司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

AIによる登記書類の自動作成の研究等

2020-02-14 14:40:50 | 司法書士(改正不動産登記法等)
若手司法書士法人4社合同でRPAを用いた登記書類の自動作成の共同研究及び実運用を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000001.000054228.html?fbclid=IwAR0wS-NSaqY9wa0xpi--UC6fCRObyfrdhkIXdLjWzWc7Rpd57z3GwzCSpDQ

 抽象的な意味では,理解できるのであるが・・。

 AIは,結局のところ,全てのデータが揃い,全ての条件設定がされているのであれば,大量のデータを,迅速かつ正確に処理することができるスーパーな代物であるが,少しでも欠けるところがあると,役に立たないものである(とまでいうと,言い過ぎかもであるが。)。

 登記事務は,結果から見ると(少なくとも登記申請時点で見ると),定型的で,代替可能な業務ばかりに見えるようであるが,受任の時点では,必ずしもそうとは言えず,想定し得るあらゆる事態を想定しながら,完結点に向けて準備を進めて行くものばかりであり,単純に「自動」で処理し得るとは言えないであろう。

 単純に,「OK,google! ○○をやって!」で,全自動的に書類作成がパーフェクトに進むようであれば,それこそ司法書士の関与は不要であり,資格者(司法書士)無用論が登場するであろう。

 「既に起こった未来」かもしれないが。

 結局,司法書士事務所のスタッフが行う事務処理の極限的な効率化ということになろうか。単純な人為的ミスは,減るであろうが,いわゆる人智による事件処理も,逆に困難になって行くであろう。

 研究していただいて,その成果を業界に還元していただくことは,もちろんありがたいことであるので,関係者の方々,失礼の段は,お許しください。
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1 コメント

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Unknown (SE司法書士)
2020-03-02 00:55:01
RPAとAIは全く別物です。勘違いされぬよう。
RPAはロジックを人間が書いてコンピュータ上のソフトウェアを動かすツールです。誤解を恐れずに言うとVBAマクロみたいなものです。
AIはディープラーニングによってコンピュータが自動的にロジックを作り出します。
AIが司法書士業務に馴染むかどうかは分かりませんが、予め必要な情報が整理されていて、それを書類に変換するような定型業務はRPAやVBAがまさに得意とするところです。大量の定型業務を処理するような事務所が上手く使えば、かなり業務の効率化が出来ると思います。
ITリテラシーが極端に低く、紙文化にどっぷりなこの業界では導入は難しいかもしれませんがね。。。

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