局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

亡き母の誕生日に

2024-09-14 17:54:04 | 日々の生活
前の記事からずいぶん日がたってしまった。
今週の月曜日9月9日は亡き母の誕生日だった。
生きていれば92歳になったところでしたね。
それに合わせて実家に行ってお墓参りでもしようかと向かった。



今回の帰省にはもう一つ目的があり、以前ちょこっと書いたが、これから両親の相続手続きやら実家の片付けやらで帰省する際に、自分の快適な居場所を確保したい、その場所はオットはもちろん、ムスコかムスメの1家族くらいは泊まれるように整備しておきたい そのためのリフォーム計画をすすめるためである。
今年になってから度重なる地震だの ゲリラ豪雨だのに襲われる日本列島。
どこに行けば安全という保障なんてないことはないのだが、東京にだけ拠点をおいている ワタシ夫婦とムスコとムスメのそれぞれの家族のいざとなった時のシェルターとして準備しておくのもいいんじゃないか?
孫たちも長い休みの時、狭い都会のウチを離れて地方の古民家で合宿めいたこともできたら楽しいかもしれない。 なんて夢も広がるんである。
あと一つは独身に出戻ったここで暮らす弟のこと。
無駄に広い家の部屋を3つ書類と本とで占拠して暮らしているが、こいつ(呼ばわりしたいのよ ムカつくので)が、まるで家の片付けやら維持やら やる気がないのである。
離〇して戻ってきた時の荷物さえそのまま ワタシが指摘した場所塞ぎの段ボールのゴミも捨てなよ と言っても生返事してはや半年。
いつも過ごしているリヴィングキッチンのエアコンはナショナル製(何十年たってるんだ?) 仏間に続く客間のエアコンは2年ほど壊れていて、やいやい催促して(両親の新盆でお客様が来ることが目に見えていたので)やっと新しいのをいれた。
とにかく日本一の暑さを誇る?我が実家地方、エアコンがないと話にならないのであります。
で、ワタシの弟の話。この環境でワタシが泊れる所は客間だけになっている。そこに布団を敷いたりあげたりして過ごすって 落ち着かないわけですね。
そしていつの将来かわからぬが、弟も必ず老いるわけでしょ? その過程で手術だの入院だのもこの先おこるやもしれぬ。 そこでそれを手伝ったり必要な手続きをするのは ワタシかオットか子供たちじゃないかいな? 他に家族が居ないんだからさ~
ワタシがリフォームしてちゃんとした居場所を作るのは彼のためにもなるんだよ。
ムスコなどは「家の子たちを可愛がってくれるんだからさ ちゃんとした場所があれば あいつらも行くだろうから オジの寂しい老後の楽しみにもなるのにな~」ww ムスコ一家がワタシの実家に行く時は近くのビジホに泊まっているのである。
「オカン 俺もいざとなったら少しはカンパするからな」と頼もしいのに・・・
その辺 弟はまるでわかってない。
なので
「今忙しいから家の中をいじられるのは困る」
「いつヒマになるか? ってわかんないな~」
「とにかく オレは何もしないよ。金も出さないし」
「俺は困らないから これでいいから」
 なんですと。

家をいじられるのは困ると言っても ワタシがリフォームしようと思っているのは父母の部屋、母屋から廊下続きの離れなんですよ。弟は「ここ何年も踏み込んでない」空間なので そこがリフォームされようがなんの影響もないはず。
「とにかく今年はやめてくれる? オヤジの手続きがまだ終わってないのに」
って 「オヤジの手続き」は関係ないと思うんですが。とにかく何するのも仕事以外のことはめんどくさいらしいよ。
ワタシの友達はみんなセッカチ。思い立ったらすぐやる人たちなので、事情を知ってる建築士のNちゃんなんかも
「局ちゃん すぐにとっかかりなよ。こういうことは思い立ったらじゃないと、せっかく手間と金かけても その恩恵にあずかる時間はどんどん短くなるんだからね!」
「それに資源も年々高騰してるからね。早いほうがいいよ」
まったくである。

なので、今回リフォーム会社の社長と会ってだいたいの要望はお話しした。
そして今月中にもう一度、今度は職人さんとサッシ関係の会社の人に来てもらって、大体の見積もりと行程を出してもらうことにした。

それは良いんですけどね。
問題はまず片付け。

ベッドルームだったのでオオモノはベッド 母の鏡台 箪笥が一つ 書棚が一つ 壁一面 天井までの作り付けのクローゼット(中身満杯)
ワタシはリフォーム会社に頼めるかな~と思ったら、
「それはできないんで、お部屋片づけはしておいてくださいね~」とあっさり却下。
実家地方は粗大ごみは町内で回収する日は年一度(いくつでも出せる)でも8月に今年分は終わった。
その他は市の粗大ごみ回収は無料だが一度に3つずつ。
自分で廃棄施設に運ぶこともできるが平日のみ。だいたいワタシ一人じゃとても無理。

