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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都五花街『上七軒』

2019-06-12 05:27:14 | 京都の花街


まだ梅雨入り宣言が出されていないですが、朝から曇天で雨予想の朝の散策です。

京都の五花街のうち四つは祇園にありますが、北野天満宮の東門前町にあるのが上七軒です。
歴史は五花街のなかで最も古く、起源は室町時代に遡ります。
北野天満宮が火災にあった際に、その再建で残った木材を使って七軒の茶屋を建てました。
後に太閤秀吉が北野で大茶会を開いたとき、七軒の茶屋で出された団子に感動し、団子を商う特権と茶屋株を与えました。
今も上七軒のお茶屋の軒下を飾る提灯は「つなぎ団子」です。
西陣に近く、織物産業が好景気のときは、多くの旦那衆で賑わいました
現在も10軒ほどの茶屋と20数名の舞妓、芸妓さんが在籍し、春には「北野をどり」が開催されます。
舞踊は花柳流(はなやぎりゅう)。春の公演は「北野をどり」、秋には「寿会」が開催されます。
紋章は秀吉のエピソードにちなみ、まるく交差する五つ団子。 

天満宮東門に近いところから東に(北野天満宮東参道)歩いていきます。今にも雨が降りそうです。
以前は電柱が不粋だったのですが、地下に埋設され、石畳です。
先日祇園新橋を投稿しましたが。電柱の不粋さには本当に残念でした。
往時より軒数は減りましたが、二階建ての茶屋形式の町屋が並び、二階から簾が下がる落ち着いた茶屋街です。



































上七軒歌舞練場入口





お店マップ










くろすけ
























お茶屋





面白い表札 夜明かりが点ると風情あるでしょうね。




















お茶屋




















ガスメーター、エアコン室外機も隠しています。




















インターホンもこのように

























画像が多くなりましたので続きます。



植物園の紫陽花

2019-06-11 16:44:55 | 2019 花


植物園の紫陽花はヤマアジサイやガクアジサイは見頃、西洋アジサイは咲きはじめです。
雨上がりの撮影になりました。

ヒメアジサイ(姫紫陽花) 原産地 日本

青色は「明月院ブルー」とも呼ばれています。
明治12年(1879)イギリス人植物学者によってイギリスに渡っています。
イギリスでは「ロゼア」と命名されています。










四季咲きヒメアジサイ





ヤマアジサイ(山紫陽花)
主に太平洋側の福島県から四国・九州に分布しています。
半日陰の湿り気のある林や沢沿い生育していることから、別名サワアジサイです。
ガクアジサイと同じようにガク咲きですが、花序は小型です。


クレナイヤマアジサイ(紅山紫陽花)





ベニテマリ(紅手鞠) 山紫陽花

これから赤くなります。




ミカタヤエ(美方八重) 山紫陽花










ヤマアジサイマイコ(山紫陽花舞妓)





丹後撫子山紫陽花





山紫陽花の六甲産





白花山紫陽花





清澄沢紫陽花





七段花

ガク片が七段に重なるのが名前の由来、ヤマアジサイの一変種。
ヤマアジサイとの違いは装飾花が退化し、花が咲く前に落ちてしまう。





甘茶

ユキノシタ科の低木紫陽花の変種でガクアジサイと間違えることが多い。
若い葉を蒸し揉み乾燥させたものを煎じて飲料にずる。





小甘茶






ウズアジサイ(渦紫陽花)斑入





ウズアジサイ(渦紫陽花)





黄覆輪





ガクアジサイ(伊豆半島産)





撫子ガクアジサイ






ミカン葉ガクアジサイ





城ケ崎ガクアジサイ

東伊豆で見つけられたガクアジサイ。花色は薄いブルーか薄いピンクが主。





墨田の花火





続く。






水無月の無鄰庵 花菖蒲と青苔

2019-06-11 05:43:32 | 2019 新緑


水無月の無鄰庵です。

2,3年前までは比較的閑散としていたのですが、最近は観光客が国内外を問わず増えています。
当日も7,8人の中華圏の女子グループ、高校の修学旅行生グループ、欧米観光客など次々入ってきます。
母屋の喫茶で休憩する人も多く、撮影は以前とくらべてかなり難しくなりました。










梔子





待合










いつものように母屋に入ります。




















軸は、清流に間断無しです。今の時期に相応しいです。鮎釣りもいいですね。




















花菖蒲










床の間





『喫茶去』






庭園を歩きます。

































茶室





母屋





洋館で無鄰庵の苔が展示されていました。
















































建仁寺早朝庭園

2019-06-10 17:08:52 | 2019 新緑


昨日の第二日曜日はいつもの建仁寺坐禅会です。
通常の拝観開始時間は10時ですが、坐禅会の開門は7時、開始は8時です。
私が着いたのは7時、先月に続いて新緑が美しい早朝の『潮音庭』を楽しみます。





