヤクシソウの黄色も見当たりませんでした。
 
 教室の開かれている「ふれあいの里」からさらに川の上流を 石鎚ロープウエイの乗り場があります。そこへ行くまでの途中に旧石鎚村へ行く分かれ道があります。まずはまっすぐロープウエイ乗り場まで。
 
 山の上の方まで赤くなっていました。
 


 
 
 ロープウエイ近くの川
 この辺が一番きれいでした。
 
 
 
 
 落ち葉が岩にたまって赤い縞模様に
 
 
 上の方も
 
 
 このむき出しの岩山が石鎚連峰の山々だなあと思います。
 
 この日まだ時間があったので旧石鎚村へ寄ってみることにしました。
 が、
 道が狭い! こんなに狭かったぁ?
 今まで乗せてもらうばかりで自分で運転してきたことがないので、初めて通る道のような気がして不安でした。でも、廃校になった小中学校まで来てやっと安心しました。 そう思うんなら引き返したらって思うでしょ? 車を回転する場所がなかったのです。道が行き止まりになったところに車を止める場所があります。そこの橋を渡ると先日行った諏訪神社に行くことができます。
 
 橋の手前に鳥居があって、そばに1本のイチョウの木があるのですが
 
 
 地面が見えないほどの落ち葉。誰も踏まないからふかふかできれい。
 
 狛犬が一枚だけ落ち葉をかぶっていたのがかわいい。頭の苔がたてがみのようにも見えます。
 
 
 今日はここまで。橋は渡りませんでした。だって、さびしいから。
 
 また狭い道を引き返して、来るとききれいだなあと思った木のそばで停車しました。 引き返すならここで引き返すべきだったんです。まあ無事に行けたからよかったけど。
 
 
 この先、道は橋を渡って対岸を通るようになっています。左側には古い家と車が数台停められるスペースがありました。車が一台停まっ。ていて、この家の人のなのかなあと思いましたが、そんなはずはないです。ここは廃村ですから。左の奥に低いけれど急峻な山がそびえているので、もしかしたらそこへ登る入り口なのかもしれません。
 
 

 木は川から生えて橋を越えてきていました。
 


 
 
 たった1本だけどだからこそ周りの景色に映えます。
 
 川を背景に
 
 白い岩と一緒に
 
 
 存在感のある大岩がごろごろ。昔は「伊予の青石」と呼ばれ庭石に珍重されたようですが、今はもちろん採ってはいけません。
 
 


 
 
 青空にも映えます。
 
 
 暗い森から浮かび出ているように
 
 
 下が見えないほど枝枝は重なっていました。
 
 
 この木を先に見ていたら、大満足してロープウエイのほうへは行かなかったと思います。
 
 今日は勤労感謝の日。紅葉はほぼ平地まで下りてきました。毎年この日は西山広隆寺か慈眼寺か、どこかモミジの名所に出かけていたのですがきょうはあいにくの雨。家の中でぐーたらしています。
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休暇村の秋

2022-11-17 01:06:32 | 山登り・里山歩き

 7年目の車検に行ってきました。走行距離は10万キロを超えていました。受付で「次の車検の時もご案内していいですか?」と聞かれ、一瞬ためらいました。
「もしまだこの車に乗っていたらね。」
「そうですね。」と受付のお嬢さんがにっこり。
 この先、何回もは車を買い替えることはできませんから、大切に乗らなければ。
 行く道道、山のハゼの紅葉がきれいでしたので、瀬戸内東予休暇村に寄ってみることにしました。 
 海と山と二つの自然が楽しめる休暇村にはハゼの木がたくさんあります。
 
 本館横の駐車場に車を止めて、春に歩けなかった山の尾根の道を歩いてみることにしました。
 
 
 登り初めは木の階段。

 
 その柵の下にヤクシソウが咲いていました。
 あら~、こんなところにもあったんだ。

 しばらく行くと海が見えました。

 
 海岸のほうの木が色づいています。

 足元には小さな紅葉

 道はさらに上に向かいます。

 高いところに来ると別の黄色い花が目立ちだしました。





 ええとー 多分アキノキリンソウだと思うのですが、 この二つの花は同じものかしら、違うものかしら。
 
 あまり歩かないうちに展望台に着きました。
 
 
 ずっと見えていたあの島
 残念ながら海の地理には疎くて。


 山 空 海 改めてきれいな景色だとながめました。
 
 西条市から新居浜市にかけての工場地帯でしょうか。
 



 
 
 反対側は今治市、しまなみ海道



  とてもいいお天気でくっきりと見えました。
 
 ここから下ります。
 この黒い実は? 


 サカキ? ヒサカキ?
 
 上を見上げると大きなシダが生い茂っていました。
 
 
 
 これって、お正月にしめ縄につけるウラジロじゃないのかなあ。でもお正月に使うのよりうんと大きく、2倍はありそうです。
 
 ヒヨドリバナがかろうじて残っていました。



 
 車道まで下りて来てさらに下に下ります。

 下に来るとまたヤクシソウばかりになりました。

 期待していたアメリカフウはまだまだ。

 横の斜面にはオキザリスが植えられていました。

  アメリカ風よりも早くモミジが色づき始めていました。が、ほかの枝は青々としているのに、1本の枝だけが色鮮やかでした。

 
 釣り鐘ニンジン・・・かな?

 本館に続く道を歩きます。


 奥の方にちらっと赤い色がみえますが、近寄ってみる角度を変えてみると




 ここの赤がいちばんきれいだったでしょうか。 ハゼはなぜか近寄るときれいではなかったのです。
 
 ブルーに見える苔?地衣類?
 
