ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

スターフォース B・V・ラーソン著 ハヤカワ文庫

2012-07-12 15:05:47 | SF
ミリタリーSFかな~というとところですが、ファンタジーが強いかも。おもしろいです。

ネット販売小説らしいのですが、変なとこは少ないようです。もっとも、戦闘の詳細や武器関係はよくわからないんですけど。

2つの別々の異星人が作ったらしいロボット大集団が、地球にいて一方は侵略、一方は防御に手を貸すというもので、本書の落ちから見て少なくとも侵略側は、超光速航法があるようです。

変なとこを

宇宙船の駆動方法は謎です。無重力状態はありますが、軌道脱出にGはでかくないようですから、まあ、現実の駆動方法ではないでしょう(あまり厳密にやっていないかも)。

廃棄処分などでしょっちゅう床を消しますが、現実にこれ実現できたとしても、やるたびに、床に使った物質のかなりを失いそうです。瞬間に床が抜けるってのは、単に開くより意外でおもしろいけどね~

P165:サンドラに飛びつこうとして、空中で向きを変えて飛んだとあります。これは、もうファンタジー。

P328:地中を進むムカデ型ロボットで、頭がドリルって歴代の地底戦車などの影響でしょうか。現実には、掘った土砂は、空気を含んで体積が増えるため、土砂を後方や地上に運んで捨てながらでないと進めません。あるいは、モグラのように地表近くを土砂を盛り上げながら進むしかないです。

ナノマシンによる自己修復について:修復のエネルギーや欠損質量をどこかから補給しないといけないのですが、なおざりになっているようです。欠損が多いと助けられないってのは、合っているようです?



コメント
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