ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

古代ミステリーのガラス状物質のこと

2013-10-25 16:43:50 | うんちく・小ネタ
古代ミステリーでガラス状物質が存在することを核爆弾の証明だとするのがはやっているようです。

さて、陶器を作るには500度以上、磁器でも1300度で十分のようです。
で、これらの温度は、窯に工夫はあるものの特殊な技術が不要で丸太を燃やすだけで得られるのです。

さて、次にガラスは1200度以上となっており、これも木材を燃やすだけで得られる温度です。
陶磁器との違いは、炎で材料を溶かしながら細工するということで、多くの木材が必要というとこでしょう。

陶磁器やガラス以外にもガラス状物質になってしまうものがあります。窯に使う土やブロックです。
窯は基本的に消耗品のようです。永久には使えません。陶磁器の窯なんかだと毎回作り直す部分があります。壊さないと作品を取り出せないんだから当たり前です。
窯の破片が、そのあたりに散らかりますからガラス状物質も散らかることに。


陶磁器もガラスも大量に木を燃やすため、森林に近いところでないと無理でしょう。
調理や暖房などの生活用にも木を燃やしていたなら、森林はあっというまに消えて都市ごとどっかに移動しないといけないことになったはずです。まあ、木材も始めは運んでもやっていけたかもですが、道路が未熟だし、運送に牛馬、ラクダ、ロバを使えたかもですが、車輪があったとしても良くて青銅器、多分木造という時代では背に乗せて運ぶしかなかったかも?
(おっと、エジプトの戦車は、鉄製かな?でも超古代遺跡には鉄器は無理だよな?)

放置された古代都市の理由なんて多分森林資源の枯渇なんてとこかも?

おまけ:昔住んだことがある鳥海山の中腹近くの少なくとも江戸時代から続く農村の風景です:

家の近くは数代毎に立て替えるための木材の植林でもある杉林があります。
その外側に薪をとるための山が広がっているのですが、それらはまったくの自然林というか、放置林で、適当に育った山から順に切り出すというものです。
なので、見た目には禿山から原始林かもという山がぐるりと取り巻いているのです。

ただし、これも石炭の普及で、山は木炭にするしかないということで片っ端から禿山に・・・・



コメント (1)
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