 
 このあたりが一番紅葉が進んでいたところ。





 休暇村の山は松の木もありますから、山全体が赤く染まるということはありません。
 
 ハゼの実。この実から私が染色に使う木蝋がとれます。



 
 再び本館の前の道に出ました。
 道端の崖はヤクシソウでいっぱいでした。


 
 先月石鎚ロープウエイにつながる道ではたった二株しか見当たらなかったので珍しい花かと思いましたが、そうでもなかったみたい。あちらの方は時期が早くて咲いていなかったのかもしれません。もうすぐ11月の草木染教室なので、ここと同じようにたくさん咲いているかどうか確かめておきましょう。
 
 
 
 
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石鎚村散策2 老之川から石鎚小中学校跡まで

2022-11-05 09:34:27 | 山登り・里山歩き
 諏訪神社を出て上流へ。3月に行った曽我部さんの家方面ではなく、割と広い林道を歩きました。最近補修されたらしいか所もあって、まだ使われている道のようでした。
 
 
 山側に残る苔むした石垣
 
 このように石垣を積み上げて上に行く道を作ったり、平地を作って家を建てたりしていたのでしょう。あまり崩れてなくしっかりした石垣でした。
 
 道端の花や草を眺めてはかわいいと写真を撮り、何の花かと訊ねたり、なかなか前へは進みません。
 
 もうすっかり覚えました。コアカソ、葉っぱが穴だらけです。
 
 
 花が咲いていました。 なんだかのれんみたいで面白いです。


 これこれ、
 前から疑問に思っていた植物です。 山でよく見る植物で、コアカソに似ているけどコアカソではない、何だろうかと思っていました。葉っぱだけできれいな植物なんです。

 ミズだと教えていただきました。

 それから私一人が大興奮。皆さんは、すでに知っている花でした。 いろいろな人のブログに登場して心に残っていた花、アケボノソウ。生まれて初めて実物を見ました。

 
 葉っぱだけは知っていたけど、実を見たのは初めて
 
 アカネ
 
 自分がどこにいるかさっぱりわからないけど、右へ行くと高瀑(たかたる)の滝へ行けるようです。けど、歩ける道はどこ?

 
 先生の話ではおいのかわ地区まで行って引き返すそうですけどー
 
 この橋の向こうがおいのかわ地区

 
 小枝や葉っぱが積もって腐葉土状態でした。 人が通った痕跡はありません。
 下を流れる川は
 
 
 かなり下のほうにありました。
 
 橋の名前はー
 
 あらら、こんな字でした。「老之川」
 どうしてこんな名前なのかな。なにかいわれがあるのでしょうか。この水を飲んだらいきなり年寄りになるとか、この橋を渡ったら老人になるとか、老人になったらこの橋を渡って向こうへ行かなければならないとか・・・・ 年寄りには不穏な想像をさせる名前です。

 でも。若い人は何も思わないらしく、私があれこれ想像するのを面白がって笑うだけでした。ねえ、本当にどうしてこんな地名なんでしょう。気になります。この老之川地区には数軒の民家があり、山で切った木を下の川に流して下流に運ぶ仕事に携わっていたそうです。今では下流にダムができて川を使う運搬はできなくなりました。

 
 散策はここまで。引き返します。植物にはあまり関心のないウマオやトラオはさっさと引き返し、予定時間をオーバーしているのが気になる先生も急ぎ足。私たち植物好きのおばさん(私はおばあさん)4人がのんびりと花を楽しみながら歩きました。すると、向こうから追いついてきた人が。
 
 この人こそ石鎚を天狗のように駆け下りてきた青年でした。物おじしないおばさまたちが声を掛けました。(石鎚登山成就社ルート 1 に登場します)
 
 高瀑へ行ってきたんですか
 はい
 今道は通れるんですか?
 きびしいですね。この間の台風でますますひどくなってました。
 遠いですか?
 わりと
 私たちも行けるかなあ
 登山に慣れた人がちゃんとした装備をつけて行かないと無理だと思います。
 
 高瀑の滝は昔は歩きやすい道だったそうですが、道が崩れて行きにくい場所になってしまいました。彼は行ってみたいという友人のために下見をしてきたんだそうです。腰には鉈とナイフ。道を切り開きながら行ったのだそうです。おばさまたちの質問攻めに、ついには撮ってきた動画まで見せてくれました。
 すごい。落差は今まで見た滝で一番大きいように思いました。若いときに行っておくべきでした。今となっては一生行けないと思います。多分テレビなどの取材クルーも入れないのではないでしょうか。動画を見せてもらってよかったです。幻の滝です。
 
 しばらく話してから彼は私たちの先を歩いて行ってしまいました。ところが、車を止めた場所で、彼はまた捕まっていました。気の毒に、私たちの足並みが揃わなかったから同じ話を二度する羽目になったのではないかと思います。
 
 車に乗り込んで帰る途中、旧石鎚小・中学校跡に立ち寄りました。前回、サルを見かけたので深追いしなかった場所です。
 
 草や苔で覆われていますが、校舎の土台だったと思われます。
 
 
 
 こんなに小さい教室だったんだぁ。大きな学校で学んだおばさまは感慨深げ。実はここに来るまでに保育所跡も訪ねて、こんな山深い場所にも幼児がいたのだという事実に心動か5されました。そして昭和50年代まではこの学校は存続していたのです。ばらばらと散らばる集落から遠い道のりを歩いてきたのかなあ。
 
 土台のそばに園芸店で売られている花が咲いていました。うちにもあったんだけど、なんだっけなあ?

 
 一方では野菊(正確な名前はわかりません)の群れ

 
 むかし、確かにここで学んだ子供たちがいた、それを象徴するかのような光景でした。 
 
 学校跡の向こう(サルが消えて行った場所)は河原でした。

 
 澄み切った水。 きれいな色でした。子供たちは壊れたこうもり傘の骨で魚を突いて取っていたそうです。 今の子供たちから見れば厳しく不便な生活だったでしょうが、山の学校で勤務したことのある私には、きっと楽しい暮らしだったのだろうなと思えました。純朴な数人の子供たちと、イモリを飼育して生まれた卵からえらのある幼生を育てたり、ドングリ団子を作ったり・・・教科書の勉強だけではない勉強をいっぱいしましたもの。

 
 孫たちは早速生き物探しをはじめました。カワゲラの仲間がいたみたいです。そして石投げー水面をだんだん飛ばしに滑ベラせていくあの遊びです。得意なおばさまに教えてもらって何度も挑戦しましたがうまくいかず・・・帰る時刻になってもまだやりたそうでした。
 
 
 だれかが語り部にならなければ・・・・案内してくれた小澤先生の言葉です。
 
 魚も下流に黒瀬ダムができたことで遡上しなくなり、村人の楽しみもなくなりました。 そして林業の衰退や車社会の発達とともに村を離れていったのです。黒瀬ダムは今も下流の地域の農業や工業に利用され、多くの人が恩恵を受けています。
 
 わたしは10月、3回もこの道を走りました。途中、今は営業してない数軒の旅館の建物が残っています。ロープウエイができるまで石鎚山は日帰りでは登れない山でした。信仰のために山に登る人のための旅館がいくつもあったそうです。しかしロープウエイの完成とともにそうした宿はなくなりました。
 
