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TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

動物園 動物写真その86 『 ニホンザル』

2017年10月11日 | 動物園 動物紹介
人にもっとも近い動物で,人とともに哺乳綱霊長目をなしています。



ニホンザルの体長はおとなのオスで54-61cm、体重は10-15Kgで、メスは一回り小さくなります。



大人のニホンザルは顔と尻が赤くて毛が少なく、尻の左右には楕円形の尻だこがある。尻尾は10センチくらいと短いです。



最近の調査報告では、野生のニホンザルにおいては、群れを統率するリーダーなどはなく、ボスザルという役割も存在しないそうです。



ボス的な振る舞いが出てくるのは、餌づけによって同じ食物を狭い場所で各個体が同時に争うという特殊な状況が生まれたからだという
説があります。



ニホンザルは三十数種類という多様な音声をもつことが知られています。
しかしその多くは、怒りや恐怖といった激しい感情に裏打ちされたものや、あるいは遠距離にいる不特定の仲間に対して発せられるものです。
しかし感情的に1対1の間で交わす機能をもつ音声は少ないそうです。



野生においては、群れは年間を通じて遊動域内で過ごしますが、季節ごとの食物の分布の変化に応じて、移動します。



夜間は樹上で眠り、採食は午前と午後に2回集中的に行い、果実、若芽、種子などの植物性食物を中心に、昆虫、クモ、カニ、鳥の卵のほか、海岸にすむものは貝も食べます。
積雪地にすむものは、厳寒期には、もっぱら樹皮に頼っています。



野生のニホンザルの群れは、おとなメスを中心とした母系社会で、メスは生まれた群れを離れることがありません。



じっくり時間をかけて眺めていると、猿山も結構おもしろいです。



次回は『 ニホンツキノワグマ』の紹介です。