tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

2017年:ホタル飼育はゲンジ・ヘイケ両輪へ

2017年04月17日 16時21分30秒 | 環境
2017年:ホタル飼育はゲンジ・ヘイケ両輪へ
 振り返ればホタルの飼育を始めたのは2011年でした。成功や失敗を繰り返し、何とかゲンジボタルもヘイケボタルも拡大再生産のサイクルを確立したいと頑張ってきましたが、漸くヘイケについては、その方式が固まり、今年はゲンジについても同様な形で上陸、羽化、採卵、飼育にもっていこうと準備をしてきています。

 解ってきたことは、採卵、孵化、3齢か4齢までの生育は、自然の中では効率が悪く多分不可能、発泡スチロールの水槽で餌と酸素を供給し大事に育てることが必要だということです。
 それ以降は、庭のU字溝に放流しても、カワニナ、タニシなどの餌を準備すれば、6齢までの成長、上陸、さなぎ、羽化までは可能だろうという人工と自然の組み合わせです。

 今年は、冬のうちに、水漏れのあったU字溝にポリエチレンのシートを敷き、雨水タンクからの点滴のような水供給で水源の確保が可能なことを確かめ、多分200匹ぐらいは育っていると思っているヘイケの幼虫を、生育の良いものから順にスポイトで吸い上げ、10匹、20匹と発泡スチロールの飼育槽からU字溝に移しています。タニシはすでに入っています。

 ゲンジは、昨年、採卵、孵化には成功しましたが、孵化直後、酸素供給ポンプを包んだガーゼの消毒薬で720匹が全滅したので、先月新たに種ボタルを仕入れ、発泡スチロールの箱にカワニナと共に入れてU字溝の脇の小藪に置いていたところ一昨日までには、30匹ほどがすべて草むらに上陸しました。今はさなぎになる所でしょう。
 従来の経験ですと、5月末か6月始めぐらい、宵の口に羽化し、最初はあまり動かずピカーリ・ピカーリと光っているので、葉っぱと一緒に採ってきて、飼育籠に入れます。


 ヘイケの方は、5月の連休明けぐらいには、U字溝の両端に用意した上陸用の陸地に上がり、そこでさなぎになり、6月に入れば、その辺りで毎晩何匹か羽化して光るはずです。
 これも飼育かごに取り込みますが、ゲンジもヘイケも優先するのは雌(見分け方はネットで勉強済み)です。今年はかなり賑やかになると思います。

 こんなことで「とらぬ狸の皮算用」ならぬ「とらぬホタルの何とやら」をやっています。皆様にもぜひ成功を祈って頂きたいと思います。