 ロープウエイとダムと。われわれの便利な暮らしと引き換えに故郷を離れた人々がいたことを忘れてはならないと思いました。時代の流れとしてしかたがなかったことではあるでしょうが、はるか昔からこのような暮らしをしていた人がいたからこそ途切れることなく続いてきた石鎚登山の歴史があります。ご先祖様とは、血のつながった人だけではなく今の暮らしにつながるすべての人々なのだとしみじみと思いました。
 
 もう一つ
 
 
 
 
 たしか新聞でも報道されたことがあります。戦争に翻弄された一人の女性の過酷な人生を伝える看板です。特攻兵の第1号は西条市の方だったと。戦時中は戦意高揚のために軍神とあがめられ、終戦後は戦争加担者として迫害されたということはその新聞記事で初めて知りました。その女性が亡くなったのがこの場所であったとは。こうして実際の場所を訪ねると、その事実の重さに言葉を失います。
 
 こうして廃村を訪れた者の一人として、私も何か伝えるべきではないかと考えながら書きました。最後まで読んでくださってありがとうございました。 
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石鎚村散策 1 諏訪神社周辺

2022-11-04 00:27:20 | 山登り・里山歩き
 石鎚登山、その後です。
 10月最後の日曜日は、ウマオはまたまたお父さんと石鎚登山に行きました。そして元気よく帰ってきました。ついに念願の鎖場を制覇したそうです。 3つの鎖を合わせると150m以上あります。
 そして残ったトラオと母親と私とは、今治のしまなみヒルズにあるイオン山へ。 トラオの誕生祝を買いに行きました。そして木立ならぬ人の林に疲れて帰ってきました。
 
 そうこうしているうちにはや11月。10月の出来事で書きたいことがまだあるのに。なので、時を遡ります。
 
 10月15日、世間は3年ぶりの祭りに沸いていた日
 
 
 待ち合わせたスーパーの駐車場にこのあたりの人々が集まっていました。
 西条祭りのだんじり、新居浜祭りの太鼓台ーとにかく華やかで勇ましくて、正月は帰省しなくても祭りには帰ってくる人も大勢いるそうですが、周辺地域で暮らす私たちはさほどの思い入れはありません。
 
 これは、新居浜の太鼓台と似ていますが西条では「みこし」と言われるものだと思います。このみこしのお供でだんじりという山車が市内を練り歩きます。あえてひらがなで書いたのは、神様が乗る乗り物は一般的な神輿の形をしており「しんよ」と呼ばれるそうです。(実はあまり詳しく知らないので)

 
 そのみこしをしり目に私たちが向かったのは・・・
 
 3月に旧石鎚村を訪れた時、入り口まで来て立ち寄らなかった「諏訪神社」です。 この日は娘の山歩き仲間と、今治城でお世話になった小澤先生、ウマオやトラオも一緒でした。

 
 橋を渡って参道へ向かいます。
 
 人の住まないこの村ではもちろん祭りはないのでしょうが、境内は草が生い茂ることもなくきれいに手入れされていました。
 
 
 橋のたもとにいたのは蛇。 模様がマムシに似ていますが、青大将の幼生。小さいときはマムシににた模様なのだそうです。頭が三角形でないのでマムシと違うことがわかります。
 
 
 私たちがしげしげと見つめるのに気づいて逃げようとしたのだと思いますが、ポトンと落ちてしまいした。 子どもたちが見つけたカエルもやっとこさで石垣に逃げ込んでいきました。寒さで体が動かなかったのだと思います。そろそろ冬眠に入るころですね。
 
 生き物の姿があまりないのは寂しいものです。
 カマドウマかな?
 
 なんだかわからない、変な虫だと思ったら、羽を広げていたのでわからなかったのです。か細い声で鳴いていました。
 



 
 
 これも、どこが頭なのか体なのかさっぱりわかりません。
 
 
 この日、3時間ほどの散策で生き物を見たのはこれだけです。


 
 上の方には本殿とは別に小さな祠もありました。

 
 下は澄み切った水。

 
 近くまで下りてみました。

 
 美しい色でした。





 植物もいろいろ見ましたが、あまり花が咲いているのはなくて葉っぱだけを見て名まえは聞いた片っ端から忘れていきました。 
 
 きのこーいろいろな種類があって楽しいですが、名前がわかりません。まあ、きのこだけは名前を覚えようとも調べようともしないのですけど。あまりにもたくさんあるし、微妙な違いを見つけて判別しなくてはならないし・・・って、わたしはキノコはキノコでいいの(開き直っています)

 これぞキノコ
 完璧な形です。
 


 お椀のように反り返っています。
 
 
 形の面白いキノコ
 サンゴタケといったかな? 


 若々しいキノコも年を取ると・・・・
 こうなります。

 
 トランペットの先のようなかたち。
 足がないんですよね。
 
 
 カラフルキノコいろいろ
 
 色鮮やかな黄色



 
 轟の滝でも見つけた紫色のキノコ。 ムラサキシメジかな? そうだとしたら食べられるんですよね。私は買ったキノコしか食べませんけど。



 これはかわいさでは一番
 ベニヒガサだと教えてもらいました。
 
 
 これもベニヒガサなんでしょうか。
 
 
 集団で生えているキノコ
 
 これはすごい。
 
 



 
 
 
 キノコ観察会ではなかったのですが、みんなキノコが大好き。しょっちゅう かわいい~~と 叫んでいました。
                                        
                                             続きます
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石鎚登山成就ルート その2

2022-11-02 01:57:12 | 山登り・里山歩き

 登り道が続きます。階段だらけは足に堪えます。わたしはついにズボンのひざのファスナーを開けて裾を取り外しました。すると半ズボンになるのです。これで膝のあたりに布の抵抗がなくなり、少し登りやすくなりました。座り込んでそれをしていたらすれ違う人が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。

 語録6 石鎚を好きになってほしいから困っている人を見かけたら進んで助けることにしている(休みのたびに登山する愛好家)

 立ち止まっていても「お気をつけて」と言ってくれる人も何人もいました。ベテランの人は挨拶をするときに声や表情で相手の体調を思いやるそうです。

 登り続けて夜明かし峠近くまで来ました。娘が小学生の時はここまで来たそうです。(それ以前は山頂まで行っていました。事故があったりして次第に短縮され、今は登山しなくなっています)

 

 ここまで来ると目の前に石鎚山頂が。

 右から出た枝の先あたりに山頂社が見えます。 とおい~

 


 これは私のもっともいやなパターンだわ。

 人それぞれではありますが、わたしは目の前に目標が見えているのに、歩いても歩いても到達できない道は嫌なのです。堂が森もこのタイプで、森を抜けた先に頂上が見えますが、とても遠くていやでした。逆に土小屋ルートだと先が見えないので、ひたすら歩いていくうちにいつの間にか着いていて、私にはこの方がずっといいです。

 で、休憩所は?

