この前長男とダディと、フランス語の男性名詞、女性名詞って、誰が何を基準に決めたんだろうね。と言う話になり、私はそこが意味わからん。。と感じて、昔かじりかけたフランス語を断念したのを思い出しました。実際のところはわかりませんが、いわゆる固定観念で これは男性の役割、これは女性の役割と、分けたがる人がこの言葉を聞いて、どっちで判断するだろう。。。という事を基準に、Googleさんとクイズをやってみたところ、これが面白いくらいに、その固定観念と一致しましてね。ある意味わかりやすい基準!!と、笑えました。
屁理屈かもしれないけど、日本で仕事をしていた時に、男性上司や先輩達が口々に「女性目線」という言葉を流行語のように使っていたのを思い出すのですが、「女性目線」という発言には例えばキッチンであれば「家で料理をする人=女性」という固定観念がある事に、男性陣は気がついていたかな〜。(私も当時はあまり深く考えず、そうなのか〜と受け入れていましが。。)今でも、この言葉って日本社会で普通に使われているのでしょうかね!?
キッチンのデザインやレイアウトを男性が中心にしていた時代の問題点として、見た目のかっこよさ重視で、使い勝手を考えてない事などがあがっていた記憶です。
でもこれは、「男性目線」が問題なのではなく「使う人目線」になっていないことが問題であって、そこに、男性だとか女性という性別はあまり関係ないことだったと思うんだよね。実際、今以上に、家での料理は女性が中心にするという一般的な概念があったのでしょうが。料理が好きな男性達は「女性目線でデザインされたキッチン」という響きをどう感じていたのかなあ。逆に、料理を全くしない女性がデザインやレイアウトの仕事をした場合、料理を日常的にする男性よりも使い勝手の良いものが作れるのでしょうか。
大学で、人間工学という学問に触れた私ですが、ゼミの先生がおっしゃってた言葉で、今でも覚えているのが、「デザインは大切だけど、物を作る時に大事なのは、かっこよさよりも 使いやすさ。どんなにかっこいいデザインでも、それを使う人が使いづらいと思う物は、いいデザインじゃない」 そう、まさに「使う人目線」の大切さをおっしゃっていたんだよね。性別はあまり関係ない。
男性、女性、健常者、障害者。そんな部分にこだわりすぎず「使う人目線」をアピールした方が、もっと多くの人達に良さが伝わるんじゃないかな?
「ユニバーサルデザイン」がいいよね〜。
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