Ommo's

古い曲が気になる

時代は変わったな

2016-01-09 | 日記

 

 

 年末以来の映画『スターウォーズ』最新作の宣伝には辟易とするが、なにより驚かされたのは、封切り前からNHKがニュースで何度も報道していたことだ。きょぅも(9日)も午後一からメーキング『スターウォーズ』みたいな番組をやっていて、古い人間としては、またまたびっくりだ。この映画は、先月封切りになって、映画興行界のメダマの洋画のはずだが………。NHKが、かくも露骨に民間企業の商売の宣伝をする……とは、時代も変わったものだ。

 わたしがレコード屋になった1960年代の後半、NHKでは、新作映画封切りの前後数カ月、その映画のテーマ曲は放送で流さなかったはずだ。正確ではないが、封切り日の三カ月前、そして、封切り後三カ月。つまり、映画『卒業』が大ヒットしている時、NHKラジオでは、サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」は放送しなかった。今でもドラマのシーンで特定の飲料メーカーがわからないようにしているはずだ(例えば”コカ・コーラ”とか、”キリンラガービール”とか)。

 公共放送だから(民放ではなく)、特定の企業の商活動、つまり金儲け、を積極的にサポートしてはいけないといわけ。そういう理由で、映画のサントラ盤の放送にも縛りがあったのだ。今では信じられないことだろうが………。

 前にも書いたが、わたしは、1972年にビートルズ映画を一挙に上映してプロモーターデビューしたのだが、このビートルズ大会のまえ、NHK帯広放送局は数か月間ビートルズをかけなかったのだろうか? あの時代、そんなことが可能だったのだろうか?  ビートルズの音楽が無いと音楽番組は成立しないのではないかな。

卒業 [DVD]
アン・バンクロフト,ダスティン・ホフマン
 

    サイモン&ガーファンクル  The Sound of Silence https://www.youtube.com/watch?v=4zLfCnGVeL4