 山頂社の真下、かなり上のほうにありました。そそり立つ険しい傾斜。あそこまでは行くと決めていました。

 語録7 トイレは2の鎖下までありません。登山の前にトイレを済ませましょう(ロープウエイ駅での注意書き)

 これ、大事。成就から2.6㎞ すでに3時間近くかかっています。めちゃくちゃ遅い。ここで引き返したら絶対トイレで困るに決まっています。だから休憩所でトイレを済ましてから下りるつもりでした。

 

 夜明かし峠にはルート図がたっています。これでいうと、2の鎖の下に休憩所があります。

 成就ルートは土小屋ルートより1㎞短いですがその分傾斜が急で、時間的にはどちらも同じ。土小屋ルートにはところどころに休憩用のベンチが設置されていますが、成就ルートにはベンチはありませんでした。2か所だけ丸太と角材の置かれた場所があって腰を下ろすことはできましたが、それだけです。観光登山者には不親切なルートです。本当に修行の道だなあと思いました。

 けど、この道を1歳くらいの幼児を抱っこ紐に抱いて登ってきたお母さんがいたのですよ。母は強し! しかも、そのぼうや、自分で歩きたいと駄々をこねている。ここは危ないからダメとお母さんがなだめていました。

 語録8 登山にも英才教育が必要だ。(ずっとソロで登山してきた結果、子供が一緒に登ってくれないと寂しがるお父さん)

 そうねえ、親子で登った楽しい経験があるからこそ山登りが好きになるのかもしれません。一緒に登る中でいろいろな知恵もマナーも学んでいくのでしょう。学校で一斉登山をしなくなったからこそ、だれかが教える必要があります。

 階段ばかりのしんどい道ですが、眺めがいいので救われました。





 振り返ると、登ってきた成就の建物

 


 一週間前に行った瓶が森。

 

 西条市の街並みと瀬戸内海(ひうち灘)



 一の鎖に着きました。 私はもちろんう回路を行きます。挑戦した人もいましたがあえなくリタイア。すぐに下りてきました。無理はしないほうがいいです。

 


 
 お山開きの時、信者さんたちはご神体を背負ってこの鎖を登ります。石鎚にはさらに2の鎖、3の鎖があって、それは休憩所より上に設置されています。3の鎖は長さ68m。わたしだったら体力尽きて落下しそう。

 たまたま人の姿が途絶えて、たった一人でとぼとぼと歩いていたら目の前に小鳥が。トリミングしたらボケてしまいましたが、あなたはだあれ。



 逃げるふうでもなく私の前を案内でもしてくれるように歩いていきました。しばし疲れを忘れました。

 語録9 ぼくらは地球の上で遊ばせてもらっている。できるだけ自然の邪魔をしないように、壊さないように気を付けたい(県外から来た大学生ふたり) 

 ここへ来るまでに、ガンガン音楽をかけて登ってくる若者グループに道を譲りました。わたし、ちょっと迷ったのですけど気のよさそうな青年たちだったのですれ違いざまに声を掛けました。

「お願いがあるんですけど」 息も絶え絶えのばあさんに呼び止められた若者は何事かとびっくりしたことでしょう。              「ボリュームをもうちょっと落としてもらえませんか。小鳥の声が聞こえないから。」本当はイヤホンで聞いてくれと言いたかったけどそれは言いませんでした。その時は本当に小鳥がどこかへ行ってしまってたのです。

 大分山が近づいてきました。



 そしてついに休憩所がすぐ上に。

 鳥居の上に避難所を兼ねた休憩所と、トイレ、その上に2の鎖、3の鎖があります。

 ここまでかかった時間 3時間半。標準タイムより1時間も遅かったです。がんばった。

 じつはこの鳥居からトイレのある休憩所までの石段が最難関でして、最後の力を振り絞らなければたどり着けません。

 小屋に入ってお弁当を食べ、娘に電話しました。

 「今休憩所」

 「ええ~~ そんなとこまで登ってきたん。がんばったねえ。」

 山を登り慣れているお仲間でさえ、喘ぎあえぎだったそうで、わたしなんかとっくにリタイアして下山したと思っていたらしいです。

 帰りの下り道は登りよりもきつかったです。

 語録10 体が寒くないのに足が震える(ウマオ)生まれて初めて膝が笑うという経験をしたらしい(笑)

 語録11 抜きつ抜かれつですなあ、何度も会いましたねえ。(休むたびに道を譲っていた人から)

 きつい道だからこそ連帯感が生まれてきます。 きっと同じ時間に下りるんでしょうね。なんて話していたのですが、最後は私が負けました。

 抜きつ抜かれつといえば、登るとき前社が森の小屋で先を越された団体ツアーの皆さんを、この下りで追い抜きました。 

 ツアーに付き添っていたガイドさん、「皆さんゆっくり行きますよ。このお母さんのペースで後をついていきましょう。いいですね。」わたしがペースメーカーになるなんて! みなさん相当お疲れなのかな? あとから追いかけられるのは好きではないので先に行ってもらいました。がすぐにまた追いつきました。

 追いついたのは前社が森の小屋です。このツアーの一行が休んでいるのが見えました。私が追い抜いた人たちを待っていたようです。私が休憩所まで行く間に山頂まで行って私より先に帰ってきたのだと思います。皆さんかなりの健脚とお見受けしましたが、さすがに足並みがみだれたようです。

 



 人数の多いツアーなんですよ。足並みが揃わないのも無理ないですね。こんなに大勢が休めるところは他になかったように思います。

 ツアー客の一人が男性が添乗員さんに向かって、やれ、歩くスピードが遅いだの、ちんたら下りていたらかえって疲れるだの、文句たらたら言っていました。それを聞いて私も疲れていたものだからちょっとイラっとしたんですわ。ついつい言ってしまいました。

 語録12 ツアーなんだから無理ですよ。自分のペースで登りたいなら一人で来なくては(顔だけはにこやかに笑いながらね) 

 その男性、いかに普段自分が山登りに長けているか、ツアーで来たのは交通手段がないからだとかいろいろ周りの方に言っていましたが・・・ 私も何人かの登山好きの方のブログを読ませていただいていますが、皆さん人を当てにせずぐちぐち言わず、すがすがしい方ばかり。自分で交通の手配もガイドを雇うこともできずツアーでお世話になってるなら仲間の悪口は言わないことです。おまけに地元の人の悪口まで言うなんて