そこに住んでる弟は一切やる気なく、オットやムスコは平日は超多忙。
ワタシ一人でベッドと箪笥をどうやって運べというのだ!
と絶望感に襲われたが、思い出したのはいわゆる終活のNPO法人を主宰している故郷の同窓生。
「これこれこういうんだけどさ~ 部屋の片づけってできる?」と電話したらあっさり
「いいよ~ そのくらいの部屋だったら〇万円くらいはもらうけど 安くしとくよ」
と びっくりするような値段でやってくれそうな気配である。
やはり神は我を見捨てなかった。 普段故郷の友人との飲み会も大事だな~(そこか)

そうとなると 少しは細々したものを片づけなければならない。
ワタシはリフォーム会社の人に会ったあとにさっそく両親の部屋を片付け始めたんですね。


父のクリーニング済のワイシャツが30枚ほど出て来た。
あとは推して知るべし。
すべての空間にモノがある・・・
クリーニングしてあるものは こちらに持ってきて区の古着回収に出した方が有効活用できそうなので自分の車に積む。


クリーニング屋の袋から出したり、襟に挟まれた紙を取ったりして、また袋に戻すのも結構な手間であった。

下着やもう絶対誰もいらなそうな布地類はゴミ袋に突っ込んで市の回収が月に二度あるらしいので 日付をマジックで書いて並べて置いた。
せめて このくらい出せよな 弟・・・

そしてこの部屋のエアコン やはりナショナル製
そして使用不可能なのである。朝も早くからとりかかった片付けだが、10時過ぎたら汗だくで継続不可能・・・
この夏 一番ありがたいな~ と思ったのはエアコンって存在ですよ。

しかし、自分のお誕生日に会いに来て、孤軍奮闘で片づけしているムスメを憐れんだのか・・・・

もうほとんど引き上げたと思った母のアクセサリー類だったが、ベッドわきの棚に無造作に袋に入れてあったのである(あぶねー 捨てるところだった)

こんなの↓





それぞれ鑑定書まであった。でもゴージャスだけど昭和の金満マダムっぽいな~
ムスメに見せたら
「これはこれで合わせようによっちゃ面白いかも でもDubaiでばらして作ってもらいたかったね」
確かにDubaiのゴールド&ダイアモンドモールに持ってって今風のものに作り替えたかった・・・(バチアタリでゴメン 母よ)



あとは 母の作ったエコバッグも綺麗なままで出て来た。


几帳面に差したステッチが母らしい



持ち手部分は布をほぐして編んで紐状にしてある。どんな細工?
これは大事に使おうかな・・・

あとワタシが見たこともなかった時計類や父のカフスボタンなども出て来た。
こうなると やはり無下に全部廃棄! とはいかない両親のモノ。

そんなこんなで夏の終わりはいつもなんとなく調子が悪いのに 今年は残暑にもダメ押しされつつ へとへとです。
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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (keba)
2024-09-14 18:12:04
弟は実家の整理に1年半くらいかけてました。
車で2時間くらいの場所にある実家に隔週末に通ってたんだっけな?
49日の後だったかには、参列した希望者に実家に来てもらって
欲しいものは見つけた人のモノですよ宝探し大会(仮称)を開催し
あたしは欲しくて探してた形見をいとこにちゃっかり奪われる大失態を演じたのでした(苦笑)。

その後は道具屋さんみたいなところに全部引き取ってもらってからにして売却。
あたしは何もしなかったので、ほんと、弟と義理の妹には頭が上がらないわ。
実弟さん、喝入れに行ってあげましょっか(笑)
返信する
お疲れ様です (frozenrose)
2024-09-14 21:17:23
ご実家の片付けにリフォーム、大仕事ですね。
弟様が乗り気でないのも気にかかりますが、ご自分の生活空間でないのなら、譲歩していただきたいですね。
うまく折り合っていい方向に行きますように。
返信する
大型ごみ(粗大ごみ)について (frozenrose)
2024-09-14 21:23:06
追記です。
自治体でいろいろと思いますが、我が市では有料で月2回、一回ごとに3千円分までです。
20年くらい前までは無料で2月に一度、何をいくつ出してもよかったのですが、厳しくなりました。
ゴミの整理、お知り合いに頼めてよかっですね。
返信する
Unknown (かずちゃん)
2024-09-14 21:38:48
住んでいるのに動かない弟さん
私も実家の母がなくなったあとのことを一気に思い出しました(笑)
母闘病中から私は頑張って片付けたつもりでしたが
物の多さにどうにもならず
弟が実家を相続して売ってしまったのでそのときに業者を頼んで全て処分2トントラック30台分の不要品がでました(笑)
ちなみに弟、66歳の今までずっと独身、片付けられない人です(母親似)
返信する
実家の整理 (Passy)
2024-09-14 22:37:03
tsuboneさん、再びこんばんは。

