☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

Remembrance Day 

2006-11-12 | Weblog
今日は朝からしとしと雨が降り続いていました

ここ数週間、お店や、散歩途中、TVの中で写真の赤い花を胸につけている人
を沢山見かけました


今日11月11日は『Remenbrance Day』
1918年の今日第一次世界大戦が終結しました
日本でいう終戦記念日のようなもので
第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争などの戦争で傷ついた人達、
亡くなられた人達を追悼し、戦争や兵士の方達を思い出し、決して忘れない事、
そして平和を祈る日です


アメリカやイギリス、 オーストラリアでも
この終戦記念の休日が制定されているそうです
カナダは休日ではないみたいですが
平日でも、11月11日の11:00amになると
みんな手を止めて、黙祷を捧げます

私はTVで首都オタワの中継を見ていました
多くの人が集まり、献花をしたり John McCraeの詩が読まれたり セレモニーが開かれていました
夜のホッケー試合では、現在も中東に駐在中のカナダ兵士達の写真が時折紹介されていました

何故赤いポピーの花をつけるかと言うと
1915年5月、カナダがドイツに宣戦布告した翌年
軍医として戦地に赴いたカナダ陸軍少佐 John McCrae-ジョン・ マックレイ(ちなみに隣町Guelph出身)は
ベルギーで毎日負傷した兵士たちの手当てに追われていました
カナダ人兵士だけではなく、イギリス人、 インド人、フランス人、
そしてドイツ人。医師として訓練された彼にも、
その惨状はあまりにもむごく映ったそうです
☆John McCraeについて詳しくはここをクリック☆

そんなある日、彼の友人であったAlexis Heimer-ヘルマー少尉が、
戦場で爆死を遂げてしまうという、McCraeにとって大きな痛手であり
悲しい出来事がありました

Heimerを埋葬したフランダース草原には赤いポピーが沢山咲いていて
McCraeはそこで 赤いポピーの花畑を眺めながら
その時の心境を一遍の詩に綴り、その詩がイギリスの新聞社に送られて
1915年12月に Punch 紙に掲載され
大いに反響を呼ぶことになりました
☆John McCrae の詩に興味のある方はここをクリックしてね☆

この詩は戦争の悲惨さと平和への祈りを象徴するものとして
各国へ広まったと言われています
彼の詩 「In Flanders Fields」 は、
カナダの10ドル札にも一部印刷されており、
今でもカナダを始め各国で Remembrance Day に読まれています

細かくて見えませんね~

詩で読まれたフランダース草原の赤いケシの花
これがきっかけで人々は Remembrance Day に
ポピーの花を胸につけるようになり、
それは平和を願う心の象徴となったと言われています



今日も読んでくれてありがとうございます☆
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