伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

イトーピア 「さくら通」と「欅通」を歩く

2013年11月23日 | ウオーク

11月21日  (木)   

大室山の北麓から一碧湖にかけて緩い傾斜地にある別荘地が「イトーピア」である。この別荘地には南北に二筋の道が走っており、西側を「さくら通」、東側を「けやき通」と呼ぶ。

その名の通り桜と欅の並木が続く大きな道路だが、別荘地の中を走る道だけあっていつも車や人の行き交いが少ない。閑散とした通りで(けやき通はバス路線なので車は少し多い)、さくらやけやきが美しい春秋の季節はもとより、四季を通じてなかなか風情のある散歩道となっている。

今年の夏から秋にかけて散歩を誘うような天気に恵まれなかったこともあって、長いことウオーキングを怠っていたが、秋晴れが続くこの一週間ほどそれを補うようにほとんど毎日「ウオーキング」に励んでいる。

ウオーキングを再開した時、これまであまり感じたことのなかった「足の弱り」には驚いたが、「歩き」を続けることで少しずつ足腰がしっかりしてきたようで、まずは一安堵の思いである。

認知症予防活動の大先達Mrs.TKから「足の弱りは頭の弱りですよ」と警告されたが、足腰だけでなく知力が衰え、考えることもとかく退嬰的になっていたという自覚がなかったわけでもなかった。

やっと戸外に出て自然に触れることで五感がリフレッシュされ前頭葉も活性化されてきたようで、生きることへの意欲も高まってきたように思える。

今日の散歩はイトーピア管理事務所の駐車場まで車でいきMr. TBと一緒に歩く。

昨日までの強い風はすっかり収まり透き通るような青空の下、日向と日陰のコントラストで目がくらくらするほど眩しい太陽の光を浴びながら「さくら通」を下って二十世紀美術館の裏から「けやき通」を上る。さすがに長い登り坂を上がるには少々きつい。

「往きはよいよい、帰りは恐い」で、まだまだ元の身体に完全には戻ってはいないようだ。

さくら通(葉をすべて散らした桜の枝の間から、時折ちらりと白銀の富士山や相模の海が見えるのも、この通りの「おもてなし」)

けやき通り(けやきの美しい色付きはもう少し後か)
 

この日の散歩で新たな発見は管理事務所の駐車場から意外や意外見事な富士山を展望できたこと。これまで何度か利用させてもらっていた駐車場だが、全く気付かなかった。

それから、イトーピア別荘地のあちらこちらで家の新築工事が始まっていたこと、これは伊豆高原界隈の散歩でも見かけており、雑駁な工事現場は本来あまり歓迎ではないのだが、「住宅着工件数」が景気指標の一つというなら近時の景気上昇を示す身近な証で、なんとなく気分的には嬉しくなるような光景に思えた。

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