京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

旧三井家下鴨別邸の庭園 紫陽花

2019-06-16 14:11:17 | 京都めぐり


旧三井家下鴨別邸の続き、庭園編です。

建物南側に庭園があります。広さは500坪の池泉庭園です。
苔地の庭が広がり、その南に泉川から水を取り入れた滝流れを持つひょうたん型の池が作られています。





池には石橋が架けられ、その南には芝を張った築山に灯籠や巨大な鞍馬石の景岩を配置し、その周囲を園路を巡らせています。










茶室










粋な障子です。





母屋2階






3階










玄関棟










大正ガラスです。















庭園の紫陽花


































































旧三井家下鴨別邸 重要文化財  屋内編

2019-06-16 07:13:07 | 京都の町 町屋・建造物


久しぶりに旧三井家下鴨別邸に行ってきました。紫陽花が見頃のはずです。
下鴨神社の南に位置し、三井家11家の共有別邸として大正14(1925年)、総領家の三井北家第10代三井八郎衛門高棟によって建築されたました。この地には明治42(1909年)に三井家の祖霊社である顕名霊社が遷座され、その参拝の休憩所とするために建てられたものです。
建築には木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸が主屋として移築されています。
昭和24(1949年)に国に譲渡され、京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで利用されてきました。
近代京都で初期に建設された主屋を中心に、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており、高い歴史的価値を有していることから平成23年に重要文化財に指定されました。

















主屋は南側に設けた庭園に面して建ち、庭園と一体になった開放的な作りです。
3階には望楼が設けられ、東山の眺望を楽しむことができます。






見学入口





中に入ります。





玄関棟から庭園






順路に沿ってまわります。










坪庭 手水石の形は家業の分銅でしょう。





展示室










坪庭





洗面所





裸電球と粋な明かり取り





風呂場





天井の通気口 花形





小物入れ











坪庭





茶室 中に入れません。





庭園の見える和室



















母屋から見た庭園





母屋の床柱は檳榔樹(ビンロウジュ) ヤシ科の常緑樹、東南アジア原産





引き手には木の節が使用されています。









襖の引き手 

家業にちなみ分銅型です。三井家は両替商もしていました。





南側廊下





灯籠と手水石










建物内は一部(肖像画、杉戸絵)撮影禁止です。

次回は庭園散策です。あじさい苑の紫陽花は見頃でした。