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古い曲が気になる

暴走パソコン

2016-04-19 | 日記・エッセイ・コラム

 わたしのパソコンは熊本地震に同調したのか、15日金曜日から絶不調で文字が打てない。だから、メールを受けることはできても返信できない。そして、ブログも書けない。

 苛立っていろいろ試みるのだが、苛立てば苛立つほど深みにはまる。そしてますますワインをあおる。で、またおかしなことになる。あるアプリをアンインストールすると解決するはず、と思うのだが、酔っぱらってしまって、「今夜はもうヤメ、ヤメ、ヤメだ」となる。

 そんなわけで4日間、暴走PCに苦しんだ。で、今朝は、素面でパソコンにむかった。「何としても解決するゾ」、と。そんなわけで、文字を打ち込むことはできる。

 

 雪。雪だ。

 日暮れ。ニット帽、手袋、マフラー、セーターの上に雨合羽で、小雨のなかを散歩した。雪がちらついてきた。ひどい気候だ。4月19日の吐く息が、白い。

 

 熊本地震は終息するどころか今日も震度5強の大きな余震だ。5年前、東日本大震災の余震におびえた長い日々を思い出し、熊本の人たちの不安な気持ちを思い、なんとも切ない。

 首都圏の千葉・浦安でさえ、スーパーマーケット、コンビニから食品・飲料水が地震直後、一瞬で売り切れ、米が普通に自由に買えるようになったのは、地震のあと一カ月後くらいだったろうか。毎日毎日、ひどい余震におびえていた。

 

 九州の森本くんが、熊本市で単身赴任生活をしている。電話が通じるので、テレビのニュース・ショーで知ることができない熊本市街で働く人たちの状態、心境がすこし知ることができる。つらい。

 熊本市の中心街は、電気は通じてるが水道・ガスが止まってる。つまり、レストランや蕎麦屋や牛丼屋、ラーメン屋、ハンバーガーショップなど、店舗内の混乱をかたづけても、飲食店としての絶対的生命線、動脈と静脈‥‥水道とガスが止まってる。(屋台の店だってどこかでキレイな水を手に入れなきゃならんだろ。清潔と水と、火元を失っては、どんな飲食店も成り立たない)。

 

 警察、消防、自衛隊の人たち。仕事とはいえ、その命がけの救援活動は、映像をみていて感動して、テレビを見ながらときどき、泣く。(わたし、ジジイで涙もろいのだよ)。テレビで、それをなんだかんだ、自分でも分かってもいないことを解説してみせる学者やら、NHKの災害専門解説者だの、キャスターだの‥‥‥大学の地震学者という文化人芸人が‥‥テレビで、稼げると登場して、またまた五月蠅いわな。

 

 地震芸者みたいな、学者風やら解説者やらが、またまた登場するテレビだが、誰も、何も、分からないのだろ。地球もまた、燃える火ダルマの星だ。冷えたわずかの表面だ。冷えたわずかに薄い地殻は、風船の空気の圧を支えるゴムかな。その下は溶けた溶けた熱い液体だ。超高速の自転と太陽の周りを回るグルングルン回る強烈な圧力で、高熱・高圧のはずなんだ。地球の表面、わずか冷えた地殻にわしらが生きる。おびえた小さい動物だ。

 

 今夜は、PC回復、レオン・ラッセルの”Song for You" で、泣いた。

  レオン・ラッセル  Song for you  https://www.youtube.com/watch?v=37dw2r45Xzg