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70年前の子供達のために、これからの子供達のためにできること

2015年07月30日 | 人生観
 午前中は、勤務している地区の歴史的な遺産や名所を学ぶ研修会だった。

 講師は、地元のまちづくり協議会の方々である。

 学んだ内容をもとに、自分たちも子ども達に伝えたいと考えている。

 少しでも地元のよさを知ってもらいたいと考えているが、まちづくり協議会の方々の熱意はそれ以上だった。


 何日も前から場所の選定や回る順番、コースの組み立てをしていただいた。

 どの場所も子ども達に伝えたい場所ばかりであった。

 例えば、地区にある「滝」である。



 マイナスイオン出まくりの名所だった。暑い中だったので、いつまでもいたくなる場所である。


 他にもたくさんの名所や歴史的な跡地があったが、これは是非、語り継ぎたい、語り継ぐべきだと感じた場所があった。



 それは、終戦前、アメリカのグラマン機による機銃掃射の跡である。


 ある民家にお邪魔させていただいたところ、地区の民間人を狙ってアメリカのグラマン機から機銃掃射されたときの弾が貫通した跡が残されていた。
 




 そのとき、機銃掃射にあった人の話を何人かに聴くと、明らかに民間人を狙って撃ってきたそうである。そのときに即死した人は10人。その殆どは、小学生である。詳細な記録も残っていた。


 中には、初等科2年生という子もいた。今の小学2年生である。撃たれた子ども達は、どんなにか怖かったことだろう。


 子供の中には、虫の息で、「私、死ぬのね!」と言って、死んでいった子もいるそうである。どんなにか無念だったことだろう。



 グラマン機に乗っていたアメリカ人は、撃った相手が子供だと分かっていたはずである。子供だということが見えていて撃ってきている。

 民間人、しかも逃げ惑う子供を狙って撃つとは、まともな人間だとは思えない。

 これは戦闘行為ではなく、明らかに犯罪である。しかし、勝ったアメリカは、これを犯罪とは認めなかった。(これ以外にも、東京などの大空襲や広島、長崎への原爆投下は明らかに民間人を狙った犯罪行為であると考えている。)

 今、日本は、これらの行為を犯罪とは言えないである。いつの日か、これらは犯罪行為であり、どの国、どの地域でも許されないというルールが確立してほしい。



 そのために、自分ができることは、「民間人を狙って戦闘行為をした」という歴史の事実を語り継ぐことだと考えている。

 また、「戦争がなぜ起きたのか」という事実を深く調べたい。

 少し学べば、ただ戦争反対を叫んでいるだけでは戦争は防げないことが分かる。もっともっと深く学んでいきたい。

 
 
  
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