ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

古代史 封印された謎を解く 関裕二著 PHP研究所

2012-01-29 23:13:10 | 本と雑誌
2005年8月初版で、2011年12月で1版のまま43刷ってすごいです。

あまりに意外な「あの人物・あの事件」の真相とは?って副題が付いてます。

全部納得できるほどです~いいのか~

聖徳太子にも触れていますが、あのお札でなじみ?の肖像は、聖徳太子ではないというのが通説になってきてますが、そこには触れていません。まあ、法隆寺の聖徳太子の姿を彫ったと云う木像見ると、まったく違うしね・・・

まあ、蘇我の入鹿はともかく、蝦夷なんて名前では、こんな蛮族を示す名前を名乗る奴いたってのが変だな~って感じてました。これ読むと理由バッチリ。

この本では、卑弥呼は誰って特定していませんが、トヨは、誰って特定しています。邪馬台国が、なぜ特定できないようになっているかってのも、納得し易くておもしろいです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱砂の巨兵2 片翼の天馬 黒川裕子著 中央公論新社

2012-01-29 14:15:35 | ファンタジー
おもしろいのですが、変なのがあって、引っかかります。

流砂:前巻からなのですが、流れっぱなしって無茶でしょう。こういう世界ですからってしか言えないかも。

P9:死ぬ頃には全身が純銀になるという、虫が出てくるんですが、いかにファンタジーでも無茶でしょう。また、純銀は酸化し易く、数ヶ月とたたずに表面が真っ黒になってしまうということをご存知ない?

P16:失敗を許さない王が出てきます。失敗=死罪って、よくぞ、こんな人の下に優秀な人材が逃げもせずに残っているものです。まあ、この設定って、コミックや、TVヒーローものの悪人としか出てこないと思ってました。まあ、こういう設定ですからと言われれば、それまで。

P68:桑の実が出てくるのですが、現実世界の桑とは違うようです。現実世界の桑になるのは、果実です。熟しすぎると落ちますが、その頃は、もう食べれません。なお、種は、ゴマよりも小さいです。クリとか、トチなどのかなり大きい実がイメージ的には合うようです。

P83:鳥(ハイタカ)を通信に使っているようですが、同じページに「なんと返信したのですか?」とありますから、ハリポタのフクロウと同様に、どことも分からないところにいる渡す相手を探して見つけて飛んできたってことを暗示しています。人間には、この超能力を持った人は、いないようです(ハリポタにもいません)。この鳥を使って、人を探そうって職業があっても良さそう。

P90:黄金の精錬所・・・金は、ほとんど単一金属で産出しますし、中世程度なら、純度100%なんて意味ないはずなので、精錬しないはず。逆に、金に混ぜ物をして純度落とし、かつ硬くするはずなので、溶かして混ぜるだけでしょう。
ブラジルでは、金が水銀に溶けることを利用して、土に混ざっている金を水銀で回収しています。集めた水銀を蒸発させれば、後には金が残ります。でも、これは精錬とは呼びません。

P202:金型師の息子が、戦術どころか戦闘の勉強もしたようには書いていないのに、戦術の運用実践にすぐれているってのは無茶でしょう。

P226:「戦はなかったのですね」・・・首を縦に振った。まあ、日本人の作品ですというとこです。ヨーロッパ人は横に振りますから。欧米へ行って日本人が苦労するのは、イエス、ノーだけじゃないんです。首振る意味が真逆の国がありましたね。

P242~:敵味方が何もせずに、ただ眺めているっていうのは、アニメなどの影響でかすぎですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする