京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

建仁寺早朝庭園

2019-06-10 17:08:52 | 2019 新緑


昨日の第二日曜日はいつもの建仁寺坐禅会です。
通常の拝観開始時間は10時ですが、坐禅会の開門は7時、開始は8時です。
私が着いたのは7時、先月に続いて新緑が美しい早朝の『潮音庭』を楽しみます。





本坊に入ります。





潮音庭

本坊中庭に設けられている四方正面の禅庭で、建物内のどこからでも鑑賞できます。
中央には三尊石、その東側には坐禅石が配されています。

南側の小書院より
先月より幾分緑が濃くなった感じです。










東廊下










大書院より










西廊下















〇△□の庭









方丈西庭園






大雄苑










大方丈





坐禅会場





坪庭のわらべ地蔵










坐禅会が終わって外へ出ると拝観待ちの行列ができていました。





勅使門




小堀管長法話は『碧巌録』98則「天平両錯」です。あと2則です。
直日さんより、7月坐禅会・緑陰講座 開始6時半、8月休会、9月より7時半開始に早めるそうです。













新緑の洛北蓮花寺

2019-06-10 05:37:27 | 2019 新緑


左京区にある1662年再興された天台宗の蓮花寺に行ってきました。
ここは黄檗宗様式の建築と江戸時代初期に造営された池泉鑑賞式庭園が有名です。


山門  創建当時のものです。










山門を入ると庫裏まで延びる石畳の参道





鐘楼

桧皮葺き宝形の屋根と格子禅風様式、宇治萬福寺と同形式です。










囲み井戸










石仏群

約3.000体の石仏が並んでいます。かつての鴨川の河原にあった石仏群が掘り起こされたものです。
昔の鴨川は死者の遺棄葬の場でした。死者を供養する石仏が大量に埋設されていたのです。





シライトソウ











ミヤマヨメナ










庫裏に入ります。
室内から見た土蔵正面です。





書院から眺める庭園

池の対岸に浄土を描く浄土宗式庭園で、池の周囲歩く池泉回遊式が多いが、蓮花寺は庭園が小さいため、書院から鑑賞する池泉鑑賞庭園です。










右手前は舟石、左前方に亀島と鶴石があります。
亀島の左後方に蓬莱山の石組がある構図になっています。





書院から見える土蔵










本堂










書院内部










書院から出ての撮影は禁止です。
本堂には本尊釈迦如来像があるのですが、厨子に入っていて見ることはできません。
鎌倉時代の阿弥陀如来像は見れます。天井にはかつて狩野探幽が描いたとされる龍の図がありましたが、明治期に失われ、1978年仏師の西村公朝によって復元されています。