☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

日本でも導入した方が良いと思うーVulnerable sector checkー

2022-10-24 | 学校関係
先日少し触れた性犯罪について。
これはなかなか明るみに出にくい最悪な腹立たしい犯罪の一種であり、犯罪者側の心理としては「子供が強く抵抗できない」ところに魅力を感じるそうです。

なので、支援が必要なお子さん達はさらに リスクが高いと言われています。なぜなら、体で抵抗ができない。声に出して伝えられない。言葉で説明ができないから。

本当に最悪な犯罪です。

兆候は「その相手がいる家に行くことを頑なに拒む(親戚や友達、祖父母のケースもある)」「その相手が家に来ることに不安を見せる」「その年齢に適さない言動を見聞きする」「下着に血液などが付着している」他にもあるけれど、何かあれ???と感じることがあったら

決めつけず、まずは子供の表情、様子を注意深く観察すること
話ができる年齢で、本人が話せる状態なら話を聞く。

でも、絶対に「その子の存在・それに不運にも関わってしまったことに関して、否定、拒絶、自分はいけないことをしたんだと子供に感じさせてしまうような ネガティブなコメントは避ける」

その子は全く悪くない。悪いのは犯罪者。

だけど、その場を直接見ていないのなら、加害者を決めつけた発言も避ける。

疑いがあるなら、固定観念や先入観は入れずに、子供の言動をそのまま記録しておき、警察、児童相談所など適切なところに連絡して、そこから加害者に対応してもらうのが良いと思います。

これは子供に限らず、介護が必要な人は年齢に限らずリスクが高いと言えます

日本のニュースでも、ベビーシッターによる性犯罪が取り上げられていました。
ニュースでは「男性」と書いてあって、きっと多くのそんな事をしない男性ベビーシッターさん達や、保育者達も怒りと、嫌な気持ちになっていると思います。

犯罪者は「男性」だけではなく「女性」もいます。老若男女です。

じゃあ、どうしたら防げるか。。

その1つとしてカナダでは、ボランティアであっても子供、教育、看護、介護に関わる環境に入る前には「Vulnerable sector check」の提出が求められます

無犯罪証明「Criminal Record Check」の一種ですが、その中でもさらにセキュリティーレベルの高いものです。

申請も個人のローンについての質問などプロセスを要します(申請者が間違いなく本人である確認プロセスとして)。ボランティアなのに。。。とそこはマジでめんどくさい。

費用もかかります。。。半年間有効で$40
学校のボランティアなどで、学校からレターをもらうと半額の$20(私が住んでいる地域では)

私自身、実習も続いたり、来月から少しだけボランティアに参加する時間もできたので、この2年間半年毎に再申請しています

その他の犯罪歴ももちろんですが「性犯罪」でマークされていた場合も、しっかり記録が残ります。また、これらの情報は州だけでなく、国レベルにも開示することに同意をしてからの申請です

性犯罪、虐待をした人、教師達は、まず子供と関わる現場に戻れることはないし、
この証明書で陰性が証明されない人は、子供と関わる仕事に採用される事はまずない。
それくらいセキュリティが高いです。

犯罪の再発防止には、日本でも絶対これ、導入した方がいいと思います。

ただね。。。。現場の先生達の更新制度についてはやや不明で。。。
私自身、以前カトリックのスクールボードでの仕事経験があり、今も代行登録を継続しているんだけど、その無犯罪証明の更新はウェブのボタン1つでできてしまうんですよね。。。 なので私、犯罪者じゃないけれど、こんなんでいいのか!?と毎年疑問。

あとは、パブリックの方でも、EA(学習支援スタッフ)としてずっと仕事をしてる人の話によると、5年くらい更新を求められていないとか。。。で、お互いに、やばいよね、それ。って話を最近しました。

まーただ、現場で性犯罪や虐待行為が発覚したら、即解雇間違いなしですけどね。

年々セキュリティレベルがあがっていくのは、やっぱり現実的にそういった犯罪があるから。なんだと思います 
習い事先のコーチから。。とかそういうニュースも見ます。

一生涯のトラウマを残す。それくらい深刻な犯罪です。




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