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古い曲が気になる

アイヌネギをみつけた

2016-04-13 | 日記・エッセイ・コラム

 

 荒れたままの母の野菜畑の、北の隅にアイヌネギをみつけた。アイヌネギは、本州でいう"行者ニンニク"のこと。北海道で最近は、アイヌネギといわず”ヤマネギ”とか気持ち悪い名前になって春のスーパーマーケットの店頭にならんでいる。雪解けの春の山で採る山菜だったが、いまや、北海道でハウス栽培して一般野菜なのか。春、スーパーにタラの芽とならぶ、ひどく高額な山菜だ。(雪解けの春の山に入って、熊やダニや山ヒルや、マムシの脅威のなかでアイヌネギやタランボやフキやワラビ、タケノコをを採る。これは、じつに楽しい春のアウトドアの遊びだったが、リスクはきわめて高い。)

 支那竹は、”支那”という表現が良くないというので、メンマとかになるようなもんだろうな。支那ソバは、支那ソバだろうに‥‥‥中華そば、ラーメンとなる。

 北海道で薬味に使う野草の”ヤマワサビ”も、わたしの十代のころは、”アイヌワサビ”と言ってた。それがヤマワサビになり、いまは、スーパーに並んでけっこうな値段だ。北海道でいうヤマワサビは、アメリカ人がいうホースラデッシュと同じものではないだろうか? アイヌネギや支那竹が、差別語という感性がわたしにはまったく理解できないから、わたしはアイヌネギと使うが‥‥‥・。

 今朝は、このアイヌネギを一本抜いて、味噌汁の薬味にした。