 その悪口とはー

 登ってくるとき、買わない人にはトイレは貸さないと言った小屋のおじさんのことを、商売人として心が狭いというのです。 しかし、その人の言うように気前よく貸してあげたとしても1日に数百人の、ほとんどが再訪することのない登山者の何人が亭主の人柄に感銘して飴湯を買ってくれるでしょうか。都会の商売とは違うと、わたしは心の中で反論しました。

 語録13 石鎚山は団体ツアーには向かない山だ(私他複数の人)

 剣山などは、山頂に行かなくても楽しめる場所が何か所かあるし、余力のある人は隣の次郎笈までも行けます。体力に応じて楽しめる山だと思いますが、石鎚山はひたすら登るだけ。無理になったら同じ道を引き返すだけ。考えようによってはつまらない山です。少人数でガイドを雇って登っているグループに何組も会いましたが、初めて登るときはそれがベストのように思います。それに・・・さっきのツアーは人数のわりにガイドさんが少ないような気がしたなあ。去年会ったツアーはガイドさんと添乗員さん、3人以上付いていたような・・・ 

 大勢で登るのではなく自分一人だったら、しんどいながらも楽しみはいろいろあります。

 サルノコシカケの仲間でしょうか。まるで貝がへばりついているみたい。

 追記 ツリガネタケだそうです。みーばあさん、ありがとうございました。
 
 これぞ紅一点

 芽生えたばかりの10センチほどの紅葉も赤くなっているし

 黒いバッタも見つけたし


  
 あはは・・・地面の写真ばかり。下ばかり向いていたということです。

 八丁坂を下りきったときホッとしました。上り道がこんなにもうれしいとは。

 

 成就で出迎えてくれた猫ちゃん。 どこかのお店の看板猫で玉ちゃんというんだそうです。めったに出てこないので会えるのはラッキーなんだとか。

 



 しばらく娘たちを待ちましたが下りてこないので先にロープウエイに乗って下りました。こんなこともあろうかと、私の車で来ていたので先に帰るつもりでしたが、駐車場で電話が通じたのでさらに10分ほど待って一緒に帰りました。ウマオは天狗岳にも行ってご満悦でした。

 車の中で、娘が山頂で出会った人のことを話してくれました。

 なんと! 汚物の袋を持って天狗のように駆け下りて行った人が、先週私たちが廃村をうろついていた時会った青年だというのです。彼はボランティアで石鎚山の環境維持のために汚物の始末やごみ拾い、道の整備などをしているのだそうです。台風で倒れた木や枝も片付けて歩きやすくしてくれたんだそうです。私とすれ違った後、彼は夜勤の仕事に出かけたんですって。

 私たちがこうして険しい山に登り自然を満喫できるのも、道を切り開いた役小角から続く先人の苦労に支えられているのだと心からありがたく思いました。そして、気持ちよく登山できるのは、たくさんの信者さんや石鎚を愛してやまない人たちの奉仕の精神があってこそ。本来は信仰の道ですから厳しくはありますが、その分人を思いやりながら真摯に登る人たちにたくさん出会うことができて、登ってよかったなあと思いました。 けど、このしんどさは、もうしばらくは味わわなくていいかな。

 追記 下山した時、歩数は17000歩を超えていました。登った階数 36階。すべてが階段だったわけではありませんがそれだけ小刻みの階段が多かったということです。 ポチの散歩を終えた時には20000歩を超えていました。つかれました~ そしてさすがに筋肉痛になりました。翌日ね。まだまだ若い?

 

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石鎚登山成就社ルート その1

2022-10-31 11:47:34 | 山登り・里山歩き

 良いお天気が続きます。ウマオは、2週連続で石鎚登山に行ってしまいました。今回はお父さんと二人だけの登山です。だって、私たち先週登ったばかりなのに・・・元気者には付き合いきれません。

 というわけで、紅葉がピークだった先週の登山レポートです。

 私は生まれて初めて成就からの登山道を歩きました。この道は土小屋ルートに比べて距離は短いものの傾斜がきつく、みんなしんどい思いをしながら登っている、という連帯感のようなものがありました。すれ違う時挨拶をする人はほぼ100パーセントだったし、ほんの数分間立ち止まって息を整える人も多くて、見知らぬ人と会話する機会も多かったです。なんとなく温かみのある登山だったなあ、と今思い返しています。

 けど、登山する人の温度差がありすぎるー信仰で登る人~観光で登る人 1歳の幼児~80台の老人 登山初心者~通算500回を超える石鎚レジェンド 地元の人~都会の人 自然保護に無関心な人~ストイックなまでに厳しい人 こんなにも様々な人を受け入れることができるのが石鎚の懐の深さではありますが、当然意識の違いからくる問題はうまれるわけで。

 私の心に残る石鎚語録とともにレポートします。私が問題だと思ったことも今回は書いておこうと思います。不愉快な気持ちになられる方がいたらごめんなさい。語録は私が聞いたりまた聞きしたりした言葉です。

 語録1 天狗岳はディズニーランドか! 

 私たちが瓶が森に行った日、石鎚山頂から天狗岳(ここが最高峰)へ行く道は2時間待ちの行列だったとか。交通整理したら逆に文句を言われることもあるそうです。

 駐車場が満車になる恐れがあるというので、ロープウエイの始発時刻よりもっと早く着くように家を出ました。先に着いていた仲間が駐車場を確保してくれていました。そこからロープウエイープウエイに乗って成就へ。いつものことですがここからは娘たちとは別に、マイペースで登ります。

 



 ロープウエイ駅から神社のある成就(地名)まで約20分

 神社に続く広場は霧が深く何も見えませんでした。

 





 赤く見えるのは赤く色づいたドウダンツツジの葉でした。途中、シロモジの葉が黄色く色づいていたり、ハガクレツリフネの花が咲き残っていたり

 





 石鎚神社の中宮「成就社」(神社名)

 





 ちなみに山頂にも神社があって「山頂神社」と呼ばれています。1300年の昔、修験者の役小角(えんのおづぬ)が石鎚山頂をめざしたけれどついに挫折してここまで下山してきました。しかしこの地で一人の老人が斧から針を削り出そうとしているのを見て感銘を受け、再び修行を続けてついに山頂を極めたと伝えられています。そして役小角の心願が成就したこの地に社を建て、祀るようになったとか。石鎚山では今でも7月1日のお山開きには全国から信者が集まってきます。そのための旅館もここにはあります。

 本殿にお参りして、いよいよ登山開始。神門をでるとそこはだらだらと下り坂でした。

 





 語録2 この坂がいやよねえ。帰ってきたときここを登るのはほんとしんどかった。  昔、宿泊野外学習で子供たちを引率して山に登った友人の言葉。

 下ったら上るーこれ、当たり前のこと。先へ行くにも覚悟がいります。しかし、あまりきつい坂でもないのでついつい遠くまで行ってしまう羽目になるのです。

 巨木がそびえる山道は、景色は見えませんがすがすがしく、しばらくは私も順調に歩きました。

 







 鳥居が見えてきました。山頂に参拝する体力のないものがここから頂上を拝むのだそうです。ここまで20分。標準タイムで来られました。

 ヒメシャラとブナ?

