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無責任な小泉環境大臣と役所の後ろめたさ

2021-10-03 18:07:00 | 社会・政治
小泉進次郎環境大臣肝いりのレジ袋有料化は国民各方面に苦痛と面倒を与えているが、そもそも小泉大臣が言う環境に資する影響はあったのだろうか。本来なら、小泉氏はレジ袋を有料化したことでどれだけ環境に良い影響があったのかをデータを示して説明する義務があるだろう。だが、彼はやらない。有料化したらしっ放しである。やりっ放しの上で「レジ袋有料化やったの、俺な」とばかりに自慢げでもある。(蔑笑)

有料化後に環境への具体的な影響を質問された小泉大臣は手のひらを返したように「レジ袋有料化はプラスチックごみの問題は解決せず目的でもない」と発言している。無責任である。導入時にはそうは言っていなかったからだ。この大臣は普段から発言内容も薄く非常識で、ある種の異常性(*1)を感じさせる危うさがある。そもそも「レジ袋有料化」もあのいかがわしい日本学術会議の提言(*2)にそのまま乗っただけの軽率な判断に依るものでしかなかったのだ。そして、レジ袋有料化の有効性について突っ込まれたら手のひらを返す無責任な姿勢は、この人物が到底日本政府の閣僚たる資格が無い事を雄弁に物語っていると言えよう。

後出しの屁理屈で小泉大臣が目的としたのは「日本国民に環境問題・ごみ問題を提起しても程度の低い人々には理解できないと思われるので、レジ袋有料化という無意味な苦痛(事実上の税金)を与えることによって無理やりにでも認識させる事」である。実に上から目線であり、ほとんど独裁者気質と言っても過言ではない発想と思考の持ち主であることが伺える。左翼のマスメディアと左翼野党が喜びそうな姿勢と言えよう。最近は自身の「再生エネルギー推進の動きに異を唱える事を許さない」とする趣旨の発言もあり、小泉氏が全く聞く耳もない独裁体質を持っている事が再確認できる。

さらに言うなら、彼の父である純一郎氏を含む小泉ファミリー全員が再生エネというか脱炭素系を志向しており、そこに利権の匂いが漂っているのも気になるところではある。



一方、経済学者の高橋洋一氏はレジ袋有料化の問題点を有料化の良し悪しではなく、手続き上の問題として問題提起している。

マスメディアも含めて意外に知らない人が多いのだが、「レジ袋有料化」は法律で決められていることではない。単なる”規則”でしかない。なので、変えようと思えば比較的簡単に変えることは可能なのだ。レジ袋有料化を本気で本当にやりたかったのならば、きちんと法律を改正してやればいいのである。もちろん目的と根拠をデータを示してちゃんとやるべきことだが。

だが、レジ袋有料化は大した意味がなくやったところで影響もないのであり、それは周知の事実でもある。

この悪手の決まりは前述の通り、法律は一切改正せずに実施された。規則という形でやっているのである。

規則なので、業者(小売店など)は本来これに従う義務はないのである。では、なぜ従わないといけない空気になっているのだろうか。また、本来は法律を改正してやるべきところを一種の裏技を使って規則で推し進めたのはなぜか?

規則なので、業者としては従わなくても罰則はないのだが、結局従わないと制裁措置(営業の話が取り消しになる等々)を取られるので従わざるを得ないのが実情なのだ。


本来の筋としては、国民の負担になることを課すのであれば、正々堂々と法律を改正してやらないと行けないのだが、これをやらずに規則で通してしまったのは、実のところ、「レジ袋有料化」に後ろめたさがあったからである。堂々と推進するに値しないものであることを役所も判っているからこんなやり方になっているのだ。

役所は時々こういう事をする。自信がないことは法改正せずに通達や規則で通してしまうのだ。


なので、もしも誰かが「国民に負担を課すものをこんなやり方で出来るのか?」と訴えたら、国側はかなり弱い立場になるものと思われる。だが、みんな嫌がらせという返り討ちが怖いので誰も訴えないのだ。

そして、マスメディアもこうした実態を知らないし理解していないので何も報道しないのである。(蔑笑)




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(*1)
「直感で"46"という数字が脳裏に浮かんだ」とか「セクシーな~」とか、とても一国の大臣を任せるに値しない危うい精神性であり、まるで中二病の子供の戯言のようなレベルとも言えよう。論外だ。そもそもやりたい政策があるのなら、きちんと目的と具体的な根拠を示して堂々と推進すればよろしい。それすらできないから大臣は任せられない、と判斷せざるをえないのである。
また、最近の発言でも「ゲームのルールが変わったことに気づいていない人が多い」「もはや再エネのネガキャンは許されない」と自己の願望・欲望を国民に押し付けることを当然の事とするような態度である。思い上がった政治家の醜さがここにある。これらの小泉発言についてネット上では「気づいてないのはお前だよ、太陽光パネルの原材料がウイグル産なのをどう考えてるんだよ」などと反論されている。

(*2)
日本学術会議の当時会長だった大西氏は新聞紙上で自慢気に「やりました」と吹聴しており、これには多くの人が失笑したものである。こんなことはそもそも自慢するものではないからだ。(蔑笑)




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