昨日は前夜から降り続いた雨が午前中まで残りました。
沖縄などで梅雨入りしたとのニュースを聞き、季節のうつろいを強く感じました。
今年は桜の時期を逃してしまった山縣有朋の別邸無鄰菴に一昨日行ってきました。
新緑の今の季節も私の好きな景色の一つです。
無鄰菴入口
拝観受付近くには茶室で見かける待合があります。
七代目小川治兵衛の作の庭園に入ります。
新緑の美しい庭です。
回遊式庭園を歩く前に木造二階建の母屋に入ります。
今回は母屋から眺める開放的な芝生の丘と東山の景色をお届けします。
明治の元老山縣有朋もきっと同じ景色を見ていたと思います。
床の間の生け花は花菖蒲と青もみじです。
母屋から中庭の景色
生け花はシラン
もう一室から見る景色
新緑がきれいです。
母屋を出て庭園を歩きます。
琵琶湖疏水の水を引いた流れにかきつばたが咲いています。
母屋
沢飛石を渡り撮影
三段の滝も配しています。
青苔もきれいです。
藪内流燕庵を模して造られた茶室
母屋
日露開戦直前のわが国の外交方針を決める「無鄰菴会議」が行われた洋館
無鄰菴は1941年山縣家より京都市に譲渡され、1951年には近代の名園として国の名勝に指定されています。
茶室と母屋二階は有料で貸し出しされています。