風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

湧き水

2005年04月25日 | スピリチュアル
二週間に一度は水を汲みに行きます。
感じのいい小さな神社の足元からこんこんと湧き水がわいています。
たくさんの人が争うように水を汲みに来てますが、神社に挨拶する人はまれです。

昨日はたまたま春の祭りで、お神楽が催されていました。
何十人かの村人たちがはっぴを着て周りで見物していましたが、皆老人ばかりです。
聞くところによると、神輿も担ぐ人間がいなく、トラクターに載せて村を回るのだそうです。
お神楽を演じている人たちも、村の住人ではなく、どこからか出張してもらっているのだそうです。

この神社の境内には見事なケヤキが左右に聳えています。
新緑の若葉が、青空の下に爆発するように噴き出しています。
惚れ惚れするような黄緑色です。
若いうちは新緑のきれいさというのはぴんと来ませんでしたが、
今は心にしみるように感動します。

境内の横手に、その湧き水を利用した冷泉があります。
以前は冷泉とその冷泉を利用した蒸気風呂があったのですが、
どういうわけか蒸気風呂がわざわざ改築されて、どこにでもある普通のサウナになっていました。
冷泉の蒸気がよかったのに台無しだと、サウナで一緒になった常連さんたちがぶーぶー言っていました。
同感です。

水風呂を上がって、近所にある茶店でビールとうどん定食を頼みます。
窓からケヤキを眺めながら、しみじみとビールを飲みます。
満足感が腹の底から広がります。
ここに来ると、大抵は深い満足感を得ることができます。

その後、ワンカップを二本買って、竜神様とお神様に供え、祝詞を上げました。
帰り道、道端にお不動様の社があったので。立ち寄ってみると、
ちょうど村人数人が集まっていて、ご開帳しているところでした。
なんでも、平安時代のお不動様だそうです。
ご尊顔は拝見しませんでしたが、ありがたくご真言を上げました。

一日中爽やかな風が吹き、気持ちのよい一日でした。