仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

小池一夫氏の書いた「人生の結論」には、指針となる言葉が並んでいる。

2022年06月16日 | 本と雑誌
 最近読んだ本に「人生の結論」 (朝日新書)がある。
 
 著者は、小池一夫氏である。
 
 82歳で亡くなる少し前に出版された本となる。
 
 味わい深い言葉がたくさんあった。
 
 メモをした言葉の中から少し選んでみると、次のようになる。
 
 
 
 人間関係のいちばん大切なキーワードは、「敬意」です。
 
 
 
 人とのコミュニケーションは、そんなに難しく考えなくていいのです。  伝えたいことがあるときに話しかけ、話を聞いてもらい、話すべきことがないときは、口を閉じる。無駄口は叩かない。沈黙も会話のうち。そして人が話しているときは、真剣に聞く。基本はただそれだけです。
 
 
 
 可愛いは、人生のある一定の期間限定ですが、可愛げは一生続く身に付けるべき資質です。
 
 
 
 失礼な人は無視してもよい
 
 
 
 礼節もなければ、平等でもない人とは、最初から上手くいかなくても仕方がないと割り切って付き合うしかないのです。
 
 
 
 一流同士は決して群れません。二流同士は慰め合います。一流同士は競い合うのです。そして、お互いに認め合う仲間になります。認め合いながらの競争なのです。
 
 
 
 いい言葉を使う人には、いい人生をつくる力があるのです。  日頃使っている言葉とは、人生を変えるものであると言っても過言ではないのです。  言葉の選択力と人間力は正比例なのです。
 
 
 
 僕が長年仕事をしてきて強く感じるのは、人の話を雑に聞く人が、期待を上回る仕事をできたことはないということです。
 
 
 
 仕事は準備が全て「練習が仕事で、競技は集金」  トッププロの競輪選手の言葉です。これは様々な職業の本質を突く言葉です。「練習は本気、本番は遊び」と言った野球選手もいました。試合の前に勝負はついているのです。
 
 
 
 
 これらの言葉に出会えただけでも、この本を買ってよかったと思う。
 
 次の言葉も良かった。たしかにそのとおりだと思うからである。
 
 
 
 日本では「人に迷惑をかけたらいけません」と教えますが、インドでは子どもに「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから人のことも許してやりなさい」と教えるという話を聞いたことがあります。  僕は、日本式よりインド式のほうがいいなと思います。
 
 
 自分も小池氏のように、後世に続く人たちに、少しでも励ましになるような言葉を残していきたい。

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