学力を計る物差しに「学力検査」いわゆる(ペーパーによる)「テスト」がある。
学力とは何かを語るときに必ず議論の一つになる。「テストで測れる学力が、学力と言えるのか」
というものである。
「学力」とは定義があいまいである。
だから、学力向上に本気で取り組まない人にとっては言い訳がしやすい。
「ペーパーテストで計るテストが本当の学力ではない。」
という。
もちろんそうであろう。あくまでも指標の一つである。
しかし、ペーパーテストも重視しなくてはならないと考えている。
その理由は2つある。
1つは、客観的に見える指標は大切だと考えているからである。
たかがテストであるならば、それくらいの数値が上がるような実践をしてみせればよいのだ。それも自分にとっては一生懸命やって全国平均以上にしている。
いいわけをする人ほど、数値は低い。
(逆に、優れた実践家は、ペーパーテストで計る数値的なレベルはかなり高い。その上で優れた学力を子供達に身につけさせている。)
2つめは、教員を守る武器にもなると考えているからである。
これから先、数値で結果を求められることは多くなるだろう。そんな時に、指導の結果を数値で示せる人は強い。
モンスターペアレンツの攻撃があっても、逆境に陥ったときでも、数値で結果を示せるというのは、大きな自信になる。
修行途中の教員にとっては、落ち込んだときの、心のよりどころにはなるような気がする。
たかがテスト、されどテストである。
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