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海外の都市の紹介、 その45の3 『アムステルダム PartⅡ』

2008年03月22日 | 海外の都市の紹介
素敵な運河の景色を紹介しながら、もう少しアムステルダムの紹介をします。



時差は日本より8時間、遅れています。3月末~10月末は夏時間が実施されるため時差は7時間になります。



西教会です。
隣にアンネの家があったのですが、写真を撮り損ねました。
アンネの日記には、この教会のカリヨンの音色が自分の部屋まで聞こえたと書かれています。



アンネの日記とは、1942年ヒトラー率いるナチの侵攻により隠れ家生活をよぎなくされたフランク一家のユダヤ人少女、アンネ・フランクの日記です。
2年間の隠れ家生活ののち、ナチに捕らえられ強制収容所で亡くなりますが、思春期の少女アンネが希望を失わず、明るく生きた、日記に綴られた心のメッセージは不朽の名作として語りつがれています。



このすばらしい景観に育まれたかどうかはわかりませんが、オランダは芸術に対する造詣が深く、世界で最も美術館や博物館が多い国として知られています。
アムステルダムだけでも、42ヵ所もあります。



アムステルダムに巡らされている運河は、よく見ると日本や他の国と違うことは、景観を配慮して運河の脇には柵が設けられていないことです
安全より景観を重視してのことなのでしょう。
ただ、運河に車で落ちたときの非常脱出用の常備品として、窓ガラスを割るハンマーが車に用意されているそうです。



北のベニスといわれるアムステルダムですが、元は、ひなびた漁村だったようです。
運河は165本もあるそうですが、人工の埋立地のベニスとは異なり、網の目状に運河に橋がかけて作られています。



ムルタトゥーリの銅像です。
ムルタトゥーリはオランダの植民地官僚として、ジャワに派遣されました。
本名はダウエス・デッケルですが、ペンネームを『ムルタトゥーリ』といいます。
ムルタトゥーリはオランダの植民地支配の実態を内部告発する形で小説を書き、植民地政策に対して批判的でした。
この小説は世界各国に植民地政策の問題を提議し、関係者の間でセンセーションを引き起こすことになりました。



ムルタトゥーリは小説の主人公マックス・ハーフェラールと自己体験をダブらせ、植民地政策を批判したため、当時は大変な騒動になったそうです。
現在は一冊の文学作品としても高く評価され、近代オランダ文学の最高傑作としてみとめられているそうです。



オランダといえば風車とチューリップがよく知られていますが、首都アムステルダムは世界中から旅行者の集まる国際観光都市でもあります。
上の写真のようなオープンカフェがいたるところにあり、各国からの観光客が素敵な景観を見ながら、食事を楽しんでいます。

続く,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,。