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たかがテスト されどテスト

2012年03月05日 | 教師修業

 学力を計る物差しに「学力検査」いわゆる(ペーパーによる)「テスト」がある。

 

 学力とは何かを語るときに必ず議論の一つになる。「テストで測れる学力が、学力と言えるのか」

というものである。

 

 

 「学力」とは定義があいまいである。

 

だから、学力向上に本気で取り組まない人にとっては言い訳がしやすい。

 

 「ペーパーテストで計るテストが本当の学力ではない。」

という。

 

 もちろんそうであろう。あくまでも指標の一つである。

 

 しかし、ペーパーテストも重視しなくてはならないと考えている。 

 

 その理由は2つある。

 

 1つは、客観的に見える指標は大切だと考えているからである。 

 たかがテストであるならば、それくらいの数値が上がるような実践をしてみせればよいのだ。それも自分にとっては一生懸命やって全国平均以上にしている。

 

 いいわけをする人ほど、数値は低い。

 

 (逆に、優れた実践家は、ペーパーテストで計る数値的なレベルはかなり高い。その上で優れた学力を子供達に身につけさせている。)

 

 

 2つめは、教員を守る武器にもなると考えているからである。 

 

 これから先、数値で結果を求められることは多くなるだろう。そんな時に、指導の結果を数値で示せる人は強い。

 

 モンスターペアレンツの攻撃があっても、逆境に陥ったときでも、数値で結果を示せるというのは、大きな自信になる。

 修行途中の教員にとっては、落ち込んだときの、心のよりどころにはなるような気がする。

 

 たかがテスト、されどテストである。

 

 

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