今年も京都の三大祭りの一つで最も歴史のある葵祭に昨日行ってきました。
葵祭は「賀茂祭」とも言われ起源は6世紀に遡ります。祇園祭同様、歴史と伝統に彩られた祭りです。
葵祭の行列は京都御所を10時半に出発し、下鴨神社で「社頭の儀」を行い、上賀茂神社に向かいます。
私は昨年同様暑さを避け、下鴨神社から上賀茂神社に向かう賀茂街道にしました。
15時葵祭の行列を先導する検非遣使志の役人が見えてきました。
現在の警察です。
検非違使尉
検非違使庁の役人で五位の判官。志の上役で行列の警備の最高責任者です。
山城使 山城介で山城国司の次官五位の文官です。
賀茂の両社とも洛外になるので、山城の国司の管轄区域になるため警護の任についています。
牛車 御所車といわれ勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾り牛に引かせます。
フタバアオイが時間が経ち萎れています。京都御所出発の際は生き生きしています。
皆さんわらじです。慣れないので疲れそうです。
勅使
天皇の使いで、行列中の最高位者。四位近衛中将がこれを勤めるので、近衛使とも言われます。
風流傘
大傘の上に牡丹や杜若など季節の花(造花)を飾り付けたもの。
斎王代列が見えてきました。
女人列といわれ斎王代を中心にした列です。
斎王代です。
斎王は平安時代には内親王が選ばれました。現在は未婚の市民女性から選ばれるので斎王代と呼ばれます。
今年の斎王代は同志社大学の二年生19歳です。
牛車 斎王の牛車で俗に女房車です。
この牛車には、葵と桂のほか桜と橘の飾りがつきます。
行列の最後です。
賀茂街道は緑が多く、日差しもさえぎり行列観覧にとてもいいです。
実は昨日、母がツアーで葵祭を観に行ったのですが
観覧席だと殆ど見えず、斎王代がいつ通ったかもわからなかった。。。というのです。(^^;;
定年後生活さんのブログではいつもきれいにお写真がアップされているので
ツアーではなく個人で行って、賀茂街道で観るようにしたほうがよさそうですね。
来年都合が合いそうなら、母を連れて参加したいと思います。
葵祭は雅で優雅で素敵です。
これぞ王朝文化の神髄と感じます。
お祭りに合わせて京都に行くのが難しいので、様子が拝見できてよかったです。
この季節は混み合って大変なのかと思っていましたけど、この辺りだとゆっくり観覧できそうですね。
来年は早めに計画をねって観に行こうかしら。
お母様昨日観覧席でご覧になられましたか。
観覧席は見物には良いように思いますが、観覧席最前列以外ですと写真撮影はできにくいのです。
立ち上がれないからです。
私は以前は京都御所にしてましたが、かなり早く場所取りしないといけないのと、暑い年は大変でした。
それで昨年から賀茂街道にしました。混まずに涼しいのがなによりです。
ただ行列通過が午後3時になります。
時間さえ許せばお勧めです。
京都御所を背景に撮影するのは魅力的ですが、観光客が多過ぎてなかなか撮影すらままならないのです。
長時間立って行列を待つのはかなりハードでした。
街中の撮影は味気ないので、昨年から賀茂街道にしました。緑のなかを進む行列も味わいがあります。
なお葵祭は雨天のときは翌日になります。
機会がございましたら、お勧めいたします。
葵祭1度は行きたいと思いますがあの人混みを想うといけませんが、京都さんのお写真でゆっくりと葵祭を楽しませてもらいました。
京都御所はあまりに混雑して疲れてしまいます。
それで昨年より賀茂街道にしています。
ここは空いているのと、至近距離から見えますので非常に気にいっています。
ありがとうございます。