 



 

 頭上に大きな倒木

 



 

 八丁坂の始まり。成就から1km ここまで来るのに30分。ここからはずうっと上りです。

 





 成就から1.1km。100mしか来てないのに10分もかかってしまいました。後から来た小学生たち、ウサギになって跳んでいきました。私は亀になって、のろのろ登ります。しかもウサギにもなって休み休みしながら。

 





 道のほとんどは木できれいに整備されています。しかし階段を上り続けるのはきつい。何人もの人に先に行ってもらいました。

 語録3 修行ですねえ。役小角の苦労がしのばれます。(若い人が追いついてきて隣で一息入れながら)

  道なき道を切り開いた役小角の苦労はこんなものではなかったでしょうが。 

 語録4 階段を作るのは本当にしんどかった。天候が悪いと山頂荘で何日も待機せんといかんかったし。(娘の知り合いの工事人さん)

  

 本来出会ったときは登り優先ですが、私は上から下りてくる人にも道を譲りました。とろくさい私のために待たせたくはないので。そんな時、風のように、天狗のように駆け下りてくる人に出会いました。手にはトイレの汚物を入れた黒い袋を持っています。石鎚山のトイレはバイオ技術を駆使して環境に配慮したトイレになっています。そのため使用済みの紙は汚物入れに入れるのですが、それを毎日下界まで持って降りてくれる人がいるのです。お世話様です。ちなみにトイレを使うには協力金を入れることになっています。が、美しいトイレを使えるのが当たり前と思っている人もいるのではないでしょうか。あまりお金を入れる人を見たことがありません。(数回分のチケットを買って前払いしている人もいます)

 木々が紅葉してきました。そしてちらほらと山の姿が見えるようになりました。

 





 成就から1.6㎞  ここまで70分 500m登るのに30分のペースです。



 


 ここの色づき方は水玉模様。まあ、遊ぶ時間も結構多かったですから遅いのはしかたないけど。写真を撮るのに立ち止まれば1分、30回立ち止まれば30分のロスはあります。けど、立ち止まらずにはいられません。息が切れるのと景色がきれいなのと両方の理由で。

 



 

 登り始めて2時間 前社が森に来ました

 
 空はいつの間にかすっかり晴れ渡っていました。



 ここには小屋があって飴湯などを販売していました。ショウガ入り飴湯を買いひと休み。そこへトイレを貸してほしいという登山者がきました。

 語録5 何か買ってくれるというならトイレをつかってもええけど・・・・(飴湯をうっていたおじさん)      山でのトイレ管理の大変さを思うと、もっともだとわたしは思いましたが、ツアーで来た人の中には異論もあったようです。商売人としての度量が云々。これについては後編でもう一度書きます。

 おじさんに上の休憩所まで何分ぐらいかかるか聞いたところ「40分くらい」と言われました。実際は50分かかるそうです。

 ええ~~~ まだそんなにあるの~ がっくり。 

                                                 続きます

 

 

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瓶が森散策 2 絶景のUFOライン

2022-10-16 00:49:15 | 山登り・里山歩き

 順序でいえば瓶が森を途中で下山した後の行動を書くべきなのですが、三日後、また瓶が森へ行きましたのでその日のことを先に書きます。

 水曜日、「瓶が森林道フラワーウォッチング」というツアーに参加しました。これは瓶が森林道(ユーフォーライン)を歩いて植物観察をしようというツアーで、西条自然学校の法橋先生がガイドをしてくれます。春、夏、秋の3回あるのですが今まで参加したことはありません。というのも水曜日は松山へ行く日。けどとても面白そうなので太極拳をお休みして参加しました。結論から言うと、大変面白く有意義な一日でした。

 

 この日は中型バスに乗って新しい寒風山トンネルを抜けました。このトンネル、5432メートル、日本で2番目に長いトンネルだそうです。知らなかった。

 いったん高知県に入って木の香温泉でトイレタイム

 海洋堂の自動販売機ができていました。

 



 

 道端には十月桜がちらほら。写真を撮りたい人のためにバスが止まってくれました。添乗員、ガイド合わせて総勢15人のツアーです。この融通の利かせ方がアットホームな感じでよかったです。

 また愛媛県側に引き返して狭い道をうねうねとゆっくり進みました。小型バス一台がやっとの狭いところもたくさんあり、運転手さんも気の抜けないツアーだそうです。

 このツアーは西条市の自然と歴史を理解してもらうため、西条市観光物産協会が主催しています。添乗員さんも物産協会の職員です。

 ユーフォーラインはもともと雄峰ラインと言っていましたが、古文書にもUFOが出現したらしいことが書かれているため、UFOと掛け合わせてこう呼ぶようになったそうです。なんでも火の玉が目撃されたのだとか。

 狭い山道を抜けると広々とした景色が広がります。

 



 

 かつてカローラのCMで菅田将暉さんが気持ちよく運転していた道。あれでこの道は一躍人気が出て人が大勢来るようになりました。困ったのは、あんなふうにすいすい運転できる道だと勘違いしてくる人が大勢いること。そして、今石鎚は人が多すぎて過密状態だそうです。当然マナーの問題や環境への負荷が増えることなどの問題も起きています(今年石鎚山には例年になくたくさんのごみが落ちていたそうで、石鎚を愛してやまない山男が悲しんでおりました)

 景色は広々で、舗装はされていますが山道には変わりありません。慣れない運転による事故も結構あるそうです。

 さらに付け加えるならば、道端の草を刈ったり、弱いところを補修したりするのは地元西条市と高知県いの町の職員だそうで、時には木の枝で車を擦ったなどの苦情を言われることもあるのだそうです。しかし、観光客が押し寄せても管理する地元には一円も入ってこないのだとか。バスの中で、通行料をとったらいいのにねえ、という声も上がりました。私もこうして楽しませてもらうのですから通行料を払ってもいいという気持ちはあります。