リフォームして有効にファミリーで使いましょうって...素適なアイデアですね。
tsuboneさんらしいな...などと勝手に思っていますよ。
私の場合は、実家は誰も引き継がないと決めていたので
姉のリーダーシップのもと、約1年掛けて片付けて更地にして処分...
書類関係は全て姉が仕切ってくれたので、週に2~3回通って、せっせと片付けました。
書類に関しては、私は確定申告に行ったくらいです。
三姉妹それぞれが引き取る物を業者に依頼して、それぞれの自宅にトラックを出し、庭木も少し分けました。
残りは同じ業者に依頼して処分...業者の店舗で売りに出したりもしたので
金銭に関わることは、全て姉に任せました。
この業者選びだけは、私が任されました。
1年と少々の大仕事でしたが、姉妹それぞれが別れを惜しみ、納得の結果となりました。
不動産業者からは、更地に3軒の家を建て、すぐに買い手がついた報告を受けましたが
私は1度も見に行ったことはありません。
思い出は全て心の中に...
1年掛けて、姉妹で懐かしい品々を片付けたことも、ある意味では両親への供養になったかも...などと、しみじみ話したりもしましたね。
片付けにかかると、懐かしいご近所の方々が、お声を掛けてくださったりして
その時間も、父と母を偲ぶ温かい時間となりました。
パターンが全然違うので、残念ながらご参考にはなりそうもないのですが...
1つの例として...ね。
まだまだ猛暑の日々が続きそうですから、どうかくれぐれも御身お大切になさってくださいね。
心も身体も、お上手にいたわってあげてくださいね。
心からご両親さまの御冥福を祈り、tsubuneさんのご健闘をお祈り申し上げています。
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keba さん (toki-tsubone)
2024-09-17 13:18:04
kebaさん 頼りになる弟さん夫婦がいらして良いですね。kebaさんの過去記事でも出て来る義妹さんは ホント情もあって仕事も出来る女性っぽいですね。
家の弟の嫁に欲しかったww

モノを処分する時の業者さん選びも大切なんですよね。
姑の汚部屋処分の時の廃品回収業者でワタシは失敗しましたもの。ちょっとヤ〇ザっぽくてホント嫌だったです。
ワタシも実家までドア to ドアで1時間半から2時間くらい この距離って結構こたえるんですよ。
ゆるゆるがんばりま~す。
返信する
frozenrose さん (toki-tsubone)
2024-09-17 13:25:44
弟はね 仕事上ではこの歳になってなぜか地位的には上昇しちゃって それを盾に「忙しい」「俺はそのままでいい」 と 家の事はまるでやる気ないし、後のことも何も考えようとしてません。
降りかかるのはワタシ夫婦と子供たちなんですよね~
ワタシも自分のこの家のことと実家のことまでやらなきゃなんないの 体力のあるうちですよ。
ホント疲れます。

遺品整理 故郷の同窓生の気のいい男友達を思い出し 電話してみたら引き受けてくれると・・・
知らない業者を家に入れるのは怖いですから その点は良かったな~ と思いました。
返信する
かずちゃんさん (toki-tsubone)
2024-09-17 13:45:49
思わず かずちゃんさんのブログをさかのぼって拝読してしまいました。
お姑さんと長らく同居もされて 実家のお母さんも看取られてその後の後片付けなどもされたのですね~
そして独身の弟さん(ワタシの弟は✖イチ出戻りですが)もおられるなど共通点も多くて参考になりました。
あの年代、戦争を体験した人たちはモノを捨てるのに抵抗があるみたいですね。またなまじっか保存する空間があると不要品が積もっちゃうんですよね・・・
2tトラック30台分ってのもスゴイ・・・
今更ながら本当にお疲れ様でした。
返信する
Passy さん (toki-tsubone)
2024-09-17 13:53:09
こんにちは
ワタシの実家も ご近所の事業をされてる方が土地を買いたいって話も出ているんですよね。
今ならほどほどの価格でも売れるんじゃないかと思うし、これを機に弟も老後過ごしやすいマンションでも買えばいいのにと思うし オットもすすめたのですが
「俺はここを動く気は一切ないです」ときっぱり言われてました。
どうするんでしょうねえ・・・? 自分が年とらないと思ってるのかいな?

Passyさんのご姉妹はみなさん仲良くて 御相続の時ももめたりはされなかったのですね。
それぞれがそれぞれの役目を全うされたのはお見事ですね。
オットも一人っ子で弟も身内がいないので 相続だの遺品でもめたりはしなさそうなのですが、その分やらなきゃならないことがあるのはね~
これからやること山積み
リフォーム後の部屋を夢見るのがモチベーションです。
返信する
Unknown (アイメロディー)
2024-09-27 20:12:44
つぼねさま
実家と言う空間は物を捨てられない世代だっだから
片付け始めるとエライことになりますね😭
お陰様で素敵なアクセサリーやハンドメイドバックを見つけられきっとご両親からのご褒美良かったです
くれぐれもエアコンつけて作業してくださいね💕
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