京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

葵 祭 2017

2017-05-16 05:34:09 | 京都めぐり

今年も京都の三大祭りの一つで最も歴史のある葵祭に昨日行ってきました。
葵祭は「賀茂祭」とも言われ起源は6世紀に遡ります。祇園祭同様、歴史と伝統に彩られた祭りです。
葵祭の行列は京都御所を10時半に出発し、下鴨神社で「社頭の儀」を行い、上賀茂神社に向かいます。
私は昨年同様暑さを避け、下鴨神社から上賀茂神社に向かう賀茂街道にしました。

15時葵祭の行列を先導する検非遣使志の役人が見えてきました。
現在の警察です。










検非違使尉
検非違使庁の役人で五位の判官。志の上役で行列の警備の最高責任者です。










山城使 山城介で山城国司の次官五位の文官です。
賀茂の両社とも洛外になるので、山城の国司の管轄区域になるため警護の任についています。
















牛車 御所車といわれ勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾り牛に引かせます。





フタバアオイが時間が経ち萎れています。京都御所出発の際は生き生きしています。





皆さんわらじです。慣れないので疲れそうです。





勅使
天皇の使いで、行列中の最高位者。四位近衛中将がこれを勤めるので、近衛使とも言われます。






風流傘
大傘の上に牡丹や杜若など季節の花(造花)を飾り付けたもの。















斎王代列が見えてきました。
女人列といわれ斎王代を中心にした列です。




















斎王代です。
斎王は平安時代には内親王が選ばれました。現在は未婚の市民女性から選ばれるので斎王代と呼ばれます。
今年の斎王代は同志社大学の二年生19歳です。






































牛車 斎王の牛車で俗に女房車です。
この牛車には、葵と桂のほか桜と橘の飾りがつきます。










行列の最後です。




賀茂街道は緑が多く、日差しもさえぎり行列観覧にとてもいいです。