 このツアー、春、夏、秋の3回行われており先の2回はいずれも悪天候だったそうです。今日も怪しい・・・添乗員さんは一抹の不安を抱いていたようですがー

 



 よい兆しが見えてきました。

 こんなに空がピンクに染まるのは見たことがないそうです。家族で行ったときに車が多くて止まれなかった場所でバスを止めることができ、しばし撮影タイムになりました。このツアー、わざと観光客の少ない平日に催行しているそうです。が、この日は車が多かったです。

 わたし、今まで何も考えたことがなかったのですが、この幾重にも重なる優しい山並みは高知県側。雲の下に太平洋が広がっていました。ガイドの法橋先生はこの高知県の山がうらやましくてしかたがないそうです。広葉樹の多彩なひろがり。高知県は山の多い県ですが、西条市のように急峻な山にまで植林はしておらず、自然のままの広葉樹の森が広がっています。

 



 

 というのも、数年前、西条市も大雨で大きな被害を受けましたが、その一因となったのが放置された人工林でした。細いひょろひょろとした、本来間伐されるべき木が保水力を失っており、雨が降ると土砂とともに流されるのだそうです。今自然学校が取り組んでいる、放置林を自然に還す活動も災害を機に行うようになったのだとか。

 

 次に止まったのは吉野川源流の碑があるところ。ここからは歩いて道端の植物を観察しながら、瓶が森の駐車場を目指しました。

 



 瓶が森は笹原の優し気な外観ですが、実は岩山。




 駐車場のちょうど上あたりに来た時、石鎚に雲海がかかっているのが見えました。私たち、花も見たいし景色も撮らなきゃいけないし。なかなか忙しかったです。

 



 
 上のほう、石鎚に近い部分の薄い水色は瀬戸内海、雲の中のやや濃い水色が空です。


 

 駐車場のベンチでお弁当。ちょうど祭りシーズンなのでお寿司と柿羊羹(全国一の愛宕柿の生産地田滝地区のグループが作っている柿の果肉入り羊羹)でした。

 



 

 お弁当を食べた後、瓶が森の氷見二千石原を歩く人と、林道をさらに下って子持ち権現まで歩く人に分かれました。私はつい3日前に氷見二千石原へは行っているので、子持ち権現行きにしました。

 瓶が森駐車場付近にもガスが出て幻想的な風景になっていました。







 子持ち権現は背中に子供を背負っているような形からそういわれているそうです。古くから修行の場として修験者たちが登っているそうです。ウマオに言わせれば、鎖しかない山です。なぜかウマオは子持ち権現がお気に入り。将来はここに登ってみたいんですって。

 子持ち権現が正面に見えるところまで歩いて駐車場に引き返しました。

 帰り道、自念子の頭(じねんごのかしら)へ寄り道して、数分登山気分を味わいました。添乗員さんはぜひここを見てほしかったといいました。というのも自念子の頭へ上る道の左側は高知県、右側は愛媛県で、尾根を境に全く違った地形になっているのでした。

 高知県側

振り向いて
右側が高知県側


愛媛県側


 この下は絶壁です。ガスで何も見えません。霧は愛媛県側から立ち上ってきます。

 右 高知県 左 愛媛県
 
 山の中、向こうへ続く道は瓶が森から自念子の頭、東黒森山へと縦走する道。

 

 こうして楽しく有意義な一日が終わりました。

 次回に、散策で見つけた植物を紹介します。

 

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瓶ヶ森散策  1

2022-10-14 20:34:28 | 山登り・里山歩き
 三連休の真ん中の日、瓶が森に行ってきました。
 え~と、はじめは散策ではなく登山のつもりだったのですけど・・・・だから出発も朝の7時半。午前中に下りて来て午後はまた別の場所に行くつもりでした。
 寒風山トンネルが工事で片側通行になるということで、今はあまり利用されてない旧国道を行きました。対向車には一台も合わずに寒風山の駐車場に到着。 旧寒風山トンネルが駐車場にでてくるとは。今まで知らなんだン?と、孫たちにまで笑われました。
 駐車場は寒風山に登る人の車でほぼいっぱい。
 


 私たちはさらに奥へ向かいます。ユーフォーラインの景色はいつ見てもきれいですが、車を止めて写真を撮る場所がありませんでした。止まって写真を写している人の車でいっぱいだったからです。県外車が目立ちました。なかなかひやひやする思いもしました。山道に慣れないドライバーも多いですから。
 
 ウマオのリクエストで吉野川源流の碑に立ち寄りました。徳島県を流れる吉野川はここからの水を集めて大河になるのです。
 
 
 
 9時30分ごろ駐車場に到着。車で約2時間かかりました。ここも車でいっぱい。三連休ですからね。

 今回の登山コースは?
 
 右端の駐車場から中腹の氷見2千石原を通って、いったん道を下り、下のほうの瓶壺へ。

 
 そこからまた登って、第1キャンプ場経由で女山を目指します。というのも、6月の雨中登山で、私だけが女山まで行ってなかったからです。私の通ってない道を通って女山、男山を目指します。
 そろそろ石鎚山が色づくころで、氷見二千石原からそれがみられるといいなあ、とちょっと期待していたのですが、来る途中の景色から考えて、紅葉はまだだろうと思いました。
 
 瓶が森は駐車場からの数メートルがきついですが
 
 


 氷見二千石原にでると、なだらかな道が続きます。


 向こうに見えるのは子持ち権現。


 
  思った通り石鎚は青い山でした。しかも山頂は雲に隠れています。
  画面右手のほうがロープウエイのある成就登山ルート
  左手のほうが土小屋登山ルート


 クマザサに覆われた広々した場所ですが、風雪に耐えた木々は堂々として立派です。

 
 6月に新芽がでていた針葉樹には
 
 先っぽに一つずつ実のようなものがついて、相変わらず面白い姿だなあと思いました。
 
 
 途中でキノコを見つけました。
 たぶんこれはホコリタケだと思います。
 
 
 このふにゃっとしたものは?
 ボケていますね。
 
 
 20分ほどで瓶壺へ下りる場所に着きました。
 
 
 この手前、下りていく道はひどくえぐれていて滑りやすく荒れていました。上から見下ろした場所も、笹がないところが広場のようになっています。そのうち、中央に残った笹もなくなってしまうのではないかと心配です。
 