本坊に入ります。





潮音庭

本坊中庭に設けられている四方正面の禅庭で、建物内のどこからでも鑑賞できます。
中央には三尊石、その東側には坐禅石が配されています。

南側の小書院より
先月より幾分緑が濃くなった感じです。










東廊下










大書院より










西廊下















〇△□の庭









方丈西庭園






大雄苑










大方丈





坐禅会場





坪庭のわらべ地蔵










坐禅会が終わって外へ出ると拝観待ちの行列ができていました。





勅使門




小堀管長法話は『碧巌録』98則「天平両錯」です。あと2則です。
直日さんより、7月坐禅会・緑陰講座 開始6時半、8月休会、9月より7時半開始に早めるそうです。













新緑の洛北蓮花寺

2019-06-10 05:37:27 | 2019 新緑


左京区にある1662年再興された天台宗の蓮花寺に行ってきました。
ここは黄檗宗様式の建築と江戸時代初期に造営された池泉鑑賞式庭園が有名です。


山門  創建当時のものです。










山門を入ると庫裏まで延びる石畳の参道





鐘楼

桧皮葺き宝形の屋根と格子禅風様式、宇治萬福寺と同形式です。










囲み井戸










石仏群

約3.000体の石仏が並んでいます。かつての鴨川の河原にあった石仏群が掘り起こされたものです。
昔の鴨川は死者の遺棄葬の場でした。死者を供養する石仏が大量に埋設されていたのです。





シライトソウ











ミヤマヨメナ










庫裏に入ります。
室内から見た土蔵正面です。





書院から眺める庭園

池の対岸に浄土を描く浄土宗式庭園で、池の周囲歩く池泉回遊式が多いが、蓮花寺は庭園が小さいため、書院から鑑賞する池泉鑑賞庭園です。










右手前は舟石、左前方に亀島と鶴石があります。
亀島の左後方に蓬莱山の石組がある構図になっています。





書院から見える土蔵










本堂










書院内部










書院から出ての撮影は禁止です。
本堂には本尊釈迦如来像があるのですが、厨子に入っていて見ることはできません。
鎌倉時代の阿弥陀如来像は見れます。天井にはかつて狩野探幽が描いたとされる龍の図がありましたが、明治期に失われ、1978年仏師の西村公朝によって復元されています。






半夏生、エゾミソハギ、麒麟草、紅花山芍薬、ネジキ、アワブキ、アワブキショウマ

2019-06-09 21:19:45 | 2019 花


半夏生

白くなりはじめてきました。















アメリカ半夏生

日本の半夏生のように白くなりません。





エゾミソハギ 京都府絶滅危惧種

近畿では自生地が非常に限られ(府内北部と淡路島のみ)絶滅のおそれが高くなっています。
湿原や海岸の水湿地に群生する多年草で、花期は7~8月です。
分布 北海道、本州、四国、九州、ユーラシア、アフリカ、北アメリカ
京都府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(情報のみ)。











ミズキンバイ





キリンソウ(麒麟草) 京都府準絶滅器危惧種














紅花山芍薬





セリバヤマブキソウ(芹葉山吹草)





ネジキ(捩木)





ツクシカラマツソウ(筑紫唐松)





アワブキ(泡吹)





野薊





ゴモジュ





イワガラミ





アワモリショウマ





ヤブムラサキ





スモークツリー






アメリカテマリシモツケ










誰もいない静寂の南禅寺

2019-06-09 05:26:31 | 2019 新緑


水無月の南禅寺散策です。
朝早かったせいか、境内には私一人です。

三門

人が誰もいない静寂が心地好いです。










誰もいないのでこのアングルから撮影してみました。















法堂




水路閣にも誰もいません。











最勝院


















法堂










僧堂から聞こえる般若心経が静寂を突き破ります。


















牧護庵の羊草















ここのわらべ地蔵さん気に入っています。





紫陽花










花菖蒲








シオカラトンボ、今年初見かも。





















桔梗、ハマカンゾウ、クサアジサイ、ハンカイソウ、ツキヌキオトギリ、オオバウマノスズカケ

2019-06-08 20:45:33 | 2019 花


桔梗





ハマカンゾウ










クサアジサイ





ハンカイソウ










ツキヌキオトギリ









オオバウマノスズカケ





タイサンボク





ビョウヤナギ





キンシバイ





大葉大山蓮華まだ咲いています。














ヤマホタルブクロ





ツクシカラマツ





アリウム ギガンテウム





サフランモドキ





ヒペアスケリア








閑院宮邸の床みどり 再チャレンジ

2019-06-08 15:50:59 | 2019 新緑


先月5/29、京都御苑内の閑院宮の床みどりを投稿しました。
ただかんかん照りだったため、いま一つの出来映えでした。
曇り空の午前中が良いとのことで、再チャレンジです。

