利上げに反応しなくなったドル相場
1月末にアメリカが、「ドルは高すぎる」(トランプ大統領)、「ドルが安い方がアメリカには良い」(ムニューシン財務長官)と言ってから、ドルの動きは何か大変慎重になったような気がします。
もちろんこれらの発言は「やはりアメリカは高いドルを望む」と言い換えられましたが、それには「長期的には」という言葉が添えられていました。
それまでは$=¥で見れば、110円がらみと115円がらみの間をFRBの利上げの動きなどやそれに関する思惑を反映して結構幅のある上下動をしていましたが、その後は2月から3月にかけてじりじりドル安が進み、105円がらみになり、その後も利上げの話が出ても、ほとんど反応せず、107円台に乗せたかと思うとまた106円台に戻るといった、異常なまでの膠着状態にあるようです。
何がそうさせているのか解りませんが、国際投機資本も、アメリカの本音はドル安だと忖度しているのでしょうか、そう見える程に動きの少ない相場展開が続いています。
心なしか、ドル安になるとダウ平均は上げ、107円を越すとダウが下押すような様相も見えたりします。
国際情勢が余りに変化が大きく、多様な要因が絡まり合っての結果との解説が一般的ですが、米朝関係で、新しいニュースが入ってきても、アメリカのリーダーシップが強力でも、ドルは上げません。
矢張りドルが動くとすれば、特にドル=円が動くとすれば、金利差や国際情勢よりも当面、対日貿易赤字問題次第という事になるのでしょうか。
国際投機資本も、本音はアメリカ経済が良くなってくれなければ困るでしょうから、これからも円安傾向はなかなか進まないのかもしれません。
黒田さんの神通力も、マイナス金利導入以来翳ってしまったようで、異次元緩和の継続も円安を招かなくなったようです。
異次元を三次元から四次元、五次元と進めてみても、国内金融面の副作用が目立つだけで、円安効果が出ないという事になれば、政府も日銀も、何か円高阻止のための新機軸を考えなければならないのではないでしょうか。
1月末にアメリカが、「ドルは高すぎる」(トランプ大統領)、「ドルが安い方がアメリカには良い」(ムニューシン財務長官)と言ってから、ドルの動きは何か大変慎重になったような気がします。
もちろんこれらの発言は「やはりアメリカは高いドルを望む」と言い換えられましたが、それには「長期的には」という言葉が添えられていました。
それまでは$=¥で見れば、110円がらみと115円がらみの間をFRBの利上げの動きなどやそれに関する思惑を反映して結構幅のある上下動をしていましたが、その後は2月から3月にかけてじりじりドル安が進み、105円がらみになり、その後も利上げの話が出ても、ほとんど反応せず、107円台に乗せたかと思うとまた106円台に戻るといった、異常なまでの膠着状態にあるようです。
何がそうさせているのか解りませんが、国際投機資本も、アメリカの本音はドル安だと忖度しているのでしょうか、そう見える程に動きの少ない相場展開が続いています。
心なしか、ドル安になるとダウ平均は上げ、107円を越すとダウが下押すような様相も見えたりします。
国際情勢が余りに変化が大きく、多様な要因が絡まり合っての結果との解説が一般的ですが、米朝関係で、新しいニュースが入ってきても、アメリカのリーダーシップが強力でも、ドルは上げません。
矢張りドルが動くとすれば、特にドル=円が動くとすれば、金利差や国際情勢よりも当面、対日貿易赤字問題次第という事になるのでしょうか。
国際投機資本も、本音はアメリカ経済が良くなってくれなければ困るでしょうから、これからも円安傾向はなかなか進まないのかもしれません。
黒田さんの神通力も、マイナス金利導入以来翳ってしまったようで、異次元緩和の継続も円安を招かなくなったようです。
異次元を三次元から四次元、五次元と進めてみても、国内金融面の副作用が目立つだけで、円安効果が出ないという事になれば、政府も日銀も、何か円高阻止のための新機軸を考えなければならないのではないでしょうか。