正月になると、言葉に無頓着な人々が一斉に間違った言葉を言い合うのが毎年の日本の恒例となっている。ご大層なものではないが指摘しておく。
[1] 「新年明けましておめでとうございます」
ありがちな「重複表現」である。一般社会だけでなく、TV番組の中でもよく聞く間違い(*1)だ。「明けまして」の中に「新年になった」意味は含まれているので、「新年明けまして~」は重複表現となる。いわば、「腹が腹痛」「頭痛が痛い」のようなものだ。
新年の挨拶をするなら「新年」は省き、「明けましておめでとうございます」で良いのである。
どうしても「新年」を言いたいのなら、「新年、おめでとうございます」でいいだろう。
[2] 元旦
ついつい、「元旦の午後」などと言ってしまいがちだが、そもそも「元旦」とは「元日の日の出」を指す言葉だ。1月1日の日の出の瞬間を「元旦」と言うのである。そう考えれば、「元旦の午後」などというのはあり得ない事は言うまでもない。
「旦」の字は水平線や地平線から太陽が昇ってくる様を表しているのである。
なので、1月1日という日の全体を言うのなら「元日」である。これなら「元日の午後」はちゃんと意味が通じる言葉となる。
元日の朝、日の出の瞬間だけを「元旦」というのである。
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(*1)
正月とは関係ないが、「間違い」と「間違え」の違いが判らない無知な人が増えている。これもまたテレビ等の影響だろうが、下記の記事に詳細を記しているので参照されたい。↓
『「間違え」という「間違い」を拡大する現代人』
『「間違え」と「間違い」』
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[1] 「新年明けましておめでとうございます」
ありがちな「重複表現」である。一般社会だけでなく、TV番組の中でもよく聞く間違い(*1)だ。「明けまして」の中に「新年になった」意味は含まれているので、「新年明けまして~」は重複表現となる。いわば、「腹が腹痛」「頭痛が痛い」のようなものだ。
新年の挨拶をするなら「新年」は省き、「明けましておめでとうございます」で良いのである。
どうしても「新年」を言いたいのなら、「新年、おめでとうございます」でいいだろう。
[2] 元旦
ついつい、「元旦の午後」などと言ってしまいがちだが、そもそも「元旦」とは「元日の日の出」を指す言葉だ。1月1日の日の出の瞬間を「元旦」と言うのである。そう考えれば、「元旦の午後」などというのはあり得ない事は言うまでもない。
「旦」の字は水平線や地平線から太陽が昇ってくる様を表しているのである。
なので、1月1日という日の全体を言うのなら「元日」である。これなら「元日の午後」はちゃんと意味が通じる言葉となる。
元日の朝、日の出の瞬間だけを「元旦」というのである。
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(*1)
正月とは関係ないが、「間違い」と「間違え」の違いが判らない無知な人が増えている。これもまたテレビ等の影響だろうが、下記の記事に詳細を記しているので参照されたい。↓
『「間違え」という「間違い」を拡大する現代人』
『「間違え」と「間違い」』
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