すごい方がいた。ある研修会の講師である。
75分の講義の間、一度も「あのお」「ええと」と言わなかったのである。
もちろん、「今から講義を始めたいと思います。」というような、無駄な「思います」という言葉はない。
中身ももちろん素晴らしかった。
言いたいことと、それを裏付けるエピソードや「例えば・・・」という話が分かりやすいのである。
つまり、抽象と具体のバランスもよいのである。
その方は、話の修行についても語った。
無駄な言葉を使わないようにすると決めてから、やっていることがある。
それは、話の途中で「あのお」「ええと」と言う言葉を言わないようにし、もしそれらの言葉が出たら、指を折って数えたそうである。
そういう修行の積み重ねで、できている講義だった。
自分は、「ええと」「あのお」をよく使っている。ICレコーダーで録音した授業を聴くとよく分かる。
また1つ、自分の修行の課題ができた。
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