伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

ブログの書籍化

2010年07月24日 | 雑文
7月24日(土)

ブログというのはネットの上での「日記」といった性格のものだから、本来は「書きっ放し」でよく、書いた後にもう一度読み返すことなどあまりないものなのであろう。

だが、ときには過去の記事を見る必要に迫られることがあるし、私のブログのように写真を中心とした「フォトログ」に近いものの場合には、アルバムを見るように過去に載せた画像を見てみたいと思うこともある。

2006年から結構こまめにブログを書き続けてきたから、記事はいつしか相当な量になっており、ネットの上で過去に書いたものを見付け出すことはだんだん容易ではなくなってきている。

時間をかければ、あるいはネットの検索技術を駆使すれば、記事を見つけ出すことなど訳のないことなのかも知れないが、そういうことは私の苦手とするところである。

それに、我々世代の者にとって、ウエブの上にあるものは手では捉えようのない架空のもののような感じで、やはり紙の上にしっかり印刷されたものが欲しくなるのは自然の情である。

「クラウドコンピューター」世界ではウエブに蓄えられた情報は永遠に残るといわれるが、なにかいかがわしく思う気持ちはなくならないし、個人的なブログの内容など、ブログ開設者側の都合でいつ閉鎖され失われてしまうか分からない。大手のブログであったもそうした不安は付きまとう。

事実、ブログを書き始めた頃、凸版印刷がたまたま高齢者向けとして開設した「リログ Relog」というブログを利用したことが、暫くしてブログが閉鎖されてしまい、それまで書いた内容が失われてしまったという苦い経験がある。

そうした不安もあって、折角書いたブログの記事をペーパーの上にも残して置きたいと考えるようになり、たどりついたのがブログ製本サービスを行う「Mybooks.jp」のサイトである。昨年に今頃だったと思う。

㈱ネットプロテクションズがこれを行っているが、実に簡単にブログ内容をPDFにし、メールのやり取りで編集し製本にしてくれるサービスである。(最近は簡単な操作で製本原稿をさらに編集できるサービスが加わった。)

自分だけのたった一冊の本だから、ちょっと経費はかかるが、本の仕上がりには大変満足している。

一昨日、2010年前半のブログを製本化したものが届いた。これで8冊目になる。

この会社の「書籍化」が気に入っているのは、製本の紙質が良く写真が綺麗に印刷されており、製本も一般の書籍以上に丁寧に作られていることだが、今時には珍しく製品が到着した後に請求書がくるという「後払い」システムになっていることも仕事に自信を持っている証であろう。信頼できるいい会社だ。


一昨日送られてきた2010年前半の製本「日記⑧号」


これまでのブログを書籍化したもの
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1 コメント

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Unknown (oyakatahinomaru)
2010-08-10 20:05:39
私は今年になって初めてブログを開設したばかりの初心者です。

ブログはまさに、自分自身の日々の記録だと思います。公開しているブログを読んでくれる人が誰もいなくても、それはそれで意味あることだと思います。

私は、過去のブログを読み返すことが自分自身を見つめ直すいい機会だと思っています。読み返すことによってその考えの未熟さや誤りに気付くこともあるからです。

紙の日記を付けていた時期もありましたが、それは長続きしませんでした。ブログは長続きさせたいと思っています。

私は長い文書のメールを送るときや、長い記事のブログを書くときは一度印刷してその内容を確認するときがあります。それはパソコンの画面では思うような確認がしにくいからです。

私も、ブログの記事がある程度たまった暁には、印刷したものを自分だけの本の形にしてみたいと思っています。
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