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動物園 動物写真その85 『 チータ』

2017年10月10日 | 動物園 動物紹介
ズーラシア動物園で初めて、チータのいい写真が撮れました。



地上で最も速く走る哺乳類、チーターの数が激減し、急速に絶滅に向かっていると報道されています。
英ロンドン動物学会の報告によると、野生で生息するチーターはわずか7100頭しか残されていないそうです。



ネコ目ネコ科チーター属に分類される食肉類です。
体は灰色から褐色で、黒色の小斑紋が広がっていて、頭が身体に比べて小さく、スマートな印象です。



小さな頭、細くて長い足、引きしまった胴体で、流線形の体が特徴です。



チーターは、体そのものが高速で走ることに徹した進化を遂げ、爪は、野球やサッカーで使用するスパイクシューズのような働きをしています。



チータが早く走れるのは、チーターの背骨は特に柔軟で、大きくしなることができ、丸く曲げ縮めた背骨を一気に伸ばすことによって大きな脚力を生み出すからです。
つまり胴体も足の一部のように、背骨をバネにして全身で走るからです。



チーターは体重に対する尾の重さの割合が大型野生ネコでは最も大きく、走るときに舵をとる役割を果たしています。



眼の下の黒い模様はティアーズラインと呼ばれ、光の反射を抑える効果により狩りに役立っていると考えられています。



外見は他のネコ科の動物と比べ、頭は小さく、細く長い脚と胴体、出しっぱなしの爪など、とても独特な進化を遂げています。



アフリカのサハラ砂漠と熱帯降雨林を除く全域から小アジアを経てインド北部まで分布し、サバンナや荒地にも生息しています。



次回は『ニホンザル』の紹介です。