Altered Notes

Something New.

ロシアにへりくだる日本人

2022-05-21 09:30:00 | 社会・政治
2019年5月に北方四島ビザなし交流・訪問団の一員として国後島を訪問した丸山穂高衆院議員(当時:日本維新の会)が滞在先で、元島民の人々に対して、北方領土問題の解決について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(戦争をしないと)取り返せない」などと発言して大問題・大騒動になる、という事があった。丸山議員は維新を除名になり、維新は党をあげて当時のロシア政府に詫びを入れた…という気味の悪い事案であった。(*1)

北方領土は間違いなく日本固有の領土であり、ロシアが不法占拠しているのは厳然たる事実だ。不当に支配しているだけでなく日本人に対してシベリア抑留や満州での非道な仕打ちなどロシアは日本に対してかなり残虐な前科が多い。(*2) それらの全部が国際法違反の行為であることも意識しておくべきだが、そんな狂気の国に対してなぜ詫びを入れないといけないのか全く理解できない。維新だけではない。日本の政治家のほとんどとマスメディアのほぼ全部がロシアに配慮し忖度する一方で日本に対しては強気に物を言う。つまり「親露」で「反日」だ。

先般、ロシアの国会議員が「ロシアは北海道に対しあらゆる権利を持つ。日本の政治家が大戦の教訓と関東軍の運命を忘れていない事を望む。さもなければ記憶を新たにせざるを得ない」という日本に対して無礼極まりない暴言を吐いたにも関わらず、日本の政治家もマスメディアも何も言わずだんまりで、あたかもその発言が無かったかのようにしているのは喫驚でしかない。ここまでロシアにへりくだるのは異常としか言いようがないが、彼らはロシアに何を言われようと黙っているのだ。実に気色悪い実態である。

政治家はまるで「親露に非ずんば政治家に非ず」のようであるし、マスメディアも同様だ。この異常な状況を普通に是とする彼らは裏に何かあると想定しないと説明できないだろう。裏に何もなくてこうなっているのなら救いようのない阿呆であり馬鹿でしかない。しかも人としての最低限の矜持すら失っているのは呆れるばかりだ。

政治家には何か裏があるのだろう。大きな利権を持っているが故に、という人物もいるだろうし、弱みを握られている場合もあろう。スパイ天国の日本ではロシアの工作員は昔から日本国内で盛んに活動しており、政治家や官僚の弱みを握ることで彼らをロシアの思惑通りに操作するケースも多々ある。また、単にロシアとの関係性だけでなく、中国との関係性の延長上でロシアに配慮している人物もいるだろう。親中で親露ということだ。共産主義国家・専制国家に異常な親しみを持つ狂気の政治家達…。日本国の政治家でありながら日本に敵対的な国家に尽くそうとする姿勢…それを隠そうともしないのは既に神経が麻痺していておまけに恥知らず、ということだろう。

マスメディアも同様である。以前から当ブログで繰り返し書いているように、日本のマスメディアは報道機関ではなく、極左の情報工作機関である。そうでなければ説明のつかない愚行ばかりが目につくのである。

そうした政治家やマスメディアは専制国家たる中国やロシアに忖度する一方で日本に対する中露の軍事的優位性を保つ為に日本の憲法改正を全力で妨害し、非核三原則の問題・核戦力を持つ必要性を議論することさえあらゆる手立てを使って封じ込む。議論すらさせないのである。言論封殺だ。それら妨害行為の理由は「中露が日本を侵略しやすくする為」でしか説明がつかないものである事は意識しておいた方が良い。

ロシアに侵略される事がどのような悲惨極まりない結果をもたらすのか、ウクライナの現状を見れば火を見るより明らかであろう。言うまでもないことだ。親露な政治家やマスメディアたちは今日のウクライナを明日の日本にしたい勢力なのである。



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(*1)
丸山氏が維新所属の議員であった2019年春に悪法である「アイヌ新法」について、維新所属議員の多くを「反対」でまとめた人物である。この丸山氏の北方領土視察での「不適切発言」問題がマスメディアで騒がれ始めたのはその翌月だ。タイミングとして妙であり、裏に親露勢力の蠢きがあったとすれば腑に落ちる動きである。(ロシアはアイヌ民族をロシアの人民として認める、という根拠なきナンセンスを主張している。だからロシアが北海道を侵略しても良い、という屁理屈になるのである)

(*2)
ロシアの日本に対する残虐非道な数々の違法行為は知る人ぞ知る事実である。決して多くの人の知るところとはなっていない。なぜか。日本のマスメディアが積極的に報道しないからである。マスメディアは親露であり、ロシアに不利になることは出来るだけ日本人に知らせたくないのである。これは厳然たる事実だ。





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