局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

着物日和 2

2009-10-21 08:10:36 | 見る(映画 劇場 美術館など)
さて 六本木のど真ん中にある とあるビル。
外観はなんの変哲のないオフィスビルのように見えるが、ここが武☆ビル。
故 ○原はんさんが所有されていたらしい。昔は黒塀の粋な建物だったらしいが、今は普通のビルとなってしまった。

しかしエレベーターで上に上がっていくとびっくりな空間が目の前に現れる。



こんな舞台があったり



この奥にステキなお茶室があったり

こちらで着物の会関係の友人たちが自分たちの芸を披露する会を設けたわけです。

去年はこちらであった

去年の会場も山手線の駅から徒歩数分の住宅地の中の知る人ぞ知るといった趣の会場であったが、今年もこんなところがあったのかびっくり。
この主催メンバーたちの「モノを知ってる」ってことにはしばしばびっくりさせられるワタシであります。

食の伝道師FさんとFさんのグループがお茶をたててお客様に呈する。



たねやさんの秋らしい和菓子とおいしいお薄だった。

そしてメンバーによる舞台。



やはり着物の会関係の友人によるお三味線と長唄。東☆(☆は音です)という芸大卒業生のメンバーもまじえての披露。
篠笛は お身内に人間国宝がいらっしゃる奥様。鼓にご子息を頼み 去年より確実にパワーアップされていた。

そして吉☆流の直弟子の 地☆舞の披露



とても O十台とは思えない艶やかな姿だった。
この舞をなさる方と母は能楽関係で共通の友人が何人かいたようであったけど、母は彼女の舞いを見るのは初めて。何十年と精進した芸と天性の姿の美しさで魅せる舞はさすが。母も楽しんだようだった。

ワタシはこの舞台を見ながらも荷物預かり係、お客様の案内係などおおせつかったのでなかなか大変ではあった。

終わったあとで 「局ちゃん 色々お世話かけたわね」と渡されたのがこれ。



漆調の本体にカートリッジ式になっている筆ペンである。
こういう気の利いたものをちゃんと用意して気を配ってくださるところもサスガである。

この手の和モノ(邦楽関係や茶道 華道関係ね)に携わっている方たちの気の配り方、先生や先輩に対する気遣いなどはとても感心させられることが多い。
また日本舞踊をなさっている方の姿勢や身のこなしの自然に身についた美しさ、すばらしいなと思うんだけど・・・

今更ワタシは遅い感もあるので、せめて娘にもこういう所を学んで欲しいな~とも思うが。
今回も誘ってはみたけど、11月末の文化祭にダンスの舞台があるから無理!と断られた。
アバクロのデカパンツを履いて帰って来た娘を見て ため息をつくワタシである。

どっかでこっち方面にも目覚めてほしいもんだ。
コメント (4)
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