局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

小劇場も楽し~タッタタ探検組合を見る

2006-10-22 14:40:09 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨夜は 池袋のシアターグリーンに タッタタ探検組合の芝居を見に行った。
建築家の友人夫妻がここの役者さんと知り合いで ここ2,3年の公演は彼らの仲間たちと一緒に殆ど観にいっている気がする。

ここの劇団のHPの紹介を見ると

***思い切り笑えて少しだけ泣ける
見終わった後、なんだか少しだけ元気になっている
そんなお芝居をめざしています

退屈だったり、辛かったり 逃げ出したかったりする日常を抱えてる人にはそれに立ち向かう力を 毎日が薔薇色 幸せで仕方のない人には さらなるハッピーをプレゼントできる
そんな芝居ができたらいいなと思っています
・・・中略・・・
その目的のためにいい年したおとながくだらないことを真剣にやりきっている。そのすがたはきっと美しくて正しい
我々はタッタタ探検組合 みなさまの娯楽に奉仕する劇団です。***

とある。
この言葉通り はっきり言って 何を伝えたいのか考え出すとわからない所もあるのだが(笑)ゲラゲラ笑えて 役者さんの熱演からエネルギーをもらえて、終わった後なんとなくすっきりして 「あ~おもしろかった」と池袋の街に繰り出して飲みに行くという私の娯楽に確かに貢献していただいている。


今回は 地球温暖化三部作の完結編 「植物大図鑑」
私としては今まで見た中で 一番馬鹿馬鹿しくて一番笑えた気がする。
小劇団にありがちな小難しい理屈抜きで笑える、そういう所が好きなんだけど。


役者さんたちは それだけやっているわけじゃなく、保険会社にお勤めとか 銀行員とかお医者さん(今回は下草役 笑)とか他の顔も持ってらっしゃるらしい。
はっきり言って確かに「いい年をした大人」である。普段は立派な社会人としてそれぞれの生活をマットウし、家族を養ったりもしているのだろうけど。
それが 全身タイツの植物の衣装や ベンガルとらや鹿やインコの着ぐるみに身をつつみ、踊ったり 飛び降りたりの熱演(最近谷口氏の壁のぼりがなくてちょっと寂しい)
この人たちってほんとに芝居が好きで楽しんでやってるんだろうなってある種プラスのエネルギーが発散してるから見ている私も楽しいんだと思う。
レギュラーメンバー以外に昨日はじめて見た鹿のお母さん役の宇佐美さん、いいキャラだったな。他の劇団所属みたいだったけど今後も出演して欲しいと思った。

確かに立派な劇場で見る 歌舞伎とかミュージカルとかも楽しいけど、役者さんの息遣いまで感じられる小劇場っていうのも楽しいものだ。
特に昨日は満席に近く、それも開演ぎりぎりに入ったので かぶりつきの補助椅子(幼稚園児が座るみたいな)に座った。木こり役の宇賀神宇我さんの倒れた頭に手が届きそうで面白かった。終わった後はさすがに下半身がこわばっていたけど。

公演が終わって 中華料理屋へ 点心をおつまみにビールを飲む。それもまた楽しかった。

コメント
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