サイモン&ガーファンクルを世界のトップスターにしたのは、このアルバム「明日に架ける橋 Bridge Over Troubled Water 」だ。グラミー賞6部門受賞、全米No.1じつに10週間。1970年(昭和45年)の発売だ。
日本でもよく売れた。オリコンチャートでは、7週間No.1にあった。北海道・帯広の、わたしの店では、店頭に大きな看板をあげて宣伝した。開店して最初のビッグヒットLPだったのだ。『洋楽のLPも、こんなに売れるのか……』という感慨があった。
このアルバムからシングル「明日に架ける橋」が、全米・全英No.1になった。
サイモン&ガーファンクル 明日に架ける橋(1969年ライブ) http://www.youtube.com/watch?v=GYKJuDxYr3I
しかし、残念なことに、このアルバムを最後にふたりはグループを解消した。グラミー賞の授賞式にふたりは出席するが、それを最後に、1981年9月19日、ニューヨーク、セントラルパークで53万人のまえで再び歌うまで、ふたりそろってステージに立つことはなかった。
ベスト盤やライブ盤は、その後も発売されるが、オジリナルのアルバムは、この「明日に架ける橋」が最後になる。だからグループとしては、たった6枚のアルバムを残しただけなのだ。しかし、「明日に架ける橋」から11年後、セントラルパークに53万人もの人々が、たったひとつのグループをみるために集まったのだから、いかにアメリカ人に愛されていたかわかる。
わたしは、この翌年、1982年、後楽園球場で再結成したサイモン&ガーファンクルをみた。感動だった。
サイモン&ガーファンクルは、ことしも積極的にツアーをやっている。4月・5月は北米ツアーだ。スケジュールは、下のオフィシャルサイトにあるので、貯金をはたいて出かけてみてはどうだろう。
サイモン&ガーファンクル オフィシャルサイトhttp://www.simonandgarfunkel.com/index.html