今年は1歳、2歳の子達を中心にお預かりをしています。
子育てされたことのある方は、うんうんと頷かれることだと思いますが
様々な事に得意不得意があり、発達スピードもそれそぞれ。なので言葉に関しても、理解度と発語のタイミングもそれぞれお子さんによって異なります。
話す力についても、大人が聞いて容易に理解できる言葉として伝えることができる段階はその子によってそれぞれです。1歳半ではっきりした発音である程度の言葉が話せたり、短い文で伝えることができる子もいるし、3歳前後でも言葉で伝える事が難しいお子さんもいます。
でも、話せる事だけがその子の言語やコミュニケーション力ではないことも、小さい子達と接していると実感する事が何度もあります
話せる「音」としては、我が子達の様子も振り返り、多くのお子さん達が「あ」「ん」の音は割と出しやすいみたいで、「あんぱんまん」「わんわん」という名前も子供が言いやすい音をあえて選んだのかなと感じます
ダダ、ママ、パパ、マー、マンマなんかも 割と話始めに聞こえてくる言葉です。
私は自分の子達にもそうでしたが、毎日の動作に関わることは、あえて言葉にして伝えています
「ジャケットを〜きる」「ずぼんを〜はく」「ぼうしを〜かぶる」「手を〜あらう」など、日常の動作はた〜くさんあるので、お子さんの動作に合わせて「今やっていることを言葉にして伝える」のは言葉の習得にも効果的。
日常動作の言葉では「はく」が言いやすいみたいで、スボン、靴、靴下を履かせる時に「靴下を〜」と私が言うとそれぞれの話すスキル段階に応じて「あ〜」とか「あ〜く」「はーく」と応えてくれます。 毎回の積み重ねで子供達が私に「履く」と伝えたいことがわかるので、私も「履く」と口の動きを強調してリピートして伝えています。
2歳の子達は「脱ぐ」と「履く」「着る」の違いを状況に応じてただいま習得真っ最中
こう言った「言葉」はその言葉を理解できる相手に対して伝える有効な方法ですが、言葉以外でも伝える力がすごい!!と感じることがあります
例えば先日だと「雪の上に足跡がある」と指さして教えてくれた子がいて「足跡だね。誰の足跡かなあ。。。」と私が聞くと
両手を頭の上に乗せて動かし、ウサギの耳を示したんですね
ハッとして「これ、うさぎさんの足跡?」と聞くと、ニコニコとして「うん」と答えるではありませんか!
別の時には食べ物のおもちゃで遊んでいると「バナナ」を指さしたので「バナナ」と答えると、手を口元に持っていき、モグモグ食べる真似をするので「バナナ食べるの好きなの?」と聞くと ニコニコして「うん」と応えたり。
絵本を読んでいた時に、少し前におやつで食べた果物が出てきたりすると、さっき食べたと言う事を、キッチンの方を指さして モグモグサインをして伝えようとしてくれたり。
言葉で伝える以外でも、ジェスチャー、指さし、頷きなどの表現力を使って、上手に私に伝えたい事を伝えてきます。
一言、二言話せるお子さんも、その使える言葉が、さまざまな状況に応用されていて、同じく指さしやジェスチャーを合わせ、上手に伝えてきます。
私の解釈が合っていると「うんうん」と頷いてくれるんですね。
0歳児もだけど、1歳、2歳児の頭脳って素晴らしいと思うんですよね。
まだ話す力が未発達でも、考えている事、伝えたいことがた〜くさんある事を 感じると、すごいな〜と感心させられます
みんな天才!と感じることが何度もあります
中には、幼児と関わる方達でも、特に0−1歳は何を考えているかわからないから苦手という人も実際いるんだけど、観察してみると、状況から何を伝えたいのかわかることがあると思うんですね。 その時にあえて言葉にして伝えて確認をすることで、頷きや抵抗という反応で、コミュニケーションできる事も沢山あり、特にね、「通じた!」という感覚は子供にとっても大人にとっても嬉しい瞬間であり、小さい子達と関わる上で楽しい事だとも思います
だからね、話しかけてくる段階じゃないお子さん達とも、たーくさんコミュニケーションをとってみてほしいです。まだ話せないけれど、伝えたいことが沢山あることがわかって楽しいと思いますよ
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