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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『俵屋宗達 傑作10選』日曜美術館

2014-04-23 06:15:10 | 美術・博物館


今回の日曜美術館は『 夢の宗達 傑作10選 』です。

俵屋宗達は江戸時代初期( 慶長から寛永年間に活動 )の画家です。生没年は不詳です。
通称は野々村宗達、号は「伊年」あるいは「対青軒」などです。

現在、東京国立博物館で特別展「栄西と建仁寺」が開催されています。
京都・建仁寺が所蔵する数々の名品の中で、最も注目されているのが、ご存知の俵屋宗達の最高傑作「風神雷神図屏風」です。
今回の日曜美術館は、日本美術史を代表する名品が公開されるのを機に、宗達の魅力を伝える作品が紹介されました。


傑作選1 建仁寺の国宝
『風神雷神図屏風』















江戸時代、尾形光琳(1658~1716)が宗達の影響を受け、琳派の様式を確立しました。
光琳の代表作のひとつ『燕子花屏風』





光琳の『風神雷神図屏風』、宗達の模写です。
江戸後期の琳派絵師、酒井抱一も宗達の風神雷神図を模写しています。





傑作選2
『扇面散貼付屏風』
















傑作選3
『平家納経願文見返し』「鹿図」







傑作選4 光悦との合作です。
『鶴図下絵和歌巻』






傑作選5
『四季花鳥下絵新古今和歌色紙貼』




























傑作選6 フーリア美術館(米国ワシントン)
『雲龍図屏風』






傑作選7
『蓮池水禽図』







傑作選8
『牛図』






傑作選9
『松島図屏風』





傑作選10
『蔦の細道屏風』
伊勢物語の最後の一場面、業平東下りを描いた作品です。
人びとがさまざまな思いを胸に通りすぎてゆく峠の細道、ぞれを緑と金の世界で表現しています。極めて斬新な構図に驚きます。
私の好きな一枚です。