今回は南門から入ります。

曇り空です。





私以外にも何人か撮影に来ていました。
皆さんこの新聞記事を見て来られたようです。
さすがにきれいに撮影できています。






今回の床みどり





カメラを床につくぐらい下げます。かなり辛い姿勢です。















なかなか新聞の写真のようにはなりません。





帰りの南門

扉はかなり古そうです。















前回投稿










天気はあまり関係ないような感じです。
時間帯かも知れません。それとカメラと技術の違いも。




金戒光明寺に菩提樹を見に行ってお墓について考える。

2019-06-07 05:35:27 | 定年後生活


よく行く金戒光明寺の菩提樹チェックの散策です。
今回は散策中にお墓について考えてしまいました。





山門
















本堂に向かう石段





本堂





本堂近くの菩提樹開花です。
思いの外よく咲いていました。





























阿弥陀堂前にも菩提樹があります。










極楽橋から三重塔、真如堂同様工事中です





三重塔から市内眺望















墓地を通り西雲院、真如堂に向かいます。





よくここは通るのですが、今回あるものに目が止まりました。
多くの墓石が塔のように積み上げられ、正面に萬霊塔がありした。
墓終いされた墓石でしょうか、それとも長年連絡が取れずにいた墓でしょうか。
これらは年月を経て、無縁仏になってしまい、それを供養しているのでしょうか。





西雲院





本堂前に蓮鉢と新しい石造物が建っています。










開基供養の李朝 石人 望柱石でした。
李朝は朝鮮李朝(日本の江戸時代)の石人ということでしょう。
石人は花崗岩に文官(役人)を彫ったもので、望柱石は墳墓の参道の入口に標識として置かれ、葱の花の形のような擬宝珠をのせた八角形のものです。





真如堂に向かう途中、普段立ち入らない墓地に入りました。














ここにも墓地の一角に萬霊塔が立ち、多くの墓石が隙間なく並んでいます。
誰のお墓なのか判明すらできないです。













真如堂境内の萬霊塔





今回の散策は思いもかけず、三ツの萬霊塔と新たに設置された石像物に出会いました。
墓地を歩きましたので、当然のようにあるべきものだったのですが、自分の墓について考えさせられました。
墓を造ってもそれを守ってくれる人がいなくなれば、結局は無縁墓になるだけです。
あるいは墓石も壊され最悪どこかに投棄されるのでしょう。

私は以前自分の墓について考えたことがあります。
京都以外から出てきた私の選択は、新墓をつくるか、合同墓・納骨堂、樹木葬や散骨、あるいは墓をつくらないという選択肢もあります。
5,6年前に何かで調べたとき、50歳以上のアンケートで、代々の墓37%、新しくつくった墓16%、合葬墓・納骨堂など17%、墓をもたない18%、その他12%でした。
私は当時、合同墓・納骨堂について何の知識もなかったので、ある涅槃堂・納骨堂に見学に行き、お坊さんの話をお聞きしました。
そこは当時で、納骨料金 総骨一霊位30万円以上、分骨一霊位7万円以上
永代供養料は、特別日牌一霊位130万円、日牌一霊位100万円、月牌一霊位30万円、年牌一霊位10万円でした。
供養は値段別になっていることを淡々と話されるのを聞き、失礼ながら家を新築したときの営業マンを思いだしてしまいました。
別のところもとも考えましたが、死後の物件選びでもあるまいしと思いやめました。

私は定年退職前から坐禅で禅寺通いをしていますが、不信心故でしょうか、長年にわたって墓や戒名、位牌に疑問を抱いてきました。
墓はまだしも、戒名と位牌には特に抵抗感があります。

本来のお釈迦さまの教えと墓や戒名、位牌は結びつかないのです。霊も同様です。
お釈迦さまは解脱の方法は説きましたが、死後のことは一切語らなかった。
お釈迦さまも直接のお弟子さんもお墓はなかったのではないでしょうか。

そんなことばかり言っても、変人と思われるだけですが、かと言って、昔からの風習やしきたりと割り切るのにも抵抗があります。
私は60代も後半になり、男性の平均寿命81歳まで十数年です。
先のことを考えても、明日事故や災害、または急病で寿命が尽きるかもしれません。
人生は無常です。
最近、ちまたでは終活とかエンディングノートなどが話題になっています。
私も自分の葬儀や墓のことは、私の意向として決めておきたいと思っています。
現時点では、葬儀は簡略(家族葬)に、お墓は合同墓・納骨堂に、可能なら戒名と位牌は無しでと考えています。
家族の意見も聞きながら、決めれればと思っています。
























花菖蒲見頃

2019-06-06 19:09:14 | 2019 花


花菖蒲見頃です。




















小笹川





七彩の夢 肥後系





暁の峰 江戸系





九岳  肥後系





桜堤 江戸系





島輝





花の雨  江戸系





相生  江戸系





追風  江戸系





新世紀  雑種





扇の的  江戸系





上総乙女 肥後系





弥生鏡  伊勢系





仙女洞  江戸系





清少納言





桃の霞





深海の色 肥後系








まさかの蓮が咲く。

2019-06-06 16:17:29 | 2019 花


植物園の蓮が開花しているのを見て、目を疑いました。
まだ6月に入ったばかりです。
しかも開花している4品種とも淡黄白色なのにも驚きました。

金碧輝煌










冰嬌(ひょうきょう)





鴬々(おうおう)





品種不明





春不老の蕾も膨らんでいます。





睡蓮