 瓶壺
 直径2メートルほどの甌穴です。底の石がはっきり見えて澄み切っていました。

 
 すべすべした岩をわずかな水が流れて来てここに小さな穴ができたのですね。


 
 しばしきれいな水を楽しんだところで、女山への登山路へ戻りました。
 
 が、
 
 道を間違えたみたい。第1キャンプ場を目指さないといけないのに第2キャンプ場へ来てしまいました。ここには今は閉鎖されている白石小屋がたっています。学生時代石鎚から縦走してきて泊ったのがこの小屋じゃなかったかしら?
小屋のそばまで行って確かめたい気がしました。
 テントが張れるようになっていたのかな? 平らな土地にリンドウがいっぱい。 残念ながら日が差してないので開いていませんでした。
 


 
 しばらく行くと林に入りました。
 2色に色づいた葉っぱがとてもきれい。何という木なのでしょう。
 
 
 沢にかかった趣のある橋を渡って

 
 この辺りは林です。 岩を抱いた木がありました。 この水が瓶壺へ行くのかな?

 

 林を抜けると、霧が晴れた石鎚が見えました。うっすらと西条市が見えました。

 
 たった一本黄色くなっていた木。
 
 
 この分かれ道、もう少し先で合流するんじゃないかなあ、ということでトラオが登っていきましたが、しばらくして「どんどん離れていく感じ。そちらへ帰る。」
 そして走って私たちに追いつきました。そろって歩き出して間もなくトラオが「頭が痛い」と言い出したのです。
 もしかして高山病? 高い山で走ったのかいけなかったのかもしれません。私たちは迷わずここから引き返すことにしました。
 
 この道、相当えぐれています。元の道はどれなのか? ここまで登ってくる道もずいぶん荒れて深くえぐれた場所がいっぱいありました。 台風14号でこの山も大きな被害があったようなのです。笹のないむき出しの道の上を水が流れたのではないかと思います。



 
 慎重に足元を見ながら歩いていると、
 
 まっかな実。 ツルリンドウかな?
 


 この色!
 
 
 赤いキノコ
 
 
 三色の苔

 
 
 下りていくうちに霧雨が降り出しました。石鎚も再び雲の中に消えました。 2回目も雨に降られるとはねえ。なかなか上までは上らせてもらえない山です。だけど、早めに下りてきてよかったんじゃない? 雨もだんだんひどくなりそうだし、私たちこのあと土小屋テラスで食事をして、面河山岳博物館に行く予定だったのですが、山頂まで行かなかった分、時間に余裕ができました。たっぷり博物館で楽しめそうです。
 
 駐車場で目ざとくウマオが見つけたもの
 
 
 こんな看板が立っているのに、ですよ。



 
忘れていました。虫の写真を追加しておきます。



ザトウムシの仲間ですかね。

 
 
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瓶が森林道一人ドライブ

2022-07-10 10:37:32 | 山登り・里山歩き

 さて、一足先に帰ろうとしたころには雨はまた霧雨になってどうやら上がりそうな気配になってきました。駐車場に何台かの車が入ってきて、これから登山をしようとする人たちが4,5人。 ああ、もう少し早く雨が上がってくれればわたしは寂しい思いをしなくてすんだのに。わたしのもくろみはちゃんと当たっていたのです。天気以外は。

 ともあれ、わたしは一人で瓶が森林道を運転して帰るつもり。その帰り道はー

 



 

 なんてまあ、楽しかったことでしょう。

 わたしは何度もこの林道をドライブしたことがありますが、いつも誰かに乗せてもらうか、誰かを乗せているか、たった一人で走ったことはないのです。魅力的なこのルートで気になるものがあってもすぐにとまって確認とはいきません。けど、自分一人なら、好きなときにとまって,好きなだけ観察して写真を撮って・・・もう自由自在、勝手気まま。

 雨上がりの景色はなかなか風情があってきれい。

 














 
 ときおり県外車がとまっていましたが、天候のせいか数は多くありません。瓶が森林道の中でもUFOラインと呼ばれる区間は道幅も広く路側帯もそこそこにあって、景色を見ながらゆったりと走れます。ただ、西条市側からのぼると、ここにいたるまでの道は幅もぎりぎりで離合もできにくい、おまけに短いカーブの連続で、街しか走ったことのないSUV車などで来ると悲惨ですよ。この道を楽しみたかったら、関西圏のかたは遠回りにはなりますが、松山市側から石鎚スカイライン経由で来ることをおすすめします。

 

 小さな滝もできていました。

 

 よく見ると小さな草花があります。



 ヤマアジサイやなんとかショウマがさいていて

 





 

 走っていても目につく白い花

 その大半はウツギでしたが、下界のより一回り大きいと思うんです。つぼみがぷっくりとしていて、はじめはウツギと気づきませんでした。

 







 

 あれ!

 もしかしてクロヅルではないですかね。わたしは実だけしか見たことがありません。だって、花の咲く時期に来なかったもの。

 







 

 そして来るときに気になっていたのに後続車がいたために確認できなかった白い花。道のほとんどを白で埋め尽くすくらいに散っていたのですが、帰り道ではなかなかみつけることができませんでした。

 これとは違います。



 さっきの雨でながされたのかなあ、時間がたって枯れた色になったのかなあ、ちょっとガッカリしながら走っていたらようやくそれらしいものを発見しました。

 それは、思いもよらずマメ科らしい花だったのです。上を見上げましたがどの木から落ちてきたのかわかりませんでした。

 

 ああ~、歩いてじっくり観察したら楽しいだろうなあ。じつはそういう観察会もあるのですが、いままで参加したことがありません。今度は行ってみるかなあ、そのためには別の予定をキャンセルしなきゃいけないんだけど。

 こうして寄り道しては写真を撮っていたところ、後ろから子どもの声らしい歓声が聞こえ、見覚えのあるマイクロバスが走り去りました。続いて数台の乗用車も。

 しまった! 遊んでいるうちに追い抜かれてしまった。

 その後は、特に急ぐ必要はなかったのですがカーブの連続の薄暗い道にさしかかりましたので、わき目もふらず前方を見て運転に専念しました。

 寒風山の長い長いトンネルを抜けるとあとは西条市内に向かって走るだけ。後ろから猛スピードで追いついてきた車をよけたところでこんなものを発見。これがこの日最後の写真です。

 





 テイカカズラの花。すごいです。しかし、わたし今年3カ所で見事な蔓と花を見つけています。もしかしたらすごい勢いをつけてきているのかもしれません。

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